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▼男に求刑超す懲役19年 大阪地裁、ネパール人殺害で
大阪市阿倍野区で昨年１月、ネパール国籍の飲食店経営、ビシュヌ・プラサド・ダマラさん（当時42）
が殺害された事件で、殺人罪などに問われた彫師、白石大樹被告（22）と、友人の無職、白石美代子被告（23）
の裁判員裁判の判決で、大阪地裁は11日、大樹被告に検察側の求刑懲役18年を上回る懲役19年を言い渡した。
美代子被告については「死の危険性の高い行為と分かっていたとは認められない」として、傷害致死罪を
適用し、懲役９年（求刑懲役15年）とした。両被告は公判で殺意を否認していた。
長井秀典裁判長は判決理由で、大樹被告が「面白半分に被害者を襲い始めて事件の発端を作り、暴行の
大部分を自ら行った」と指摘。美代子被告については、暴行の程度が比較的軽く、大樹被告らによる暴行
も断片的にしか見ていなかったと判断した。
判決によると、大樹被告は昨年１月16日未明、通りすがりのダマラさんに突然殴りかかり、頭を路面に
踏みつけるなどした上、建築工の伊江弘昌被告（22）＝公判中＝と自転車を投げつけたりして殺害。
美代子被告もダマラさんを多数回蹴った。
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彫師、白石大樹被告（22）
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白石美代子被告（23）
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