12/02/15 00:58:04.47 bZ9zj777P
>>228
ラストまで見ないと安心出来ないぞ俺
大分疑心暗鬼が進んでるぞ俺……
見届けるまで寝ないけど成立しなかったら寝るに寝れないぞ俺
230:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 01:32:58.13 5erylM6tP
こっからひっくりかえったら間違いなく魔女になるw
231:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 02:19:08.61 /T4aKSNM0
>>228
気が変わらずにちゃんとハッピーエンドでよかった
心臓押し潰れそうになったけど
232:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 15:45:04.29 8pFnUnlF0
>>228
良いssだった
どうなるかと思ったが後半は2人が幸せそうでよかった
233:ベッドの本体はマットレス(1/5)
12/02/15 23:04:38.67 f3WhDVVj0
昼休み
教室にて
恭介「それでね。退院して家に着いて、最初に思ったことは久しぶりに自分のベッドで寝れるって事で…」
中沢「うんうん」
さやか「…」 ←関係ないふりして恭介と中沢君の会話に耳を傍立てるさやかちゃんの図
恭介「…で、実際に寝てみてもやっぱり、家の布団はいいなぁと…」
中沢「うんうん」
さやか「…」ウロウロ ←実は恭介に話しかけたくて中沢君との会話が終わるのを待ってるさやかちゃんの図
恭介「…けど、最近どうも寝苦しいし、起きた時の体調が…」
中沢「そうなんだ?」
さやか「…」ソワソワ ←中沢早くどっか行かないかなーとか思っちゃったりしているさやかちゃんの図
恭介「…で、親に相談してみたら、マットレスが劣化してきているんじゃないかという事なんだ」
中沢「ふーん。そんなもんかねぇ」
恭介「うん。早々劣化するようなものじゃないんだけど、僕の使っていたマットレスは父のお下がりだし、マニフレックスって言って、元々それほど長持ちしない素材らしくて」
中沢「へー」
さやか「…」ピタッ ←なにやら自分に有益な情報が出てきそうな事を察知したさやかちゃんの図
恭介「それでね。両親と話し合った結果、明日の朝に今のやつを処分して、放課後に新しいマットレスを買いに行く事になったんだ」
さやか「…!」←ビンゴだったさやかちゃんの図
中沢「へー。良かったじゃないか」
恭介「全くだよ。これでまたぐっすり眠れる」
中沢「そういえば、マットレスっていくらくらいするんだ?」
恭介「ピンキリらしいよ。けど、あまり安いのは、かえって身体に良くないらしい」
中沢「へー。そうなんだ?でも、いいなー。新しいマットレス!ウンとやわらか~いやつ買っちゃえよ!」
恭介「それが、男性はあまり柔らかいものは良くないらしいんだ」
中沢「へ?そうなの?」
恭介「うん。男性は女性よりも体重が重いだろう?だから、あまり柔らかすぎるマットレスは腰を悪くするらしくて。…今思ったけど、僕が成長したからマットレスが体重を支えきれなくなっただけだったりして」
中沢「ふ~~~ん。そうなのか。じゃあ、柔らかいマットレスは女性向けってこと?」
恭介「まあ、乱暴な言い方をしてしまえばそうで合ってるんじゃないかな」
さやか「…」ピクピクッ←耳だけ動くさやかちゃんの図
234:ベッドの本体はマットレス(2/5)
12/02/15 23:05:59.58 f3WhDVVj0
中沢「さっきは処分するって言ってたけど、どうするんだ?まだ使える可能性も出てきたみたいじゃないか」
恭介「うーん…。けど、どうせ他の家族は自分のが有るし。家に有っても邪魔になるだけだしね。当初の予定通り、そのまま粗大ゴミかな」
中沢「リサイクルショップ行けば売れるんじゃない?」
恭介「いいよ。売れるか分からない上に、持って行くのも大変だし」
中沢「ま、そっか。マットレスなんかワゴンか軽トラックでもなきゃ運べないもんな」
恭介「そういう事」
さやか「…うむ」←腕組をし、大仰に頷きながらその場を離れるさやかちゃんの図
さやか「おーい!まーどかー。ほーむらー」
まどか「どうしたの?さやかちゃん。上条君達の会話に聞き耳立てて。なんかすっごい怪しい人みたいだったよ?」
ほむら「本当ね。っていうか、みたいじゃなくて、本当に怪しいかったわよ。なにか良いからぬ事考えてないでしょうね?」
さやか「…。な、なんだ二人。失敬な。別に変な事なんか。……考えて無いって」
ほむら「何詰まってるのよ。何よ。何考えてたのよ。言ってみなさい。友人として、せめて犯罪に手を染める前には手を下してあげるから」
まどか「さっきまでのさやかちゃん、すっごい悪そうな顔してたよ」
さやか「…」
まどか「何考えてたの?さやかちゃん」
さやか「…二人とも。折り入って頼みがある…」ゴゴゴゴゴ
まどほむ「「はあ…」」
翌日朝午前7時
上条家前
恭介「よいっ…しょ…!!」ドサッ
恭介「…ふう。やっと外まで出せた。あとは業者が引き取りに来てくれるって話だよね」
