11/12/23 22:28:54.98 eGqL/MkUP
リアルだと中学生で嫁になれと言ってる同級生いたら敬遠される気がするわw
601:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:29:09.88 EgYuDco60
確かに絆は分かる気がする
特におりマギの3人が好きと言うマニアックな自分だからこそ
もしヴァイスシュバルツあたりでカード化されるならまどさや仁で絆持ちになりそうなくらい
なんか繋いでいる糸みたいなものを感じる
602:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:30:10.33 NtqdV8Go0
え、うちの学校、普通に結婚済み交際済みって設定でいちゃいちゃしてるのいたけど…
603:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:34:22.03 0uH4LVZ30
まどかにとっちゃさやかは出会いからして王子様で
その後も現在に至るまで事ある毎に守ってもらってて
男子に混じって遊べるくらい運動神経抜群で格好良くて
だけど同性がドキドキするような恋する女の子の顔も持ってる
男が持つ負の部分のイメージだけを全部スポイルして
その上に女の子としての同性の気安さを全部乗せした様な存在だからな
604:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:34:59.80 zUXgxjis0
>>602
ちょっと教員免許取ってくる
605:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:39:06.40 SljU0BDB0
>>603
一体どれだけ属性持ってけば気が済むんださやかちゃんは…
606:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:42:22.28 EeQXa74P0
/:::::/:::::::::::::|:::::/ |::::::::l::::::::::|l::::::::::::::::::::::::::::゙、
,、 l:::::::l::::::::::::/|::/ |::::::| l:::::::::|.l:::::::::::::::゙i::::::::|::l
__,,,,,,_,,,,,...、. /ハ∨i:::::::|:::::::::/__|_l__, |:::::| l、_:::| .l:::::イ:::::::|ァ:::::|::|
,ヘ.. .,ヘ , :: ´: :: : : : : : : : : : : : ミ゙、.|l::::,ィァ:::::'i´ .|l .|::::| l::::丁゙|:メ、l:::::::|´::::::|::|
||゙、\ l.,ペ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ|:∥||::::::/_,,==ミ l:::| レ==ミ、l .:::::::::|ァ::::|:l
_.|| ゙、\||/: : : : : : : : : : : :1: : : : : : : : :i∥∥l::::l∥,;´;;゙i ゙i:l `f;;;゙、キ::::::::::|´:::::|´
/: ::||ヽ=`/: : : : : : ,: : :i: : : : :|: : : i: : : : : ::|: ∥\:::i .l;;;;;;;| .゙l .{;;;;;;;} l::::::::λ::::/
/: : : ::|.レ∥: : : : : /: : ::/i: : : :|i: : : |i: : : : : :|´´:i:::::|゙、i弋;;リ ,,=-、;,-=-、弋;;リ .|::::::/丿/|
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./: : : : : : : : :|: : : : :/:_,,.+‐'´i: : :| i:ゝ、l__i: : : : :|: : |:::|ト_,,,,iill|||||||||災|||||||||li,,_|::// ./
/,i: : : : : : : : ::|: : : ::i´: :∠_ミ .i: : | ,=ミ、、゙i: : :::|: :l:::::|;::::゙゙゙';''';'゙゙゙.、.__ ,.゙゙゙'''''';゙゙゙ | / ´
∥,l: : : i: : : : : |: |: : ::|: /,;´゙;, `' .i: | `,;´゙;;iヽ|: : : |:/゙ヘ,:|\:/ ゙┌└ v=┘┐゙ レ
i/ .|: : :i : : : : 人:i: : ::|∥l;;;;;;;l ゙'゙ l;;;;;;;;l .゙iiλ/゙:::/ \_,,,.<゙ >、____
'i/ |: : :i: : λ/ ∨: : | 弋;;リ ,,=、,,=-、ヘ;;;;リ l: :゙: :/=ー/  ̄¨'''''i-i'''"¨ ̄´ /ー-.、
.' |: ∧: /.|::l l: : ::| 、、、. .,;,il|||||||||||||lii;,, 、、.l : : / l -=== ><==丶 / i,
.|/ ∨ \i |: : ト_;,,,iill|||||||||災||||||||||lii;,_|: :/ i | _, イ / |\ ./ .i,
' .| ヽ .∨| .i ``゙゙゙゙゙≧___≦゙゙゙゙゙´´ |/ |/ .|__,,// / | i\ i ./ i,
_____,,,,=「 ト、,,_f--、 ,! / ./=| i, 丶l ./ .i,
i´ / ゙ ' =i-i ' ´ ̄ / `ヽ .l ,! \ / | i / i
/ .| //|>、 / ト、{. ∨ | / / /
このAAなんでヒゲつけてんの
607:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:47:11.03 TanLXvVOO
>>606
知らん
…けど可愛いなw
608:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:47:16.10 yPw8uQfU0
まどトニーとさやトニーじゃないか
609:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:55:00.10 5i+Uay2CO
魔女スレ民が作ったんかな?
しかし意外と似合ってるなw
610:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 22:59:12.16 eGqL/MkUP
一瞬マリオとルイージのひげかと思った
611:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:01:51.31 zUXgxjis0
公式で出したなんかで元絵がヒゲ描いてあったような気がする
612:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:08:43.07 n7N+EQXh0
>>601
おりこでは二人にとってまどかの存在は本当に大きいんだなって思った
とくに仁美ちゃん
直前までさやかといっしょでも死んだほうがましって言ってたのに
まどかと出会っただけで
こうなったら何でも来い!だし
女神になる前から二人にとって
まどかは希望そのものだったということか
613:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:09:04.20 rDQ98mtz0
URLリンク(www.pixiv.net)
URLリンク(www.pixiv.net)
まどかがサンタでさやかがトナカイって何か凄く萌えるw
614:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:09:30.72 Gzq5ammD0
>>606
魔女スレ住民だけど見かけないなあ
615:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:18:16.75 3UfUUm420
一日でたくさんSSが上げられてる・・・!
みんないい仕事でほくほくです。
>>543
ゆず湯18禁ルート!
にやにやさせて頂きました。言ってみた甲斐がありました(笑
落書きでお目汚しながら、このゆず湯プレイの事後を描いてみました(汗
URLリンク(loda.jp)
616:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:30:13.85 wAZyyc5/0
DLSiteのまどマギ同人リスト
URLリンク(doujinlist.info)
617:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:36:23.13 SljU0BDB0
>>615
乙
まどかさんが凄い満足顔でかわええ
618:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:39:14.12 Yj4BTgzp0
>>615
さやかちゃんのお疲れ顔もいいが
何よりまどっちの嬉しそうな表情がたまらん
619:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:40:20.22 n7N+EQXh0
>>615
乙です
お湯にのぼせているのか
相手にのぼせているのか
あるいは両方か
620:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:42:24.38 KWilmEcs0
>>615
さやか何かエロいぞw
>>581
恭介ェ・・・
この4人+中澤も結構好きなんだけどな
>565
俺が言うのもアレだけど頑張ってくれw
というかキマシタワーしてる時の仁美ちゃんはきっとにんじんそっくりな顔になってると思う
621:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:48:39.77 4DXSWVd90
>>611
プロダクションノートのイヌカレーイメージノートにあるね
最初のほう(6~7ページになるのかな?)で見つけた
622:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:48:42.91 TanLXvVOO
>>613
アホっぽくて可愛いw
どうやって衣装決めたんだろ
>>615
まったりだねぇ
そして何気に風呂桶がでかい
仁美ちゃんの家かしら仁美ちゃんは対面でにまにましてるのかしら
623:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:51:19.30 eGqL/MkUP
>>615
まどかが絶倫に見えてくるw
624:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:57:03.51 YA9SRXU50
仁美ちゃんはもちろんその光景をビデオカメラに
625:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/23 23:59:43.83 0uH4LVZ30
それは普通に許されないんだよ
626:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 00:03:47.31 MNDJ4O2M0
>>606
そのAAはイヌカレーノートにあった絵をそのままAAにしただけだよ
627:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 00:13:32.11 EFcP9dD80
URLリンク(loda.jp)
まどさやの聖夜だよ
いちゃいちゃ甘々のSSとか絵の投下が楽しみな二日間が始まったね
628:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 00:32:12.52 TEx7hlLy0
>>627
そんなこと言うからいちゃいちゃ甘々だと思って読んじまったじゃないか…
乙
629:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 00:33:17.46 0lk7qiD40
>>627
なにこれ・・・なにこれ・・・言葉にできない
しかし乙
630:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:03:56.68 DYzTTds00
まどさや仁美を救いたくてSS製作中。
最終話ですが殆どエピローグ的なものです。
URLリンク(loda.jp)
>>615
まぁ、なんて表情♪
わざわざ絵に起こしていただいて感激です。すっごい嬉しそうなまどっちw
それでは後ほどクリスマスのお話を灯火させていただきたいと思います。
631:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:06:10.33 DYzTTds00
「――そう…。あたしもう子供じゃないんだから平気だし。
今日? 今日は友達と先輩ん家でお茶会。あーだからもういいってば!
ちゃんと明日夜帰ってくんなら文句言わないからさ。じゃね。」
「………。」
[遅れて来たクリスマス]
12月23日夕方。その日、巴マミの自宅で行われたお茶会は無事お開きとなっていた。
昼頃から昼食・ティータイムを兼ねて随分とみんなはしゃいだものだ。
「みんな気を付けて帰りなさい。迷子になったらいつでも戻って来ていいのよ?
