12/07/13 15:07:34.42 irks83Dr0
唯「あ、あずにゃん…い、イチゴ食べたかったんだねぇ…」（涙目で笑顔）
梓「」（何か凄く悪いことをしてしまったという罪悪感に苛まれる）
唯は以前電話で相談したことから梓が自分がケーキのイチゴを大事にしてることを知ってることを知ってるから
それが自分にとって酷いことだとわかっている梓がどうしてそういうことをするのかと凄く戸惑って
ひょっとしたら自分は梓にそんなことをされるくらい嫌われてしまったのかと沈みかけて
ううんきっとあずにゃんは凄くイチゴが好きでどうしても食べたくなって我慢できなくなったんだよと無理やり浮上させて
だけど梓のことをよく知っているがゆえにその論法に無理があるとわかりつつも
それを押し通すことでネガティブな自分を表に出さないで否定してしまえるように
涙目になりつつも必死にいつもの笑顔を作って梓に笑いかけるんじゃないだろうかと思う
梓は唯がイチゴを大事にしていることは当然知っているものの
ちょっと困った顔を見てみたいというのと自分がそういうことをしたらどういう反応を見せるのかという好奇心で
また同時にそれくらいのことをしても自分が唯に嫌われることはないという無意識の思い込みから
比較的軽い気持ちで唯のイチゴを横から食べてみたけれど
思いのほか唯の反応が重々しくてひょっとしたら自分は取り返しの付かないことをしてしまったのではないかと思い
すぐに謝ろうと思うもののその直前までの自分の行動理由が余りに稚拙だということから口に出せず
そういうところがダメなんだと自己嫌悪に陥り
そんな自分がどうしてこの人に好きでいてもらえると自信満々でいられたのかと不安が募り
きっとこれで決定的に嫌われてしまったと今までの楽しかった日々はもう戻ってこないんだと
そんな思いから自分も気づかないままぽろぽろ泣き出してしまうんじゃないだろうかと
梓が泣き出したことで唯は本当にわけがわからなくなってどうしようと混乱するけれど
それが自分のせいだとかそういうのは置いておいて
あずにゃんが泣いているのなら自分がすることはただ一つだけだってぎゅうっと梓のことを抱きしめて
梓はもう得られることがないと思っていたその感触が突然訪れたことに驚いて
自分をやさしく抱きしめてあやしてくれる唯の姿に先程の不安は思い込みだったんだと気づかされ
それがどうしようもなく嬉しくてぎゅっとしがみついて声を上げて本格的に泣きじゃくる
のではないだろうかと思う