恭介「さあ、学校に行く準備しよう」スタスタ
バタン
235:ベッドの本体はマットレス(3/5)
12/02/15 23:07:13.31 f3WhDVVj0
上条家の庭
さやか「…行ったか。さて、準備は良いね?二人とも」ガサッ
まどか「ねえ、ホントにやるの?さやかちゃん…」ガサッ
ほむら「私、なんでこんな事に付き合ってるのかしら」ガサッ
まどか「それは今朝、さやかちゃんが態々私たちの家まで迎えに押しかけて来たから…」
ほむら「…朝5時に家のチャイムを連打されて渋々ドアを開けたときに立っていた時の美樹さやかの顔…。今思い出しても殺意がふつふつと湧き出してくるんですけど」
さやか「まあまあ。堅い事言うなって!ほむほむぅ!」
ほむら(鳥肌っ!)ゾワッ
まどか「テンション高いなぁ。ちなみに私の時なんてさやかちゃん、朝4時半に魔法少女姿で部屋の窓に張り付いてノックして来たんだからね。その時の私の心境を想像し、200字以内で述べよ。ほむらちゃん」
ほむら「…私なら『うわ。こいつ殺してえ』ね」
さやか「あっはっはー!相変わらずほむほむはツンツンですなー!まるで野犬を保護したみたい!」ツンツン
ほむら「…喉笛噛み切ってやろうかしら」イライラ
まどか「まあまあ…」
さやか「…さて。作戦の確認をするよ?」
まどか「ねえ。もう一回聞くけど、本当にやるつもりなの?さやかちゃん…」
さやか「もっちろん!!」
ほむら「…上条恭介の捨てたマットレス回収作戦、か」
まどか「多分犯罪なんじゃないかなー」
さやか「…だって、欲しいんだもん。せめて、寝るときに恭介の匂いに包まれていたい。この純粋な乙女心がわからんのか!?」
まどか「まあ、さやかちゃんの気持ちも分からなくはないけど…」
ほむら「なんていうか…引くわ」
さやか「うっさい!ぶっちゃけ自分でもこれはちょっと無いよなーとか思っちゃってんだから、そう言う事言うな!」
まどか「ああ。だから無理やりテンション上げて自分ごまかしてんだ…」
ほむら「何度でも言ってやるわ。引くわ。引くわ。引くわ。はっきり言ってキモイから。出来れば今後はなるべく私に話しかけてこないで下さる?変態さん」
さやか「くそお。このドSさんめ…」ワナワナ
さやか「ねえ…。頼むよ二人とも。協力して?」ジー…
ほむら「…二人ともと言いながら、なんで私の方をじっと見てるの?」
さやか「だって、あんたの力使えば一発じゃん」
ほむら「人の魔法を何だと思って…」プルプル
まどか「…さやかちゃん、じゃあ私はなんで呼ばれたの?」
さやか「んー?…賑やかし?」
まどか「」
ほむら「…そうね。わかったわ。やってあげる。但しこれで貸し一つだからね」
さやか「おお!やってくれるかほむほむ!流石親友!」
ほむら「…時間止めてあのマットレスを盾に仕舞って、ここまで戻ってくればいいのよね?」
さやか「うん!そこまでしてくれれば十分十分!」
ほむら「まったく…」ブツブツ
シュン
236:ベッドの本体はマットレス(4/5)
12/02/15 23:09:03.26 f3WhDVVj0
まどか「行っちゃった」
さやか「頼むぞー?」
ほむら「ただいま」シュン
さやか「おわ!?」
まどか「うわ!?」
ほむら「二人とも何驚いてるの。すぐ戻ってくるのなんて当たり前じゃない。時間を止めてたんだから」
まどか「なら、なんで一瞬私達の前から消えたの?」
ほむら「演出よ」キリッ
まどか「…」
さやか「で、首尾の方は?」ワクワク
まどか「あ!マットレスが消えてる!」
ほむら「今出してあげる。確認しなさい」スッ
さやか「おお!本当に恭介のマットレスだ!ありがとう、ほむら!」
ほむら「…どういたしまして」ニヤ
さやか「ん?」
恭介「あれ?さやか?」
さやか「!?」
恭介「どうしたの?こんなところに一人で」
さやか「へ!?へ!?へ!!?」キョロキョロ
さやか「あ、あれ?まどか?ほむらは!?」キョロキョロ
恭介「ん?さっき玄関に捨てたマットレスだ。どうしてこんな所に?」
さやか「うぇっ!?あ、あう、あー…えっと、そのぉ…」シドロモドロ
離れた場所
ほむら「良く見ておきなさい。まどか。あれが欲望のままに思い人に対して疚しい事をした、哀れな女の末路よ」ヒソヒソ
まどか「びっくりしたー。ほむらちゃん、いきなり変身して私を引っ張って走り出したから、何事かと思ったよ」ヒソヒソ
ほむら「私の眠りを妨げた報いよ。実はさっき時間を止めた時、彼の部屋の窓に軽石をぶつけて外に誘導したの」
まどか「あー。それで上条君、また外に出てきたんだー。…ほむらちゃんGJ。さやかちゃんが慌てふためく姿、見てみたいなぁ」
ほむら「クスクスクス」
まどか「ウェヒヒヒヒ」
恭介「へー。じゃあ、さやかのマットレスも壊れちゃったんだ」
さやか「そ、そうなんだよー。いやー。実は私もマットレス買い換えようと思ってて!色々調べてたらマニフレックスってのに興味沸いたんだ!」
さやか「けど、今まで使ったこと無いし、実際1日寝てみないとわかんないでしょう?それで、恭介の使ってたやつがマニフレックスだって聞えたもんだから、つい…」
恭介「なんだ。そういう事か。いいよ。マットレスくらい」
さやか「えっ!ほ、本当!?」
恭介「うん。使い心地良いといいね」