お姉さん泣いて喜んじゃうから。」
「誰がお姉さんだっつの。年上振るなら素直に寂しいって言えよ。」
「むぅっ!言わせておけば…」
「やるかー!」
「やめなさい杏子、貴女だって同じでしょう。」
「巴先輩、とっても美味しいお菓子でしたわ。余りがあれば持ち帰りたい程です。」
「あらあら、志筑さんに褒められると自信が付いちゃうわね。」
「やっぱ手作りは違うって事ですな。マミさん、ごちそうさまでした!」
「ケーキ凄くおいしかったです。またみんなで集まりましょうね。」
………………………♭♭♭………………………
マンションの自宅へ向かう途中、聞こえる賑やかな笑い声を通り抜け、明かりの灯らない部屋のドアを開けた。
先程さやかの両親から来た電話は、生憎急遽入った仕事で今晩留守にするという内容だった。
両親の不在などよくある事なのに、何故か今更になって胸に埋め様の無い隙間を感じてしまう。
多くの人達は家族や恋人と、これから訪れる聖夜という興に乗ずるのだろうか。
(何考えてんだろ…あたしだってさっきまでみんなと一緒だったじゃん。)
夕飯を食べる気も起きないので作る必要もない。かと言ってゆっくりとお湯に浸かりたい気分でもなかった。
こんな日はさっさと寝るに限る。シャワーだけ済ませてさやかは早くも床に就いた。
明日起きればまたいい事があるかもしれない。
最近夜更かしが多く寝不足気味なのも手伝って、さやかはすぐ眠りに落ちていった。
………………………♭♭♭………………………
―鹿目家自宅前―
「まどか、夜道には気を付けなよ。」
「随分重そうだけど、そんな装備(大荷物)で大丈夫かい?」
「大丈夫、問題無いよ。それじゃ、行って来まーす!」
鹿目まどかは、両手と背中に身の丈に相応しくない大荷物を抱えて家を出た。
例えるならフルアーマーまどかとでも呼ぶべき状態を、両親は心配そうに見守る。
案の定10秒程でギブアップしたまどかは立ち止まり、涙目で振り返り両親を見つめていた。
632:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:07:59.94 DYzTTds00
―美樹家自宅前―
「あ、あれぇ…?」
結局まどかは目的地まで父の車で送ってもらう事になった。それが10分程前。
合鍵でオートロックを抜け、さやかの自宅前に辿り着いたまどかは独り立ち尽くしていた。
まだ夜8半時だと言うのに目当ての部屋から見える窓は真っ暗。
インターホンを鳴らしても物音一つしないのだ。
まどかの知識だとさやかの自宅は今頃夕飯の時間帯の筈だが…。
「出掛けてるのかな…? とりあえず、お邪魔しま~す…。」
合鍵で玄関の鍵も開けて入室してみるも、やはり人が行動している気配は無い。
玄関にはさやかの靴があり、主が外出中という可能性はほぼ消えた。
明かりの消えたリビング、廊下。で、結局辿り着いたのはさやかの自室だった。
すぅすぅと聴こえてくる彼女の寝息。目当ての人物は早くも寝入ってしまったらしい。
音を立てない様に気遣いながら、常夜灯に照らされた愛しい寝顔に歩み寄る。
「(せっかく驚かせようと思って来たのになぁ…。
とりあえず枕元にプレゼント箱を…っと。)」
まどかは自宅から持って来たリボンの付いた箱をさやかの枕元に置いた。
流石に大きな靴下とかいった子供っぽいものは無かったか。
とりあえず最低限の目的を果たしたまどかは、その寝顔を拝見しようと顔を覗き込む。
「(さやかちゃんの寝顔可愛いなぁ…。あれ? でも…涙の痕がある…。
泣いてたのかな…? …違う、今も泣いてるんだ…。)」
ティーパーティーが始まる前、まどかはさやかの電話を耳にしていた。
孤独なクリスマスの夜を前にしても、仲間には心配をかけまいと何事も無かった様に振舞っていたのだ。
そんな親友の姿を思い浮かべて胸を痛めるまどか。思わず手を伸ばし、涙を拭ってあげた。
「………んん…」
目元に触れた熱に対し僅かに眉が動いたが、さやかが目を醒ます様子は無い。
すぐにまた先程と変わらず安らかな寝息を立て続け始めた。
「(えへへ…眠れる王子様はお姫様のキスで起きるのかな…?なんちゃって。)」
絶え間なく浮かび上がる涙を、今度は指ではなく唇で掬い取る。
そのままの道筋で唇をさやかの同じ場所に触れ、眠りを妨げない様に柔らかさを堪能する。
「…ちゅ…」
「………ぅ…ん…」
くすぐったそうに身を捩るさやか。起こしてしまったかなと思ったが、未だ眠りは深そうだ。
寧ろ起きてもらっても良かったかもしれない。そんな姫の願いも露知らず、王子は眠り続ける。
633:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:09:22.49 DYzTTds00
「(うーん駄目か…しょうがないよね。)
おやすみなさい、さやかちゃん。」
無理に起こす訳にもいかず、まどかは部屋を後にする為に立ち上がろうとするがそれは叶わない。
さやかの手がまどかの服の裾をしっかりと掴んでいたのだ。
「(えっ…?) さやかちゃん…起きてる…?」
もう一度顔を覗き込む。しかしぐっすり眠っている事に変わりは無い。
どうやら無意識の行動らしい。だが小刻みに震える指は何かに怯えている様にも見える。
耐え難い孤独感の為か、はたまた温もりが立ち去る事を拒んでいるのかもしれない。
「(ふふっ…無意識だなんて赤ちゃんみたいだよ。
さやかちゃん、やっぱり淋しかったんだよね…。)」
いつも自分がしてもらうを返してあげよう、頼れる背中を癒してあげたい。
そんな事を考えたまどかは、未だ涙の止まないさやかの頭をゆっくりと撫で始めた。
同時に漏れ始める気持ち良さそうな寝息。
辛そうだったさやかの眠りは、いつの間にか穏やかなものに変わっていた。
「(しょうがないよね。一応鍵は閉めてきたし…。)
それじゃ…お邪魔しまーす…。」
………………………♭♭♭………………………
(チュンチュン…)
鳥の囀りとカーテンの隙間から差し込む朝日にさやかは目を醒ました。
だがさやかは今このひとつ状況が理解できずに居た。
何しろ寝起きには普段見慣れないものが二つ程存在するからだ。
「………あれ…? …なんで隣りで…まどかが寝てんの…???
…それにこれ…プレゼント箱…???」
寝惚けているのかと思い目を擦り合わせたが目の前の光景は変わらない。
自分と同じベッドで眠るのは、見慣れたピンクの髪とあどけない顔の女の子。
何処をどう見ても大親友の鹿目まどかである。
「…おーい…まどかさーん…。」
揺すってみても起きる気配は全く無い。布団を剥ぎ取って気付いたのだが彼女は私服だった。
そして自分の枕元に置かれたプレゼント箱。
これを外部から持って来た張本人は、今目の前でぐっすり眠るこの子なのだろう。
「そっか…あんた、わざわざこれ届けに来てくれたんだ。ごめんね、さっさと寝ちゃって…。」
とりあえず朝食の準備をしようとリビングへ向かうが、食卓にも見慣れないものが置かれていた。
ラップに包まれたローストチキン、クリスマスケーキの形を模したポテトサラダ、巻き寿司のセット…
冷蔵庫にはメロンと未開封のジンジャエール、冷凍庫には箱に入ったアイスクリームケーキ…
この状況から推測できる昨日のまどかの様子が脳裏を駆け巡り、さやかは愕然とした。
おそらくさやかを驚かせる為に両親に頼み込み、荷物を持ち込み、二人でパーティーをする予定だったのだろう。
634:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:10:43.02 DYzTTds00
「………あっちゃぁ~…」
正直まどかは家族と共に過ごすのだろうと思っていたさやか。
まさか自分の下に押しかけて来るなど考えてもいなかった。
やってしまったなと頭を抱えながら、昨日不貞寝(ふてね)してしまった事を激しく後悔していた。
さやかが寝起きの着替えを終えた頃、寝癖の付いたまどかがのそのそと寝床から這い出てきた。
………………………♭♭♭………………………
「まどかごめん!ホンっっっトにごめん!!」
「え?えええええ??? あの、わたし全然怒ってないよ…?」
土下座すら辞さない勢いのさやかの謝罪に戸惑うまどか。
まどかとしてはさやかの寝顔も唇も堪能できたので怒ってなどいなかったのだが。
「ぅぅ…わざわざ嫁が夜這いに来てくれたのに…あたしってホント馬鹿…」メソメソ
「ううん、何の連絡しないで来たわたしが悪いんだし…。」
本当はプレゼントを置いてそのまま帰ろうかと思っていたが、
さやかが離してくれなかったのでそのままベッドに潜り込んだ事は黙っていた。
「それよりやかちゃん。ちょっと遅くなったけど、クリスマスパーティーしようよ。」
「へ???」
「料理も、プレゼントも、あるんだよっ!」
昨夜かなりの重装備ながらもまどかが持ち寄った料理にプレゼント。
食べ物もアイスも適切な形で置いておいたので、どれも無駄にはならず済みそうだ。
「そういえばこのプレゼント、開けてもいいの?」
「えへへ~、どうぞ♪」
丁寧に包装された、炊飯器程の大きさのプレゼント箱。
中から出て来たのは2.5頭身くらいのぬいぐるみ二体だった。
片方はピンクのツインテールとリボン、片方はブルーのショートヘアーとヘアピンが特徴的だ。
「可愛いぬいぐるみだね。何だかあたしと…まどかっぽいけど?
よくこんなに似てるの見つけたもんだね。
――…って……ん…? ちょっと待てよ…。」
「うぇひひひ♪」
考え込むさやかを楽しそうに期待を込めて悪戯っぽく見つめるまどか。
二人に似たぬいぐるみが着ている服は見滝原中学の制服に酷似している。
自分達の制服に都合良く合わせた市販マスコットなどある訳が無い。
「これ…もしかしてまどかの手作りじゃん!?」
「わーい、やっと気が付いてくれたんだー!
まどかぬいぐるみだけだと寂しそうだったから、さやかちゃんのも作ってみたの。」
「まどか……ぅぅっ…ありがとう…。」
635:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:11:56.71 DYzTTds00
ここまでしてくれたまどかの好意が嬉しくてさやかは涙目になっていた。
まどかの特技は裁縫。自分を模したぬいぐるみを無事完成させたまでは良かったが、
相手のいないぬいぐるみが可愛そうで結局さやかの分まで作ってしまった。
かつ離れ離れにするのが可愛そうで、両方共さやかにプレゼントする事にしたのだ。
「あ、でもあたし何も返すもの持ってないよ。」
「じゃぁお返しに…さやかちゃんが欲しいな。」
「………あたしが…欲しい…? ………へっ!???」
突拍子も無いまどかの要求にさやかの思考が停止する。
「わたしね、さやかちゃんと二人きりでパーティーしたかったから、今ここに居るんだよ。
あ、あのね…。さやかちゃんの…こ、ここ…恋人になりたいなぁって…駄目…かな…?」
「こ…ここここここ――!?」
慌てふためくさやかに対し、ここぞとばかりに目前に迫るまどか。両手を握り見つめる瞳は本気だ。
触れているの手はいつもと変わらない筈なのに、握られただけでさやかは急に胸が熱くなった。
耳元まで林檎の様に真っ赤になってしまったが、
大親友が本気で向けてくれた気持ちを無駄に出来る程、情に疎いさやかではなかった。
「あ…あたしみたいなので…良かったら…いいけど…?」
「えへへ…それじゃ…。好きだよ…さやかちゃん…――ちゅっ」
身を乗り出すまどか、観念して受け入れたさやか。キスを合図に二人だけのパーティーはこれから始まる。
今は朝の午前九時。少し遅れてしまったが、さやかにも無事クリスマスが訪れた様だ。
冷えたチキンを温め直し、飲み物を開けて二人は宴を楽しんだ。
[遅れて来たクリスマス]
おしまい。思ったより長くてスミマセン;
636:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:32:02.54 akOb9NlmO
乙っちまどさや。流石の鈍感さやかちゃんでも、クリスマスの魔力下での告白には気付くか
637:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 02:49:43.49 n4uh9Inz0
>>615
GJ!
