11/12/05 00:32:49.57
>>547
鑑定人が慎重な発言をしていたっていうのは、あくまで佐野本の表現。
無罪になった一審判決でも、この血液物質自体は証拠採用されているし、逆にそんな
自信のない鑑定を提出していたら鑑定人の責任問題。
鑑定人はあくまでフリーのジャーナリストである佐野氏に、予断を持たれないように
言葉を選んだのを、佐野氏は逆に鑑定人に自信がないような表現に、意識的にしたと
いう方が、充分ありうる。
実際本当に血液型も不明なただの手垢なら、弁護団ももっとその点をついてるはずだろう。
大体佐野本は、読者に冤罪をアピールするために書かれた本で、公正な立場にない。
ゴビンダ受刑囚が裕福な家庭出身とか、家族がどれだけ嘆いているかだけを必死に記述して、
そもそもその家族が月額手取り21万円の受刑囚に、2月には30万円なんてとんでもない送金を
依頼したことは一切触れようとしない。
前にも上がっていたアリバイの件でも、この電車を逃せば15分も待つなら、そりゃ間にあうために
急ぐだろうなんて、通常の心理を無視して「息を切らしたネパール人が強引に乗り込んだという
証言もない。」なんて無茶苦茶な主張してるし。
佐野本を基本に論じることは、どうかと思うな。
ついでに、その日の21時にはバッグは通常の状態だった目撃者がいるのに、現場では取っ手が
千切れてて、その取っ手に血液物質が付着していたら、事件時に付着したって考えるのが
いわゆる推認。
この点は一審判決も認めてるはずだけどな。