12/01/20 10:33:52.08 bpvAZrEl0
例えば、今まさに使っている「箇条書き」。「システム」「ストーリー」などの項目を設定し、それぞれの内容について分けて書く。
これはわかりやすさのモデルのような書き方だけど、読む側的には「箇条書きのそれぞれの内容は互いに連続してない」という先入観がある。
したがって、読みたいところの項目をいきなり読まれて、それ以外読まれない可能性も大いにあるんだ。だから、ボクは基本的には箇条書きにしない。
実際、内容的には分けているんだけど、やっぱり流れで読んでもらいたいので・・・。
レビュー内で極論を言い過ぎた時も付け足したくなるけど、これも度が過ぎると「このゲームはクソ!でも、そうでもない部分もある!ここなんかは結構いい!こういう人ならむしろ良いかも!」
みたいになって、何が言いたかったのかわからんようになる。ここら辺のフォローの手加減は毎度毎度苦労いたしますな。
・同じく、ギャグとフォントいじりも諸刃の剣
さっき言ったように、レビューは読み飛ばされるもの。書く方としては文章の単調化に対して病的に近い恐れがある。
そこでネタやフォントいじりを文章に混ぜこみ、できるだけ注意を継続させようとする訳だが。
笑いのセンスはモロに感性が出るところなので、ネタを入れることはレビュワーの個性を出すためには絶対的に有効。
しかし、ネタを入れすぎて、論旨を覆い隠すほどになると逆効果。
ボクがよく使う、「これって要するに○○」だ、というパラフレーズ(言い換え)もゲームを印象づける有効手段であるが、
「このゲームってみゆきみたいだよね!タッチみたいでもあるよね!H2みたいでもあるよね!虹色とうがらしみたいでもあるよね!」ってなってくると、
ゲームをやってない人が読むとどんどこゲームのイメージがぼやけてしまう。あと、例えがどれぐらいの人に通じてるかも考えねぇと罠にはまるぞっ(←自戒)。
同様に、フォントいじりもやり過ぎに注意。フォントいじりは簡単な操作でてっとり早く注目させる効果があるが、それゆえ使いすぎてしまう誘惑がある。ボクも昔は使いまくった。
しかし、フォントいじりの使い過ぎはかえってポイントを拡散させてしまい読みにくくなる。
よくクラスのクソ真面目な娘が教科書一面に色とりどりの下線をひき、何が覚えるべきことなのかさっぱりわからんようになっているのを見るけど、それと同じ。
今のボクの太字、拡大文字は、「それを追っていけば大体の論旨が見える」という、ハリーポッター的な基準で使うように努力しております。
しかし、ネタ系にインフレは付きもの。ギャグを見事な手加減で切り上げるのはほとんど不可能だが・・・。
・最後にまとめで好感度アップ
散々電波と主張をばらまいた後はまとめ。
もちろん、「わかりやすさ」という点で絶対にまとめは必要だが、このまとめ付近で、自己主張・電波レビューの部分でフォロー仕切れなかった真人間的な視点での意見をまとめて入れておくといい感じ。
「とは言うものの、萌え系の人なら大喜びかも★」「でも、さすがに音楽はワールドクラスだ、にえるかーる★」みたいな感じであくまで蛇足的に、かる~く付け加えることで、
レビューとして個性を保ちながら、ある程度の一般性を得ることできる。
こういう部分は書く側にとってはど~でもいいことなんだが、読む側の信頼感に繋がるし、ひいては電波的主張の部分へのシンパシーをも期待できるかも知れない。
特に、ネタ系レビューがたまに発するまともな発言は、「いつもはツッパってるアイツだけど、意外といいところあるじゃん・・・」という胸キュン効果がある。ネタ系のメリットはここ。
「もちろん、世の中の道理はわかってる!でも・・・・でも・・・・、ボクはやっぱり言わずにいられないんだぁ!」と自分の異常な部分と世の中の常識との差をわかってますよ~と匂わしてしておくと、
読み手の「ムチャクチャなことばっかり言うんじゃねぇ!それは違うだろ!」というつっこみに対して機先を制せる!延々と真面目なレビューだったら、こうはいかないですよ。
散々偉そうなことを言っておきながら、それに対する批判には「ボク・・・ボク・・・・キチガイだからわからない!」とかわす。そいつがオ~レのやり方~♪(こんなこと言ってもええんかなぁ・・・)