二人ともお肌つやっつやになってるんだろうなw
>>627
>>630
>>635
いっぱい来たなぁ
みんな乙です
明日じっくり読ませてもらおうと思います
自分もクリスマスネタなんか書こうかな
638:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 03:32:48.97 5dqhPZPH0
クリスマスSSがたくさん投下されそうな期待大ww
639:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 03:40:12.49 T7wdN7+F0
>>543
>>581
>>615
>>627
>>630-635
あなたたちが神か…
いろんなまどさやを堪能させてもらいました、感謝
640:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 05:44:44.14 LoDRgPtS0
いやー、みんな素晴らしい
まどさやの二人に幸せあれ
ただ>>631は23日じゃなくて24日じゃない?
641:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 09:47:04.43 1w4SAVbt0
>>630-635
乙
今夜はお楽しみですね
642:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 11:33:27.32 vcGXrmqD0
サンタさやかちゃんから子供を授かるまどかは何年後になるかな
643:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 14:33:46.58 Cr9E/+rqP
今日はイブだから神様も忙しそうだね
644:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 15:34:16.75 yRsYdAzT0
イブにまど神様が忙しいってことはリア充の多さに絶望して円環される子が多いのか?w
645:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 15:38:23.15 xzAzpFs20
>>644
魔獣が人々の負の念から産まれるからではないかと
クリスマスは悲喜こもごもな日ですから魔獣がいつもより増えて戦いの果てに脱落してしまう魔法少女が多いんでしょう
646:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 16:08:05.62 yRsYdAzT0
>>645
魔獣は負の念から生まれるのか
そりゃクリスマスは魔獣張り切っちゃうわな・・・
647:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 16:22:34.77 DBdYoYgY0
ちょ、どんどん鬱設定に流れてく
648:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 16:30:09.99 8RUOQaZB0
まどさやって絶対まどかママは公認してると思う
649:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 16:31:52.66 1w4SAVbt0
ママは公認してるんだけどパパは女の子同士はちょっと…とか思ってるとおいしいかも
650:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 16:59:09.84 Lkgc9JDY0
貴重なノンケSS、王道クリスマスSS、マギカステイナイト 全部超乙
651:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 18:15:53.18 vcGXrmqD0
早乙女先生は魔獣を生み出さないようにして下さいね
652:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 18:42:35.09 Cr9E/+rqP
リア充羨ましい
653:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 18:47:09.95 1qzt6tBm0
魔獣より嫉妬団の方が多そうだが
654:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 18:54:57.00 qhGy7rDP0
そこは会員全員で守備にあたるから大丈夫
中位会員以上なら単一戦闘力でも対応できるし
655:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 19:28:14.83 n0UbcagG0
まどか、いい?よく聞いてね。
この包みの中にはあたしの証言を収めたテープや証拠の品が入ってる。
キュゥべぇがなんでも願いを叶えてくれる理由を知る限りしゃべったよ。
もしあたしが死んだらこれを大人の人たちに見せて。
大人が本当だと信じてくれたら地球は救われると思う。
あたしが直接警察に自首しようかとも思ったんだけど、何て言うか、そうするのは逃げるみたいに思えて、ここで戦うのを止めると自分が自分でなくなるみたいな…
魔女が憎いとか、マミさんの敵を討ちたいとか言うんじゃないの。
うまく言えないけど、あいつと…ワルプルギスの夜と戦ってみたくなったんだ。
あたしが魔法少女だからなのか理由は自分でもよく分からない。まどか、あたしは多分死ぬけどそのことでキュゥべぇや魔女を恨んだりしないで。
あの子たちだって、あたしと同じで自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど他人を恨んだり自分のことを責めたりしないで。これはあたしの最後の頼み。
もし運良く生き延びて帰ってこれたらさ、必ず一番会いに来る。約束よ。
これでお別れだね。じゃあねまどか、元気で暮らして。タックンによろしくね。
656:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 19:47:43.42 Cr9E/+rqP
嘘だと言ってよ、さやニー
657:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 19:59:12.06 EFcP9dD80
さやニーて…
まどっちひとりぼっちの性夜…
658:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 20:04:06.14 Lkgc9JDY0
小説版なら助かるよ 待ってるのは地獄だけど
659:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 20:10:50.66 vcGXrmqD0
見せあいっこかもしれないじゃないか
660:「サンタのプレゼント」(1/2)
11/12/24 20:25:38.45 QMan0VQj0
>>655
0080久しぶりに見直そうかなぁ。
SSを書いた……けど、イヴの夜を書くつもりが、イヴの夜の前で力尽きた。……伏線っぽい話で終わってるけど、続かないよ!
「お、まどか発見」
おもちゃ屋さんに入っていくまどかが見えた。
たっくんへのクリスマスプレゼントは毎年まどかが買っている、ってのは聞いたことがあった。
今日はクリスマスイヴ。準備にしては遅いんじゃないの?
ちょっと心配になった私は、後を追ってお店へ入った。
「まさか売り切れてるなんて~」
心配どおりというか、予想通りというか……。
「この時期に買う人多いかんねー。何でもいいなら別だけど、これがほしい、って言われてるなら数件回る必要あるかもねー」
たっくんご所望のプレゼントは、私たちが小さなころからテレビで続いてる番組のおもちゃで、「発売日だから」と、休みの日に大人から子どもまでお店の前に並んでる姿を何度と無く見たことがあるほどの人気商品だ。
「ここら辺のおもちゃ屋さんって、他にどこがあったっけ……」
携帯で次の戦場を探すまどか。大体戦いは終わっていると思うけど……。
「ここからなら歩いて10分ぐらいのところの電気屋さんでもおもちゃ売ってなかったっけ?」
動くなら早くしないとね。
「あ、そっか。まだあるかな……」
一瞬安堵したけれど、不安で一杯な顔に変わるまどか。
「とりあえず行ってみるしかないじゃん」
先に一歩歩き出した私をまどかは追いかけてくる。
「あ、待ってよ~」
まどかが追いつける程度の速度で歩き続けて、結局7分で目的地に着いた。
「おもちゃ売り場、何回だろう……」
案内板に駆けていくまどかを、今度は私が追いかける。
見滝原では見つからず、電車で出かけた先でも売り切れの札しかなかった。
見滝原駅に戻ったときには、もう日も暮れていた。
電車の乗降客もはけてしまったホームのベンチで、二人並んで腰を下ろす。
「どうしよう。買えなかったよ……」
「別のもの用意するしか無いっぽいね」
そうは言ってみたけれど、まどかはそれで妥協……ってタイプじゃないし。
「うん……」
やっぱりまどかは同意するけど、悔しさがにじみ出ている。
だから、やっぱりまどかの助けになりたいけれど……!
後ろから物音が聞こえた。二人で振り返る。
煌びやかな紙に包まれ、リボンのついた箱が一つ、落ちていた。
「包装されてる……クリスマスプレゼントかな?」
まどかは首をかしげながら、状況を整理しようとしている。
「誰かが落とした……って、周りに人なんていないし」
右に左に首を動かしながら私が出した結論は、それだけだった。
「とりあえず、誰かが落としたんなら、その人が改札を出ちゃう前に……」
サッとそれを拾って走り出すまどかの手元から、カードが一枚落ちた。
「あ、まどか待った!」
プレゼントに添えるクリスマスカードなら、セットで持ち主を探したほうがいいだろう、とまどかを止めながら拾い上げたカードには、予期しない言葉が書いてあった。
―Merry Christmas, Dear Madoka & Sayaka.
「どうしたの、さやかちゃ……ええっ!」
カードに目を落としたまどかは私の分まで含めたほどの勢いで驚く。
いや、わたしは正直驚きの声を上げられないくらい驚いただけなんだけどね。
661:「サンタのプレゼント」(2/2)
11/12/24 20:31:41.47 QMan0VQj0
とりあえず私たちへのプレゼントらしい、と私の家でそれを開けてみると、一日探し回った「たっくんへのクリスマスプレゼント」が入っていた。
「本物のサンタさん……?」
そうつぶやくまどか。
「クリスマスカードが私たち宛てにしか見えなかったしね……」
それが無ければ私たちのようにクリスマスプレゼントを買いに行って、成功した人の落し物って答えになるけど。
ただ、さすがに私たちも「じゃあ、サンタさんだ!」って喜ぶ歳じゃない。
正直どうすればいいか悩んでいた私の携帯に、仁美から電話が来た。
「あ、もしもし仁美? 何?」
「素敵ですわね……本当にサンタクロースがいるなんて」
電話の向こうのさやかさんは承服しかねているようですが、ここで落し物と勘違いされては何の意味もありません。
「でも、カードはお二人宛てだったのでしょう?」
お二人がお暇でしたらクリスマスパーティーでも、という体の電話ですが、お二人にサンタクロースの存在を認めていただきませんと、影で苦労した甲斐も無いという物です。
「確かにそうですけれど……あら?」
「サンタクロース」の差し出してくださったカンニングペーパーに虚を付かれて、図らずも指示通りに聞こえるような声を出してしまいました。
「ええ、ちょっと……私のところにもサンタクロースが来たようなので」
「あなたもプレゼントをもらったことにすれば、配った人が誰かは別に宛名が間違ってないことを強調できる」……いい作戦ですわね。
「ちょっと重たいですけど……デジタルカメラですわ!」
中身を聞かれたので、とりあえず開けたフリと喜んだフリをします。
お二人は電話の向こうで話された結果、プレゼントである事は納得なされたようです。
「ええ。もうお店は予約を取れますわ。何時にしましょうか」
おとりであると同時にお二人の時間を用意する為の仕込であるクリスマスパーティーの予定を立てて、電話をお切りしました。
「……うまくいったようね」
電話が切れたのを確認して、今日の立役者になってくださった暁美ほむらさんが私に尋ねます。
「ええ」
明美さんはプレゼントの用意自体はすぐ出来たのですが、ただそのまま渡しても、心配や心労をかけるだけですし……と悩んでいた私に「サンタクロース役」を買って出てくださったのです。
「不思議ですわ……駅構内にいたお二人にすぐに渡して、気付かれずに戻ってくるなんて」
「サンタクロースのプレゼント」として渡すことを決めたときには、もうお二人は見滝原を出ていたので、戻ってきたところでお渡しするしかない、と駅前で待っていたところに、たまたま通りかかって、事情を把握して、万事上手く運んでくださって……
と、御伽噺の魔法使いのようにすべてを綺麗に片付けてくださった暁美さん。
「ありがとうございました」
「礼には及ばないわ」
一度長い髪を掻き揚げてそうおっしゃるとさばさばと帰途に着かれる暁美さんを見送って、私は「二人の夜」演出のためにお店に予約の電話をお掛けしました。
肝心の二人の夜は他の人に任せた!
