12/06/22 23:54:39.27 20slKkPT0
それから、約十年後。
憂の元に突然「唯が無くなった。」と言う知らせが入った。死因は心筋梗塞らしい。
なかなか起きてこないので、養豚場の人が様子を見に行くと、ベットの上で息絶えていたと言う。
ベットの傍らには、
(塗装がほとんど剥げて今にも割れそうな)うんたん♪と、
(ボードが凸凹でネックが曲がり、弦がすべて切れて演奏など出来ない)ぎーた
が置いてあった。
唯は一生を通して人間の友達が出来なかった。唯があまりにも池沼すぎたのでみんな逃げていった。
(のどたたん、りった、あずなん、なかよし学校の生徒・・・)
結局は非生物の友達しかできなかった。
その中でも、うんたん♪やぎーたは最期まで唯を裏切らず友達であり続けた。
連絡を受けた憂はすぐに唯の遺体が安置されている病院へ向かった。
約十年ぶりの再開である。
唯の顔を見ると、今までにない安らかな表情をしていた。
憂「お姉ちゃん。お仕事がんばってたんだね。おりこーさんだったね。うれしいよ。」
憂「今晩はお姉ちゃんの大好きなハンバーグにしましょう。ご褒美にアイスもあるわよ。」
憂「うんたん♪とぎーた。今までお姉ちゃんと仲良くしてくれてありがとう。
天国に行っても仲良くしてあげてね。」
こうして、唯は憂に見守られ、うんたん♪とぎーたと共に天国へ旅立った。
(天国では人間のお友達が出来るといいね。唯ちゃん。)
ENDでつ。