12/04/01 22:36:26.10 +WcPuCv40
●ECDの作り方(メンタル)●
現在、レビューサイトは非常に弱い立場にある。
思えば、ボクがサイトを開いた1998年辺りは最初のレビューサイトの興隆期で、とにかく沢山のレビューサイトができた。
当然、数が増えればバラエティもできてくる。どんどん個性的なサイト、フェティッシュなサイトが増えた。もちろん、我がサイトは一点突破系の典型。
しかも、2000年辺りはそれらレビューサイトでの嗜好なり主張なりが、ブランド側からフィードバックされてきたのだ。汁ゲも一気に増えた。
これが世界の狭さの強み。この頃はサイトをやってて充実感があった。
しかし、今は全く状況が違う。その最大の要因は、もちろん2ちゃんねる。速報性は言うまでもなく、フェチ・ネタ系の情報量においてもレビューサイトを圧倒。
その巨大さと機動性の前に、レビューサイトから何かを発信できる状況ではなくなってしまった。
今や、レビューサイトはプレーヤーの意見を代弁し流れを作る存在では到底なく、98年以前の姿、つまり、データのリファレンス的な使われ方が主になってきたような気がする。
今からネタ系主張系サイトで人を集めるのは、結構大変そう・・・。
しかしですね。そんなデータベースみたいなレビューサイトがいくつもあったところで、しょーがない訳だ。
「ストーリーはなかなか良好で、テキストも読みやすいです。ただ、キャラがちょっと弱いかな、と感じる部分もありました。システムは軽快でした。
後、エロが期待していたよりは濃くって良かったです。音楽最高!75点ってとこかな?」
↑こういうバイアスのほとんどかかってないレビューは確かに有用。ではありますが、こういうのはどこかで誰かが1つ書けば十分な訳ですわ。
レビューサイトとして存在意義があるもの、自分自身への備忘録以上のものを書こうと思うと、こういうデータの羅列から更に一つ踏み出す必要がある。さて、どうすれば?
レビューを書くときに一番重要なものは何か。
それは当然、自分自身であります。
先に例として書いたバイヤーズガイド的なレビュー、ああいうのはデータであって、レビューじゃない。
実際、それが読まれる時、読者はデータを見ているのであって、レビュワーを見てない。一生懸命レビューを書いたのに、これでは寂しい。注目されたいからサイトやってるっちゅうに!