662:そんな二人のクリスマス1/2
11/12/24 20:49:30.27 xzAzpFs20
「ジングルベール、ジングルベール、鈴が鳴るー♪」
クリスマス、鹿目家のまどかの部屋で楽しげな歌声が紡がれている。
その声の主は当然部屋の主であるまどか…ではなく彼女を背後から抱き抱える形でこたつに入っているさやか。
家族が仕事でおらず独りでクリスマスを過ごそうとしていた彼女をまどかが家で行うささやかなパーティーに招待したのだ。
「今日は楽しいクリスマス、イエイ!」
「さやかちゃん楽しそうだね」
楽しそうなさやかの様子に笑みを溢しながら、まどかは持っていたピンクのマグカップに満たされていたホットミルクを喉に流し込む。
ほどよく温められたミルクは既にこたつとさやかの体温で暖まっていたまどかの身体をさらに内側から暖め、ほっこりとした笑顔を彼女の顔に咲き誇らせた。
「そりゃまぁ、家族がいなくて1人で過ごすところだったところにお誘いがかかったからねー…今年はさすがに独り寂しいクリスマスを覚悟してたからさ」
さやかはまどかを抱き抱えているため少し遠くなっていた青のマグカップを引き寄せて手に取る。
まどかのそれとは違いココアに満たされたマグカップは少し冷えていたさやかの手をじんわりと暖めていった。
「だからまどかに誘われた時はもう女神様に救われた気分だったよ、ありがとねまどか」
さやかにくしゃくしゃと髪を撫でられたまどかは、くすぐったいよぉと抗議になっていない柔らかい声を出しながら目を細める。
誰が見てもいつもより舞い上がっているさやか、それが自分が誘ったためだと言うのなら…まどかは物凄く嬉しいのだ。
…どうしてそこまで嬉しいのかはわからなかったけれど。
663:そんな二人のクリスマス2/2
11/12/24 21:02:36.80 xzAzpFs20
「女神なんて大げさだよ…わたしはたださやかちゃんとクリスマスを一緒に過ごしたいなあって思っただけなんだよ?」
「ん~…いいや、やっぱあんたはいい子だ、女神だー!」
「わわっ!?」
さやかにギュッと抱き締められたまどかが小さい悲鳴を漏らす。
さやかの平均より豊かな胸を背中に押し当てられるとこの世の不条理を感じずにはいられないがしかしまだ互いに中学生。
自分にだって成長の余地はあるはずだとまどかは背中に伝わるそれの感触を頭から追いやる。
決して逃げてはいない、いないのだ…
「そういえば、さっそく着けてくれてるんだねそのリボン」
なぜか言い知れぬ敗北感を感じていたまどかは、さやかがふってきた話題に渡りに船とばかりに乗る事にする。
さやかがふってきたのはつい数時間前に彼女からまどかに渡されたクリスマスプレゼントの話だった。
「そ、そうかな?ピンクのリボンなんて派手な気がしたんだけど…」
「いいや!まどかはもっと自己主張するべきだよ!そうすればモテモテになるかもよ~」
「モテモテ…」
リボンを変えただけでそれはないと思う…苦笑いしながら否定しようとしたまどかの言葉は眉を寄せたさやかが発した言葉に遮られた。
「……あー、でもまどかが誰かに取られるのはやだなあ…」
「えっ?」
「うん、やっぱダメだね。まどかはあたしの嫁になるのが決定しているのだー!」
「い、いつからそんなの決まったの!?きゃん、さ、さやかちゃんくすぐったいよー!」
いきなりの嫁宣言、さらにさやかの手が身体を這い回り始めまどかは抗議の声を出す。
しかしさやかはまるでどこ吹く風で手をまどかのセーターに包まれた身体の上を縦横無尽に這わせていった。
「ははは!まどかの弱いとこはぜーんぶ知ってるからね!ほらほらどうだー!」
「ひゃっ…も、もうさやかちゃーん!」
どたばたとさやかとじゃれあいながらまどかはチラッと鏡に目をやる。
鏡に映っていたのはまどかからのプレゼントのヘアピンを着けたさやかの笑顔。
そしてさやかからのプレゼントであるピンクのリボンを結んだまどか自身の笑顔も確かに映っていたのだった…
クリスマスあまり関係ないかもしれませんね…無念
664:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 21:10:31.78 EFcP9dD80
>>660-663乙!
まどかはほんっとーにかわいいなぁ…
さやかちゃんがいいこいいこ可愛がっちゃうのは無理からぬ話だね、これ
自分で書いたSSのせいで傷ついた心が癒されていく
665:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 21:17:47.23 TEx7hlLy0
ちょっと見てない間にSSめっちゃ来てるw
全部乙乙!
ちょっと悲しい感じもあればほのぼのやイチャイチャもあっていいなぁ
666:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 21:20:39.69 Cr9E/+rqP
>>660-663乙!
仁美ちゃんは二人の夜に何を望んでるのかな
667:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 21:55:02.97 1w4SAVbt0
乙乙!
切ないのも楽しいのもまどさやの醍醐味
668:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:05:19.46 n0UbcagG0
まどかはまだサンタさんを信じている
669:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:06:32.26 1qzt6tBm0
やっぱりサンタさんはこっちには来れないよね…
そんなまどかの呟きを聞いたさやかちゃんは
670:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:06:44.39 Lkgc9JDY0
たっくんがいるから気付いててもまどかは一緒にサンタさんを待たなきゃ駄目なのです
671:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:16:15.57 Cr9E/+rqP
うっかりまどかの方が先に寝てたりして
672:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:19:36.53 Lkgc9JDY0
まどかは除夜の鐘が聞けない子 そんなSSを書こうか書くまいか
673:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:21:16.33 EFcP9dD80
書こうか書くまいかで言えば書いて欲しいけど
その時はうたた寝するまどっちを起こそうか起こすまいかと悩むさやかちゃんをお願いします
674:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:25:02.28 vcGXrmqD0
迷ったらGOです!
675:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:29:13.89 leZituSK0
「メリークリスマース! ですわ! 愛し合ってらっしゃいますかお二人とも! さっそくその光景を新たに導入した3Dカメラで……あら?」
「あれ、仁美。またまど界に来たの? 志筑家恒例のクリスマスパーティーはどうしたのさ」
「さやかさんこそ、なぜソファでおひとりで本など読まれているのです!? まどかさんは一体どうされたというのですか!」
「ああ、まどかなら魔法少女と魔女の子たちが有志で企画してくれたパーティーに行ってる。見滝原市民会館全部を借り切って夜通し盛り上がるんだって」
「なぜですの!? なぜまどかさんはそのパーティーなどに……。いえ、それならそれで、さやかさんもそちらに行かれればよろしいじゃありませんか!」
「まどかはみんなのアイドルだからね。魔法少女にとっては人生の最後を看取って天国に連れてきてくれた天使みたいなもんだし、
魔女にとっては呪いを吐き出し続けるしかなかった生涯を終わらせてくれた救世主なんだ、って言ってた子がいたよ。
それに、人生の全てを捨てて自分たちを救ってくれたんだって思えば、一言お礼を言いたいって気持ちにもなるし、
まどかのこともっと知りたいって思うよね。それなのに、まど界ができてからまどかは数えきれないくらいの魔法少女や魔女をここに導いてきたけど、
ほとんどの子はまどかとまともにしゃべったこともないんだよ。だから街歩いてるとよくそういう子が話しかけてくるし、
一人が来ると二人三人五人十人とどんどん集まっちゃって人だかりになっちゃうこともあるんだよ。
で、それじゃいろいろ困るし、そういう子たちがいつまでもまどかとゆっくりおしゃべりできないのも気の毒だから、
この機会に時間を作ってまどかとおしゃべりしたり話を聞いたりしたいって前から言われてたんだ。
そういうことならさ、あたしはまどかのそばにいない方がいいでしょ。あたしがいるからまどかに話しかけづらいって子もいるだろうし」
「さやかさんは……それでよろしいんですの?」
「まどかがいいって言ったなら、あたしが口出すことじゃないでしょ。まどかは、みんなの神様なんだから」
「……」
「それよりさ、仁美は恭介とうまくやってる? 今日だってこっちなんかに来てる場合じゃなくて、せっかくなんだから恭介と一緒にいなよ」
「上条君は大みそかに出演するコンサートの練習にかかりっきりですわ。お邪魔はしたくありません」
「もう、相変わらずなんだから恭介は。仁美もたまにはガツンと言ってやんなよ? あんまり甘やかしてると、バイオリンと結婚しかねないからさあいつ」
「……そうですわね。さやかさんのおっしゃる通り、ガツンと言って差し上げることにします」
「おっ、さっすが仁美。大人しそうに見えて、やるときゃやるもんね?」
「ええ、やりますわ。ではさやかさん。そこにお座りください」
「え? いや、あたしじゃなくて恭介に……」
「いいですから。お座りなさい。正座です」
「は、はい……(怖い……)」
「コホン。すー、はー」
「……あの、仁美……?」
「さやかさんっ!!!」
「はっ、はいぃ!」ビクッ
「あなたは一体なにをやってらっしゃるのですか!!! それでもまどかさんの恋人のおつもりですか!?」
「ひ、仁美、声でかいよ……」
「さやかさん。あなたはクリスマスはまどかさんと過ごしたい。まどかさんがここにいらっしゃらなくてさびしい。そう思ってらっしゃったのではありませんか?」
「いや、だからまどかがいないのは仕方ないじゃない。別にあたしは平気だし……」
「はばかりながら、さやかさんのお顔を拝見してそうは全く思えません。これでも私はお二人の親友のつもりです。
さやかさんのお気持ちの一つや二つ、お顔を見れば手に取るようにわかります」
「……」
「はっきり申し上げましょう。さやかさんは嫉妬されているのでしょう? まどかさんの周りに集まっていらっしゃる人々のことを。
まどかさんとお話されている人々のことを。先ほどのお話をされている間のさやかさんの表情には翳がございましたし、そういう口調でした」
「そんな……だってあたしは、いつもまどかと一緒にいられるし……」
「いいえ。『いつも一緒にいられる』だけではご不満なのでしょう? 『まどかさんを一人占めしたい』『誰の目にも触れさせたくない』のでしょう?」
「うっ……」
「それなのに、そんな建前でご自分を誤魔化してらっしゃるなんて、さやかさんらしく……」
「……って、……しにはそん……ない……」
676:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:30:27.12 leZituSK0
「……なんですの?」
「……あたしには、そんな権利、ないよ……。嫉妬する権利なんて……」
「権利のあるないではございません! さやかさんがそう感じてらっしゃるなら……!」
「だって! まどかは、ずっと嫉妬できなかったんだよ! それなのに、あたしだけ……嫉妬していいわけないじゃない!」ポロッ
「まどかさんが……? どういうことですの?」
「仁美だって知ってるでしょ……まどかは、ずっとあたしのこと好きだった……なのに、あたしはそのことに全然気づかないで……
恭介のこととか、いっぱいまどかに話してたんだよ! そのときのまどかが、どんな気持ちだったかも知らないで!」ボロボロ
「……!」
「辛かったに決まってる……苦しかったに決まってるっ……! だって、自分の好きな人が、自分のことなんか見向きもしないで、
他の誰かのことばっかりしゃべってたらっ……!」
「でも、まどかさんが本当にそんなことを思ってらっしゃったとは……」
「そうだよ、まどかはそんなこと絶対に言わない! 優しい子だから、あたしが苦しむからって、
『上条君のこと、いつも話してくれて嬉しかったよ』って言ってくれたよ! けど、けど! まどかが辛くなかったわけないじゃない!」
「さやかさん……」
「まどかが『上条君のことなんか話さないで』って、『お願いだから私のことを見て』って、あたしにどれだけ言いたかったことか……
そのことを考えると、息が詰まりそうに苦しくなる! なのに、それなのに、まどかはそんな素振り全然見せなかった!