237:ベッドの本体はマットレス(5/5)
12/02/15 23:10:43.17 f3WhDVVj0
まどか「…切り抜けちゃった」
ほむら「…ねえまどか」
まどか「…なに?ほむらちゃん」
ほむら「私達って、何の為にここにいるんでしょうね」
まどか「…なんでだろうね」
さやか「いやー!ありがとねー恭介ー!」
恭介「ふふ。喜んでもらえて嬉しいよ。よかったら感想聞かせてね」
さやか「もっちろーん♪あんがと!また後で学校でねー!」
帰り道
ヒソヒソ…クスクス…
さやか「ね、ねえ、二人とも…?」ブルブル
さやか「て、手伝って下さいませんでしょうか…?」←通学時間にでかいマットレスを背負いながら、学校と反対方向に向かってのしのし歩いてるさやかちゃんの図
ほむら「自分で持って帰りなさいな」プイッ
まどか「がんばって!手は貸さないけど家まで付いて行ってあげるから!」
さやか「ぬぅおおおおお…!!」プルプルプル
ほむら「てい」グイ
まどか「おりゃ!」グイ
さやか「ぬああああああ!?」ムギュッ
終わり
238:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 23:22:29.40 f3WhDVVj0
以上。スレ汚し失礼いたしました。割とマジに失礼いたしました
リアルでシーリーのマットレス買っちゃったからついついやっちゃったぜ。テンション上がりまくりでssでも暴走気味だぜ
あ、蛇足だけどこの後、さやかの部屋にて
さやか「…ふあー。つ、疲れた…」ドサッ
さやか「あいつら、人が重そうに物持ってるのに手伝うどころか妨害ばっかしおって。友達甲斐の無いやつらめ…」ボロッ
さやか「けど…えへへ。恭介の使ってたベッド…貰っちゃった」ギュッ
さやか「…恭介の匂いがする。なんか、久しぶりだな。昔は今よりずっと近くに居れたから、よく分かったのに…」
さやか「…恭介ぇ。私、もっとあんたの傍に居たいよ…」ギュッ
さやか「…あったかい…」
さやか「…すぅ」
さやか「…すやすや」
さやか(…ん…恭介…)
さやか「えへへ…」モゾモゾ
みたいのがあったトカ無かったトカ?
239:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 23:44:55.76 98O2SoZt0
あれデート編じゃないのか
乙乙
240:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 23:51:01.93 bAEX7qBQ0
さやかが地味に危険な方向へ進んでる乙
241:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/15 23:51:43.09 f3WhDVVj0
>>239
すみません、デート編煮詰っちゃってて…。次来る時はちゃんとやります
こういうそんな長くも無いのは2、3時間もあれば出来るんだけどなぁ…
最近やっと仕事が平常運転に近づいてきたから、そろそろ本気出して書き始めます
242:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/16 00:10:24.49 E59SkUdf0
乙!
日々心身ともに疲れた時は恭さやSSがスーッと聞いて……これは…極楽
243:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/16 00:25:29.96 ZuNQNI8Z0
いつも恭さやをありがとう…
乙!
244:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/18 16:13:29.50 7XWFKFn00
小さい時は2人でお泊り会があったはず
245:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/19 14:55:46.63 nqqgiKWh0
幼稚園から家族ぐるみの付き合いらしいからまあ
246:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/19 22:31:28.86 euobxAMc0
両親はどう見てたんだろうな
247:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/19 23:39:18.51 7b7mtFk9P
幼少期のお風呂タイム及びお泊まり会的なものはあったと思う
それぞれの家にお互いの着替え一式あったり
248:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/20 22:19:52.37 4HvZjSYk0
結構な頻度で泊まったりしてるから恭介母に「さやかちゃんもうちの子になればいいのにー」とか言われてそう
249:名無しさん@お腹いっぱい。
12/02/21 01:30:37.28 pqATU9lQ0
劇場版、恭介が女の子化して恭(ゆき)タソになっちまえばいいのに。
魔法少女になってさやかを蘇らせてもらおう。