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anan1829号「ガンダム」「マクロス」特集より マクロスＦのみ投下
『 』＝Wiccaさん、フリーライター。他の文章は別のライターによるもの
●ＳＴＯＲＹ
異星生命体バジュラの脅威から人類を守るために戦うアルト。ランカとシェリルが歌の力で
戦局を変えていく。恋敵でもあり、共に闘う仲間でもある二人の絆も見どころの一つ
●キャラ紹介
早乙女アルト：歌舞伎の名門の跡取り息子だったが、家を飛び出しパイロットになる事を選ぶ。
ランカを心配しつつも、男としてシェリルにより多くの感情を抱くようになる。
シェリル・ノーム：銀河の妖精と呼ばれるトップシンガー。
高飛車で毒舌の自信家だが、努力を惜しまず、凋落の悲哀も味わう。アルトに対して次第に素直な
女心を見せるようになる。
ランカ・リー：中華料理店でアルバイトをする少女。シェリルに憧れて歌手を目指すが、やがて
シェリルと並ぶアイドルに成長。アルトをけなげに思い続けるが上手く伝えられない。
●三角関係を勝ち抜くヒントが隠れていると本編での描写を元にした解説
「ヒント１：女の真意を読んで行動できる男は少ない」
（21話「さようなら大好きでした」シーン）
ランカは自分の歌がバジュラを倒す兵器として使われることに疲れ、アルトに“好き”と告白しながら
別れを告げる。
『アルトが好きだから、役に立ちたい。でもバジュラを殺すために歌いたくない。
その辛い気持ちを分かって欲しかったのに、アルトは理解できませんでした。
好きな気持ちを別の行動で表しても男には伝わらないという悲しい現実を教えてくれます。』
「ヒント２：どんなに一途な気持ちより、タイミングを逃さない俊敏さ」
（11話、失敗クッキーを持ったランカ＆20話、よろけたシェリルを支えるアルトを目撃したランカ）
忙しい仕事の合間を縫って電話をしたり抜け出しても、なかなか会えないランカ。
しかもシェリルとアルトのキスや抱擁シーンを偶然、目撃してしまう。
『間が悪かったり、タイミングが合わないというのは、恋においては実は致命的だということ。
一途な想いが通じるとは限らないようです。』
「ヒント３：敵の敵は味方でもある!?同じ男を愛する者同士の絆」
（15話、病院でのランカとシェリルの歌合戦シーン）
お互いのアルトに対する気持ちを知り、恋の鞘当てをヒートアップさせているランカとシェリル。
険悪になってもおかしくないのに、二人の間にはかけがえのない絆が生まれた。
『蹴落とすのではなく、自分のやり方で正々堂々とぶつかれば、恋以上の収穫を手にすることも
ある、という好例です。』
「ヒント４：一緒にいる期間の長さで心の距離は近くなる」
（23話アルトとシェリルが一緒に台所に立っているシーン）
アルトとランカ、シェリルの関係は、その時に一緒に過ごす時間の長いほうが一歩リードしていた。
『中身や相性も重要ですが、一緒にいなければ、それを知ることすらできません。
物理的な近さや時間の長さは大事なのです』