いつでもあたしの愚痴を聞いてくれたし、何度も慰めてくれた! 自分だけが苦しんで、あたしのために笑って本心を隠していてくれた!
それなのに、いまさら……いまさら、あたしが嫉妬するなんて、許されることじゃないよ……」
「……」
「『他の誰かとしゃべったりしないで』なんて……『ずっとあたしだけのものでいて』なんて……言っちゃ、いけないんだっ……」
「……それ、言って差し上げたら、まどかさんはきっと喜びますわ」
「適当なこと言わないでよ……」
「いいえ、本当のことです。それに、まどかさんは確かにお辛かったこともあったと思いますが、それよりも幸せの方が大きかったと、私は思います」
「でも……」
「まどかさんは、誰よりもさやかさんの近くにいられることが嬉しいと思ってらっしゃいました。
むしろ、『わたしなんかがさやかちゃんの友達でいていいのかな』と悩んでらしたくらいです。だから、必ず喜んでくださいます」
「……」
「行っておあげなさい。そして、まどかさんにさやかさんのお気持ちをお伝えするのです」
「だから、あたしにはそんなこと言う資格は……」
「そうやってご自分を責め過ぎるのは、さやかさんの悪い癖ですわ……とってもいいところでもありますけれど。
では、仁美サンタからのプレゼントですわ。まどかさんがさやかさんのもとに必ず飛び込んでらっしゃる魔法の言葉をお教えします」
「仁美……」
「さ、善は急げですわ。パーティー会場へ参りましょう」
677:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:31:06.93 leZituSK0
バァン! ザワッ
「さやかちゃん!? どうしたの!?」
「まっ……まどか……」
「さあ、さやかさん」
「……まどか! あたし、まどかがいなきゃ生きていけない! ずっとあたしと一緒にいて! まどかは、まどかはあたしだけのものじゃなきゃいやだ!!!」
「……さやかちゃん、それ、ほんと……?」
「……うん」
「…………さやかちゃん、さやかちゃああああん!!!」ガバッ
「まどか! まどかぁ! ……うぅっ……ごめんね、ごめんね……」ギュウッ
「ううん……嬉しい。とっても嬉しいよ……さやかちゃん……」
・
・
・
「結局、折角のパーティー抜け出させちゃったね……仁美が場を引き受けてくれるって言ってたとは言え……」
「ううん……いいの。朝からずっとおしゃべりしてて、そろそろ疲れちゃってたから……それより、さやかちゃんがやきもち焼いてくれて、嬉しいな」ウェヒヒ
「ごめん……あたし、そんな資格ないのに……」
「そんなことないよぉ。わたしのこと、とっても好きってことでしょ? それが実感できただけでもう十分幸せ。最高のクリスマスプレゼントだよ」
「あっ、ごめん……まどかはずっとパーティだと思ってたから、何にも準備してないや……」
「だから、それはいいの。かけがえのないもの、もらったから……。だからね、今度は私がさやかちゃんにプレゼントあげちゃう!
と言っても、わたしがさやかちゃんにあげられるものなんて一つしかないんだけど……わたしの一番大切で、さやかちゃんにしかあげられないもの、なーんだ?」
「えっ……それって……///」
「もらって、くれる?」
「も、もちろん///」
「ウェヒヒヒ/// さーやかちゃんっ」ギュムッ
「まどかぁ……」ギュウ
「さやかちゃん、大好き、だよ……」クタッ
「……あ、あれ? まどか? 寝ちゃってる……。あっ、もう11時過ぎてるから、か……」
「……むにゃ……しゃやかひゃん……らいひゅき……」
「……やれやれ。なんて女神さまなんだか……でも、ありがとう、まどか……。あたし、ここにいていいんだよね……? まどかの恋人で、いて……」
「……もひろんらよぉ……しゃやかひゃん……」
メリー、クリスマス。
678:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:48:44.70 Cr9E/+rqP
>>677乙!
見てた魔法少女が暴動起こさないか心配でござるよ
679:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:51:30.44 DYzTTds00
おおー!一日の間にやはり大量のSSが!
流石まどさやの聖夜。皆さん乙です♪
自分のSS日付間違えるとかもうねorz ご指摘感謝です。
あとクリスマスケーキじゃなくて「クリスマスツリーを模した」が正しいです。
うーん我ながら雑だわ…。
680:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/24 23:57:50.75 kVrsJS4G0
SSが多すぎて乙が追いつかないw
皆乙!
681:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:11:09.45 bKNDWiYX0
自分は恭介放置しながらそれはどうなの仁美ちゃん・・・
この後ちゃんと帰ってあげてね SS乙
682:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:13:04.85 54hsNfLS0
SS祭りすぎて吹いたわww
みんなGJですww
メリクリ!
683:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:34:31.63 HPI/VpuG0
みんな乙!
人が微妙に少ないのはやはりみんなイヴで…ナンデモナイデス
684:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:36:22.75 YK2TS9hC0
カメラ持ってまど宅に向かってるんだろ…たぶん
685:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:37:46.98 HSCqHwhfP
やめて!現実をみせないで!
686:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:50:02.40 MUJSIgGy0
俺も一晩中まどさやハウスを盗撮したいですわ
687:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:52:32.58 sNinF3SE0
>>681
彼にはヴァイオリンがあるから
688:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 00:59:56.59 bKNDWiYX0
恭介がヴァイオリンフェチみたいに言われるのは好きくない 最終話的に
689:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:07:34.09 YK2TS9hC0
全てのリア充カップルどもに修羅場を
最近さやまど杏の昼メロが頭の中を暴れ回って仕方ない
まど→さや←杏じゃなくてさや→まど←杏なんだ
ドロドロのまど界愛憎劇なんだ
690:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:18:39.94 wJS/1Qef0
しかしさやかちゃんがまどっち絡みで嫉妬する図が想像できない
さやかあちゃんだけに
691:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:21:34.54 sNinF3SE0
>>688
マジレスされると困る。
やっぱりさやかちゃんかよ。仁美ちゃんはどうした? になるんだもの
ある意味で彼が一番不憫な扱いだけど
692:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:28:07.28 bKNDWiYX0
親友と恋人みたいなものかね ヴァイオリンに関しちゃさやかが浮かんでくるんだろうな
さやかは本編で半生かけた恋が破れた時も嫉妬抑え込んでたから
確かにさやかの方から嫉妬の図はあんま想像つかないね
693:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:36:40.62 HPI/VpuG0
誰かがまどかに告白したの聞いたら
「まどかを好きになってくれてありがとう、でもあたしのだから諦めて(ニコッ」的な余裕を感じる
694:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:44:14.08 bKNDWiYX0
それくらい余裕あったらよかったな そうすれば魔女化しなかったかも・・・
695:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:54:53.56 XGA7jAAy0
>>689
>>690
杏「という訳でさやかに嫉妬させようとまどかとくっついた振りをしてみたら」
ま「お幸せにと言われちゃいました」
「「どうしよう……」」
696:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 01:58:13.14 kpo2L1eU0
強がりで幸せにと言ったさやかちゃん今頃後悔しています
697:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 02:04:25.72 wJS/1Qef0
何はなくとも乙女モード発動させないと始まらなさそう
さやかあちゃんだとマジで送り出すから
まどっちに相応しい相手と認めたら嫉妬するどころか応援しだすよ
698:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 02:05:29.10 bKNDWiYX0
自分より他人優先な子だからな
カップル装って焼餅やかせちゃえ作戦は取り返しのつかない自爆になりかねん
699:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 02:05:32.53 sNinF3SE0
>>695
まどっち:さやかちゃんの嫁
杏子ちゃん:まどっちの嫁
さやかちゃん:杏子ちゃんの嫁
700:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 02:13:12.11 EklwQ+4u0
円環の理!
701:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 03:50:47.41 48Qm+u8L0
さやかスレより初期の漫画だけど
URLリンク(livedoor.blogimg.jp)
この2人いい漫才コンビじゃないかw
702:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 06:26:10.71 jXwoCKUc0
イヴの日に間に合わず大遅刻ですが折角なので投下します。
設定としては15スレ目の892の続きとなっております。ぶっちゃけ胸枕の続きです。
天国、鹿目邸リビングにて
さやかはリクエストの内容を考え始めてから10分後、度重なるまどかの妨害を乗り越え、ようやくリクエストを決定した。
その為二人は胸枕を終了し、ソファーに腰掛けていた。
だが二人の表情にはちょっとした隔たりがあった。
片やまどかに自前の『枕』をいい様に弄くり倒されたさやかは、羞恥と疲労で顔を赤面させ、
片やさやかの『枕』を思うままに弄び、堪能したまどかはまさに喜色満面だった。
さやか「うぅ……まどかぁ。あんたやりすぎよ。はぁ……」
まどか「イヒッ、ごめんね、さやかちゃん。考え事の邪魔しちゃって」
まどかはウインクと共に謝罪の言葉をかける。
だが、さやかはそんなまどかをジト目で睨む。
さやか「ったくぅ。やりたい放題やってくれちゃってさ……あんたね、そんなご機嫌な顔して謝られたって説得力ないわよ」
まどか「だってさやかちゃんのおっぱい気持ち良かったんだもん。こんな立派なおっぱいしてるさやかちゃんが悪いんだよ?」
さやか「え?それあたしのせいなの?」
まどか「うん♪」
まどかの余りにも理不尽な責任転嫁に思わず問いかけるさやか。
だがまどかはいい笑顔でその問いを肯定した。
まどか「こんなにふかふかでむにむにでぽよんぽよんなさやかちゃんのおっぱいが悪いんだからね?ちょっとは反省しなさいっ」
さやか「そ、そっか……ごめんね、まどか」
まどか「ん、わかればよろしい」
えへんっ、と胸を張るまどか。そんなまどかにさやかは
さやか「って、んなわけないでしょっ!」
まどか「はぅっ!」
思い切りデコピンでツッコミを入れた。
さやか「責任転嫁すんなっ!あたしの胸に罪なんてないっての!」
まどか「うぅ……ごめんなさいぃ……」
デコピンを入れられたおでこをさすりながら謝罪するまどか。さすがに今度の謝罪はガチだった。
さやか「ん、わかればよろしい。まどかの罪はこのさやかちゃんが許そう。あたしの山よりも大きく、海よりもふか~い心に感謝するようにっ」
おでこをさするまどかに、さやかはちょっと前のまどかのようにえへんっ、とまどかのより大きい胸を張って答えた。
まどか「むぅ……えいっ」
さやか「きゃっ」
すると、おでこをさすっていたまどかが、いきなりがばっとさやかに抱きついた。
703:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 06:26:49.10 jXwoCKUc0
さやか「ちょっ、何を」
まどか「謝りはするけど、感謝なんてしませんよ~だ。えいっ」
ちゅっ
まどかは感謝なんてしないと言いつつ、さやかの頬にキスを敢行する。そしてその行動は一度では止まらず、何度もさやかの頬にキスの雨を降らせた。
ちゅっ、ちゅ、ちゅむ、ちゅぅ
まどか「んっ、んっ、んぅ、ん。さやかちゃんっ」
さやか「ん、なぁに?」
まどか「さやかちゃんっ。ん~~♪」
ぴとっ、すりすりすり
まどかからのキスの雨が止んだと思ったら、次は頬をぴたりとくっつけ、そのまままどかは頬擦りを開始した。
まどか「さやかちゃん、さやかちゃん。すべすべ~♪」
さやか「ふふっ、まどか。あんまりはしゃぎ過ぎると後で疲れちゃうよ」
まどか「はしゃがずにはいられないよっ。さやかちゃんだってわかってるでしょっ?」
まどかは頬擦りを止め、さやかと正面から向かい合う。
さやか「うん。だいじょーぶ。ちゃんとわかってるから」
そう言って頭を撫でるさやか。
そう、何故まどかのテンションがこれほどまでに上がっているのか、さやかはちゃんと分かっていた。
さやか(そりゃあ、今日まで3週間通しで『お迎え』とそのアフターケアに全力で頑張ってきて、ようやく明日から2日間休みなんだもんね)
さやか「今日のイブには被っちゃったけど……でもまだまだ時間もあるし!明日明後日は目一杯遊べるもんねっ」
まどか「うん。だから今日の残ってる時間は、い~っぱいさやかちゃんといちゃいちゃしちゃうんだからっ!ウェヒヒヒ!」
さやか「よし、じゃあまどかっ」
まどか「うんっ」
さやか「あたしのスリスリアタックを喰らえ~~!」
まどか「んにぃ~~~♪」
今度はさやかが先ほどの仕返しと言わんばかりに、まどかに頬擦りを始めた。
それを受けたまどかの表情は、もう緩む一方である。
さやか「おりゃ~~、どうだぁ~~」
すりすりすりすりすりっ
まどか「んん~~~。すべすべ~~」
さやか「ふっふーん。まだまだ続くわよぉ」
まどか「もっとやって~~♪」
さやかのまどかへの頬擦り攻撃が止まったのは、ここから約5分後の事であった。
704:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 06:30:34.23 jXwoCKUc0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さやか「さて、そんじゃ改めてあたしのリクエスト言っていいかな?まどか」
頬擦りを終え、さやかはまどかと正面から向かい合った。
まどか「もちろんだよっ。何でも言ってねっ!」
さやかにたっぷりと頬擦りをしてもらったまどかは、もうご満悦といったところだ。
さやか「ほんとにぃ?ほんとに何でも言っちゃっていいのかなぁ?」
まどか「う……え、え~と、悪い事だったり、みんなに迷惑掛けるようなことじゃなかったらね」
さやか「ふふ。大丈夫、分かってるよ。そういうのじゃないから安心して、ね?」
まどか「うん。わかったよ」
さやか「よし、じゃあリクエストを言うね。あたしのリクエストはずばり!」
まどか「う、うんっ」
さやか「膝枕よっ!」
まどか「……へ?」
一体どんなのが来るんだろうと内心どきどきなまどかであったが、余りにも普通なリクエストに思わず拍子抜けしてしまった。
まどか「さ、さやかちゃん?」
さやか「ん、なに?もしかして膝枕やだった?」
まどか「う、うぅん。違うの。何て言うか……その……」
さやか「もしかしてもっと凄いのリクエストされると思った?」
まどか「うん。さやかちゃんは本当にそれでいいの?わたしに気遣ったりとかしてない?」
まどかは、本当はさやかは別にリクエストがあるのに自分に気を遣ってしまったのではないかと勘繰った。
さやか「んにゃ、ぜ~んぜん。これっぽっちも気遣ってなんかないよ」
だが、さやかはあっけらかんとまどかの言葉を否定する。これっぽっちのセリフの所ではポーズまで披露して。
まどか「えっ……でも」
さやか「そもそもまどか、あたしリクエストの内容まだ全部話してないよ」
まどか「あれ?でもさやかちゃん、膝枕って言ったよね?」
さやか「うん、言ったよ。確かにやってもらう事は膝枕。ただし、が付くけどね」
まどか「そうなんだ……ごめんね。早とちりしちゃってたよ」
さやか「うぅん。まどかが悪い訳じゃないよ。あたしがもったいぶってただけなんだからさ。んじゃ、改めてリクエストの内容言うね」
まどか「うんっ」
まどかは自身の早合点を詫びるが、さやかはそれをやんわりと否定した。
そしてついにさやかがリクエストの完全な内容を口にした。
さやか「あたしのまどかへのリクエストは膝枕。そのときのまどかの格好は白ドレス姿で」
まどか「白ドレス……ってもしかして……!」
さやか「そう。あんたが地上の魔法少女をお迎えに行くときのあの姿よ」
705:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 06:55:51.00 jXwoCKUc0
さやかのリクエストの内容は膝枕であることに変わりは無いが、その時の格好に女神様モード時に着用する白いドレスを指定してきた。
まどか「あの姿でさやかちゃんに膝枕かぁ……ウェヒヒ、なんかちょっと照れちゃうな」
さやか「なーに今更照れてんのよ。あんたいっつも朝あたしの前で変身したり、それに帰ってくるときだってあの姿じゃない」
少し頬を赤く染めて恥ずかしがるまどかに、さやかはおでこを突付いたり赤みが差した頬をぷにぷにと摘みながら言う。
まどか「だ、だってあの姿になるときは地上の魔法少女の子達を迎えに行く時位しかないもん。日常生活でなったことなんて無いから……」
さやか「うん、わかってる。だから今回リクエストしたのよ」
まどか「そうなの?」
さやか「そうよ。ほら、あんたのあの時の姿ってとっても綺麗じゃない。あんた自身もちょー美人になっちゃうし」
まどか「そ、そんなこと……うぅ……」
さやかに服装と自身の美貌を褒められ、まどかはさらに顔を赤くする。
さやか「ほらほら、照れんな照れんな。で、その時のまどかと日常で何かしたことって、よくよく考えたら無いんだよね。朝と帰ってきた時のやり取り以外で」
まどか「うん……そうだね」
さやか「でしょ。せっかく明日明後日が休みなんだし、それに今日だってまだ残ってるんだよ。だからいい機会かなー?ってさやかちゃんは思ったわけですよ。どうかな?」
まどか「もちろんいいよっ。さやかちゃん、わたしのリクエストもわがままも聞いてくれたんだもん。断る理由なんてどこにも無いよっ」
まどかはとびっきりのいい笑顔で、さやかのリクエストを承諾した。
さやか「さぁっすが嫁、気前がいいねぇ!よっ、女神様っ!」
まどか「ふふ、女神様はもう明後日の終わりまで閉店だよ。この休み中はず~っとさやかちゃんのお嫁さんでいるんだから」
さやか「おっ、嬉しい事言ってくれんじゃん。まぁあたしの嫁ってのは休み終わってもこれからず~っとなんだけどね」
まどか「ティヒッ、それもそうだね。じゃ、わたし着替えちゃうね」
さやか「うん、よろしく」
まどかはさやかの終生嫁宣言を肯定すると共にソファーから立ち上がる。
そして三歩歩いたところでさやかに振り返り、ゆっくりと目を閉じた。
その瞬間、まどかの体から淡く白い光が魔力と共に溢れ出した。
光の中でまどかの衣服が粒子となって、肉体の成長と同時に、粒子が再びまどかの体に集い始めた。
やがてその光が収まり始めると、徐々にまどかの輪郭が鮮明になってきた。
桃色の長く美しいツインテール。その髪を結ぶための純白のツインリボン。
そしてリボンと同様に白で統一されたチョーカーに手袋、そしてドレス。
ドレスのスカートの部分は前が短く、サイドと後ろが大きく展開されている特殊な形。上半身は胸元が大きく開き、その胸元の上には5つの桃色のクリスタルがはめ込まれていた。
それらの衣装を身にまとい、光の消失と共に、美しく成長した鹿目まどかがその姿を現した。
以上です。続きはまた昼ごろに投下します。
706:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 09:07:56.72 HSCqHwhfP
>>705乙!
楽しみに待ってます
707:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 09:34:38.81 YK2TS9hC0
>美しく成長した鹿目まどかがその姿を現した。
さっぱり成長してないところをがっつり露出した姿ですね!
708:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 09:41:49.21 bKNDWiYX0
実は髪伸びて目の色変わっただけなんだよなw
背は伸びてるかと思ったら服の裾が異様に長いのと
常時浮遊状態だからそう見えるだけという
709:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 09:45:58.03 wJS/1Qef0
>>708
あの部分は成長してなくても背は伸びてるのかと思ってたが違うのかw
さやかちゃんに笑いながら頭ポンポンされて不服満面のまど神様想像して萌えた
710:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 09:54:33.44 bKNDWiYX0
>>709 BDVD6巻の資料集見てもらえば分かるんだが
本当スカートが滅茶苦茶デカイ、歩くのはまず間違いなく不可能
後ほむらちゃんもビックリの超高いハイヒール履いてるのよ
多分あのハイヒール履いてようやく普通の靴はいたさやかと背が並ぶかなって程度
711:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:01:26.19 jXwoCKUc0
なん…だと…
もうてっきりがっつり身長も伸びてるもんだと思ってましたよチキショーイ。
BDとか持ってないし。・゚・(ノД`)・゚・。
あたしって、ほんと(
712:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:02:13.38 HPI/VpuG0
女神様身長詐称かよ!
