12/06/12 18:43:10.96 xLHMebbg0
るろ剣の作者によれば、バッドを喜んで書いてる奴はプロ失格らしい。
―では先生のモットーである「笑顔とハッピーエンド」というのは、そのころに考え始めたものですか。
●和月 そうですね。少しずつそっちのほうに寄っていった、という感じですかね。
誤解のないように、ちょっとここははっきり言いたいんですけど……
エンターテインメントの基本は「笑顔とハッピーエンド」というのは、あくまでも基本。
応用をきかせることは、もちろんできると思っています。
例えば『デビルマン』は、バッドエンドですけど、あれはすばらしい応用がきいているから、
エンターテイメントとしておもしろいですよね。
―バッドエンドはあくまでも応用なんですね。
●和月 バッドエンドを描くなら、基本は笑顔とハッピーエンドだ、ということをおさえた上で描かないと。
プロの物書きが、バッドエンド自体を楽しんで描くようだったら、その姿勢は違う、と言いたい。
バッドエンドはあくまでハッピーエンドの影です。影を描くことももちろんあるけれど、
影「だけ」を描いて楽しんでいてはだめだ、と俺は思います。