さやかちゃんより大きくなって
さやかちゃんぐぬぬとか妄想してたのにw
713:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:04:32.98 wJS/1Qef0
>>711
どんまいそして乙
さやかちゃんだけにささやかな・・・いやいや
昼を楽しみにしてるよー
714:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:04:55.97 gZcoHO5n0
URLリンク(www.uproda.net)
御覧頂きたい
神っちの胸がさほど厚くなっていないのがおわかりいただけただろうか
715:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:06:34.35 HSCqHwhfP
大体OPのせい
716:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:09:47.79 YK2TS9hC0
URLリンク(www.dotup.org)
URLリンク(www.dotup.org)
URLリンク(www.dotup.org)
設定画や版権絵だとちんちくりんのままだけど、アニメだとすごい背伸びて見えるんだよねぇ
ついでに面長にも見える(よく見るとまんじゅうのまま
だから初めて雑誌で新規のまど神様が載った時すごい違和感あった
最終回当時、身長伸びたのをさやかちゃんに自慢しにいって、ちっぱい揉まれてからかわれて拗ねるまどっち妄想してた
717:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:10:30.56 bKNDWiYX0
まぁ さやかは2番目に背が高いほむらがヒール履いても
それより尚高かったりするから、女神モードでもさやかより多分小さいんじゃないかな
718:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:28:31.71 OZVukUG30
うわぁぁホントだ…自分も勘違いしてました…。
まど界だから精神の成長次第で自分の理想の姿で居られる気も…とか勝手に妄想してみたり。
続編期待してますのん。
719:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:31:55.52 HSCqHwhfP
女神モードでさやかちゃんの腕にしっぽり収まってるなんて最高だぜ!
720:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 10:58:36.94 MUJSIgGy0
しょうがないから牛乳飲みましょう
721:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 11:03:05.13 +TkIVb8m0
とりあえずSS乙!
あんな凛々しくなったのにちっちゃいままとかそれはそれで最高やん
722:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 11:44:47.62 YK2TS9hC0
見た目や中身がどんだけ変わってもさやかちゃんの前ではただの鹿目まどかちゃんよ
本人の意識以上にさやかちゃんがそういうふうにしか見てない
723:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 12:33:48.45 k+5k5F/H0
神様にセクハラできるのはさやかちゃんだけ!
なんという婿特権…
724:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 12:58:33.03 cHhjUdmq0
胸はまどかは平均ですよ!!
725:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 13:17:05.47 ab+h8s6+0
さやさや-まどか-えいしょう-ねんじろ
726:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 13:26:22.66 sNinF3SE0
概念になった
727:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 13:27:50.51 Km0fSYHu0
身長差の話なら、以前このスレに上がってたこの絵を出さずにはおけない
もし女神さま衣装だったら破壊力倍増だな……
URLリンク(www.dotup.org)
728:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:00:49.37 HSCqHwhfP
さやかちゃんも鼻血を出さずにはいられない
729:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:40:24.53 dzph7muP0
メリー
URLリンク(www.dotup.org)
730:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:40:27.22 MUJSIgGy0
やっぱり身長差萌えだな
おっぱいにしても身長にしてもまどかはちっちゃいのがいい
731:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:44:34.88 VV4gweE40
>>729
さやかちゃんマジイケメン
732:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:45:09.82 sNinF3SE0
くそぅ…クリスマスまでにはかたをつけるつもりだったのに…
733:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:47:06.71 HSCqHwhfP
>>729乙!
泣きそうになってしまった
734:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 14:54:22.94 jXwoCKUc0
>>729
さやかちゃんずっとそこにいろよちくしょう。・゚・(ノД`)・゚・。
俺も頑張らんと……とっくに昼過ぎてるよorz
735:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 15:27:10.57 jXwoCKUc0
大変長らくお待たせしました。では朝の続きです。もう色々ツッコミどころはあると思いますが突っ走ることに決めました
まどか「お待たせ、さやかちゃん」
まどかは目を開き、金色の瞳がその姿を覗かせた。
まどかはスカートのサイドをそれぞれ両手で一撫で。さらに右手で真後ろの部分を一撫ですると、スカートの長すぎる部分が内側へと回転しながら収納されていった。
スカートの両サイドと、後ろの裾の長さが歩くのに差し支えない長さになったところで、まどかはソファーへと歩を進めた。
そしてまどかは、スカートの後ろの撫で下ろす様にして押さえながらさやかの隣に腰掛けた
さやか「凄いわね、そのドレス裾の収納なんてできるんだ」
まどか「ふふ。実はね、このドレス自体が私の魔力で出来てるんだ」
さやか「へぇ、そうなんだ」
まどか「うん。だから自分の意思で裾の長さとかコントロールすることも出来るんだよ。まぁお迎えに行くときは、基本飛んでばっかりだから余りこういうことはしないんだけどね」
さやか「そっか。じゃあ、まどか。そろそろいいかな?」
まどか「うんっ。いつでもいいよ」
まどかはひざを寄せて太ももをぴったりと合わせ、
まどか「膝枕、どうぞ」
太ももをぽんっと叩きながら、やわらかい笑顔と共にさやかにリクエストの実行を促した。
さやか「うん、ありがとう。それじゃ遠慮なくっと……」
さやかはソファーの上にお尻を乗せて、頭の位置が太ももにピタリと合うようにもぞもぞとお尻を動かした。
さほど時間を掛けずにお尻の位置調整を終え、ゆっくりと上半身を後ろに倒す。ちょうどさやかの頭がまどかの太ももの真上に配置される形となった。
さやか「んじゃ、乗せるよ~」
まどか「どうぞ~」
ぴとっ
さやかの後頭部が、吸い付くように太ももの上に密着した。
まどか「どう?さやかちゃん」
まどかはさやかの髪をさらさらと手で梳きながら問いかける。
そしてさやかはまどかの掌と太ももの感触、温もりのおかげですっかり桃源郷の住人となっていた。
さやか「もうね……気持ちいい……そんだけ」
さやかは満面の笑みと共に、一言呟いた。
736:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 15:27:32.71 jXwoCKUc0
まどか「ふふっ、良かった。さやかちゃんに喜んでもらえて。もし眠くなったら寝ちゃってもいいよ」
さやか「……ん~、そうね。ほんとに眠くなっちゃったときは素直に眠っちゃうかも」
まどか「うん、いいよ。その時は時間見計らって私が起こすね」
さやか「よろしく……ああ、そうそう。まどか」
まどか「なぁに?さやかちゃん」
さやか「まどかはさ……まだリクエストとかある?もしあるならさ、何でも言って。可能な限り叶えられるようにがんばるからさ」
まどか「……いいの?」
さやか「うん、いいよ。それから一つや二つなんてけちな事言わないでさ、ガンガンお互いに言い合っちゃおうよ。ね?」
まどか「……ありがとう。じゃあリクエストはさやかちゃんを膝枕してる最中にでも考えとくよ。今はさやかちゃんのほうが先だから」
そう言ってまどかはさやかの頬を一撫でする。
さやかはうっとりとしながら目を瞑り、その安らぎに身を任せた。
さやか「うん、せっかくのまどかの膝枕だもん。あたしもゆっくり……楽しませてもらうよ」
それから二人はしばらくの間、会話をする事なく、その場の暖かな空気と互いに伝わる温もりをまったりと楽しんだ。
そんな中、まどかはさやかの整った顔立ちを見つめながら、とある思いを抱いていた。
そしてその思いが願いに変わるまで、時間は掛からなかった。
お互いが沈黙を始めてから10分後、口を開いたのはさやかからだった。
さやか「まどか」
まどか「ん、どうしたの?」
不意に話しかけられたまどかは、さやかの髪を撫でていた手を思わず止めた。
さやかは閉じていた目を開き、膝枕の終了を申し出た。
さやか「ありがと。膝枕、もういいよ」
まどか「え、もういいの?まだ10分くらいしか経ってないよ?」
さやか「うんん、もう十分よ。これ以上してたら気持ち良過ぎて融けちゃうよ、あたし。でろ~んって」
まどか「さやかちゃんったら……」
おどけてみせるさやかに、まどかはくすっと笑みを零した。
さやか「よいしょっと」
さやかはまどかとぶつからないようにゆっくりと上半身を起こし、ソファーに腰を掛けなおした後、まどかの方に上半身を向けた。
さやか「それじゃあまどか。さっきも聞いたけどさ、リクエストある?」
まどか「うん、あるよ。さっき膝枕してる最中に思いついちゃった」
さやか「へぇ、そっか」
まどか「うんっ、でも……さやかちゃんには少しハードル高いかも」
さやか「おっ、言ってくれんじゃないまどか。良いよ、言ってみなって」
まどかが話す事を躊躇するようなリクエストの内容に興味を持ったさやかは、持ち前の負けん気を発揮させ、まどかに話す様に促した。
まどか「……わかった。じゃあ遠慮なくリクエストさせてもらうね」
さやか「うむっ、このさやかちゃんに任せなさいっ!」
まどかの言葉に、さやかは自信たっぷりの笑顔とサムズアップで応えた。
まどか「私のリクエストはね」
さやか「うんっ」
まどか「この白いドレスを着たさやかちゃんが見たいな」
737:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 15:30:35.56 jXwoCKUc0
まどかから発せられた言葉の内容を理解したさやかは、
さやか「……っ!!ぁぅ」
思わず自分のドレス姿を想像し、赤面してしまった。
さやか「なるほど……確かにこれはハードル高いかも……」
まどか「でしょ?私もそう思ったんだ。さやかちゃん、こういうのって結構敬遠しがちだもんね…あとフリフリのレースとか」
さやか「う……そ、そうね」
さやかの女の子らしさに対するコンプレックスは、恋人であり親友であるまどかのお陰で少しずつ緩和されてきてはいるものの、
女の子らしさを前面に出したような、可愛らしい服装を自身が着ること関してはまだまだ抵抗してしまう部分があった。
そしてそれはさやかの一番傍にいるまどかも重々承知している。
だが、それでもまどかはその願いを譲らなかった。
まどか「でもね、さやかちゃん。さやかちゃんはさっき私の事、ドレスに負けないくらい綺麗だよって褒めてくれたけど
私だって、さやかちゃんの事、綺麗だって思ってるよ」
さやか「まどか……」
まどか「膝枕してる最中にさやかちゃんの顔を見てたときに思ってたんだ。
こんなに可愛くて、綺麗で、スタイルだって良いさやかちゃんならこのドレスだってきっと似合うって」
まどかは赤面の引き始めたさやかの目を直視する。そのまどかの真剣なまなざしに、からかいの色は微塵もない。
さやか「まどか」
まどか「なぁに?」
さやか「その……ありがとね」
まどか「どういたしまして、でもお礼なんていいよ。私は思ったことをそのまま言っただけだから、ね?」
さやかはが照れながらも述べた感謝の言葉を、まどかは優しい笑顔と共にやんわりと、丁寧に打ち消した。
確かに、ただまどかは自身の思いを真っ直ぐ、偽ることなく伝えただけである。
さやか「そっか……よし、まどか」
だが、その偽りなき心はしっかりとさやかの胸に届いていた。
さやか「あたしのドレス姿、あんたにしっかりと見届けてもらうわよっ!」
738:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 15:31:29.52 jXwoCKUc0
さやかの表情からは照れや羞恥など跡形もなくなり、そこにはさっぱりとした笑顔が浮かんでいた。
まどか「ほ、ほんとにっ?本当にドレス着てくれるのっ?」
さやか「おうっ!さやかちゃんに二言はないよっ!」
まどか「やったぁ!」
さやか「おわぁっ!?」
まどかはさやかの力強い言葉を受け、溢れる喜びと共にさやかに抱きついた。
さやか「こらこらっ。まどかったら、喜びすぎだぞ」
さやかは急に抱きついてきたまどかに苦笑いする。
だが、まどかは気にせずさやかの首の後ろに両腕を回し、さやかの耳元で話し始める。
まどか「だって見れるんだもん、さやかちゃんのドレス姿っ。もう楽しみで楽しみで仕方ないよっ」
まどかは一しきりさやかの首筋に頬を摺り寄せたり、さやかの頬をぺろぺろと舐め回したりして戯れていたが、
ある程度したところで自ら腕を解き。大事な説明をするためにさやかと向き合う形を取った。
さやか「あれ、もういいの?」
まどか「うん。さあかちゃんに大事なこと説明しなきゃと思って」
さやか「大事なこと?」
まどか「うん。さっきほんの少しだけ触れたけど、このドレスについてのこととか、着替え方とかまだ説明してなかったはずだから」
さやか「あっ……うん、そうだね。あたしこのドレスについては、さっき教えてもらったことくらいしかわかんないや。
じゃあまどか。説明、よろしくお願いします」
まどか「こちらこそ、よろしくお願いします」
さやかがまどかに軽く一礼し、まどかもさやかに返礼する。
こうして、まどかの説明が始まった。
以上です。次は夜23時くらいまでにはなんとか……
739:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 16:36:53.72 pc1BjM9iO
乙っちまどさや!
740:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 16:56:40.61 HSCqHwhfP
乙です!
741:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 17:10:37.82 k+5k5F/H0
>>729
ぐっとくるものがあるな…
742:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 17:20:27.49 HPI/VpuG0
>>729 >>735
しっかりまどかを幸せにしてあげてねさやかちゃん
743:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 18:05:57.15 MUJSIgGy0
今夜が待ち遠しいな
744:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 18:49:22.19 nIkY97zm0
甘々SSの続きが来る前にクリさや投下しとく
URLリンク(loda.jp)
745:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 19:28:49.80 HPI/VpuG0
乙
クリームちゃん×さやかは切ない
746:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 19:46:22.86 K9WZVpgqP
まどさやカプの中でも一、二を争う悲恋カプだよね…
手が届いてるのに全然届かないんだよなぁこれ。酷い話だ
747:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 19:59:01.99 cHhjUdmq0
クリームさん後のさやかちゃんの話とか外伝でやってほしいんだけどな
最期まどかの身体の前で泣き叫ぶさやかが幻視できたけど
748:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 20:00:36.97 nIkY97zm0
>>738
アルティメット衣装のまどっちに膝枕してもらったら
裾の長さの関係で半分くらい生足になるんだよな・・・ゴクリ
749:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 20:03:52.94 HSCqHwhfP
>>744
でもやっぱこの関係も好きだなーと再確認
750:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 20:29:33.96 MUJSIgGy0
オクタ×まどかも
751:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 20:42:04.89 cHhjUdmq0
>>744
手が届いているのに届かない
泣けるお話でしたと乙乙
752:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 21:24:13.42 HPI/VpuG0
>>748
むしろ膝枕に生足じゃないなんてそんな
753:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:10:29.43 IwMwNaoAO
やっぱりSSまみれだよやたー!
遅ればせながらGJ!
754:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:17:25.33 bKNDWiYX0
>>744 SS乙!
クリさやっていうからクリスマスかと思ったら
クリームヒルトで、クリームヒルトだと思ったら
オチはちゃんとクリスマスだったでござる
クリさやいいよね 本来ありえない組み合わせだったけど
PNが来てからはクリさやもここではスタンダード
まどオク・オクまども誰か書くかないかなー
755:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:39:37.94 K9WZVpgqP
3週目の形見のGS孵化して赤オクタちゃん2nd爆☆誕とかないかな
756:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:41:43.28 nIkY97zm0
>>754
最後の日付の事なら書き始めと書き上がりの日付なんだ・・・
いつもは消してからうpするんだが今回消し忘れたんだよ
なんか申し訳ない
まどオクとオクまども書きたいがいかんせん浮かばんw
757:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:44:12.22 HSCqHwhfP
容赦無用で攻撃してたからね・・
でも下の演歌で救われた
758:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 22:54:14.62 OZVukUG30
まどさや聖夜SS…なんですがこっちは暗い内容なのでろだです。
状況説明が今一つな気がする…。
URLリンク(loda.jp)
年末はもうちょっと明るいお話にさせていただきます。
759:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 23:06:53.88 nIkY97zm0
>>758
乙ー
昨日今日と豊作だなあ
霊体さやかちゃんは赤川次郎の「ふたり」の姉みたいな感じかと最初思ってたけどちゃんと姿は見えるんだな
それぞれのイメージカラーの指輪と聞いてソウルジェムかと思ってしまったw
うpロダ見てて何となく思ったんだがロダって作れるんだろうか
まどさやスレからのうpが多いからできたら便利なんじゃないかなとか
あと、避難所もあったら便利なんじゃないかなとか
規制された時もだけどエロい書き込みとかそっちでできるようになるし
ここ一応全年齢だから過剰にエロいこと言えないけど、かと言って百合スレには行きづらいし
760:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 23:31:24.39 HPI/VpuG0
乙
2人とも辛いな…
この前も規制で書き込めないってあったから確かにあるといいかも
761:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 23:53:29.57 EklwQ+4u0
SS多くて読みきれないなw
乙乙
>>729
この人の絵久しぶりだw
乙
762:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 23:54:53.06 MnYA4Osl0
イチャイチャや鬱SSからイラストまで皆乙
ここ2日はほんと豊作だぜ
763:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/25 23:58:30.74 HSCqHwhfP
>>758乙!
このパターンは珍しい
イベントの日はやはり良いね
764:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 00:24:12.65 O60Rg2EQ0
次の行事は大晦日?
765:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 00:29:16.81 FGKZyG9D0
その前に年末大掃除が控えとる
766:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 01:00:57.42 H6wqjKdD0
大掃除からまどさやに繋げるのは難しそう…
767:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 01:18:59.64 +m4psvkG0
さやかちゃん「まどかの部屋をガンガンお掃除しちゃいますからねー」ポンポン
さやかちゃん「うーん、さすがに本棚の裏は1人じゃ…ってわわっ!?」
スー…
さやかちゃん「な、何よこの本棚、ちょっと力入れただけであっさり動い…あれ、こんなとこに扉なんてあったんだ…」
さやかちゃん「あからさまに本棚の後ろに隠してる部屋…………怪しい」キュピーン
さやかちゃん「ポエム部屋かなんかかな~?ふっふっふっ、嫁が隠し事とは許さんぞー…まどかの隠し部屋突撃ー!」ガチャ!
さやかちゃん「…………えっ?」
さやかちゃん「な、なに …何なのこの部屋?壁一面にあたしの写真…しかも撮った覚えがないのばっかり…」
さやかちゃん「っ!!これあたしが1人で…なんでこんな写真あんのよっ!?」
?「何してるのかなさやかちゃん」
さやかちゃん「っ!!ま、まどか…」
まどかちゃん「見ちゃったんだ…酷いよ、勝手にわたしのさやかちゃん部屋に入るなんて」
さやかちゃん「ご、ごめん…で、でもこの部屋何なの?さやかちゃん部屋って…」
まどかちゃん「…………」ガチャ
さやかちゃん「まどか…?」
まどかちゃん「さやかちゃんがいけないんだよ?さやかちゃんがここを見なきゃまだ友達として頑張れたのに…」
さやかちゃん「まど…」
まどかちゃん「知っちゃったさやかちゃんは、もうわたしをただの友達としても見てくれないから…だから」グイッ、ドサッ…
さやかちゃん「あっ…!(押し倒されたっ!?な、なんでまどかにこんな力が…)」
まどかちゃん「だからさやかちゃんがわたしを受け入れてくれるまで…さやかちゃんにはお勉強してもらうね?」
さやかちゃん「やっ…まど…ダメだよ、ダメだって、ねぇ…やだっ…誰かっ…恭…」
まどかちゃん「その名前はダメ…さやかちゃん、お仕置きだよ」
さやかちゃん「きゃああああああっ!!」
ホワンホワンホワワ~ン…
仁美ちゃん「そうして始まるさやかさんへの苛烈な教育…まどかさんの甘く激しい教育に最初は抵抗していたさやかさんの心は次第に溺れてしまい…そしてある日さやかさんはとうとう自分からまどかさんを…」
エリーちゃん「ふむふむ…よし、これで次の冬の戦いも完全勝利間違いなし!さっそくイザベルとアルベルティーネに連絡を…」
さやかちゃん「離してまどかあっ…!!あいつらまとめて叩き切ってやるうっ…!!」
まどかちゃん「ダ、ダメだよさやかちゃーん!!」
768:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 01:30:09.93 alW0M+BE0
>>767
攻めなまどっちもいいなあ、GJ
769:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 01:31:35.52 2T791J2b0
仁美さん淑女やな
770:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 02:16:56.85 T7iFfj7N0
さやかちゃんスレから転載、クリスマスプレゼントだそうです
URLリンク(www.tinami.com)
771:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 03:07:10.10 WXSoPTTa0
まどかもいるんだがw
772:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 03:40:05.91 FGKZyG9D0
箱が開けられる前の閉鎖空間での2人の様子が気になりますねぇ
773:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 07:13:42.28 4/KqPMy90
>>758
心に突き刺さるくらい苦しくも美しい良いSSですね!GJ!
自分がこういうの書いたら蛇足のような救済展開にしてしまいそうだ……
774:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 08:25:41.71 UqtsOlVj0
もうSS多すぎてどれから乙っていいやら…
昨日上げる予定だったSSは今日こそ上げて見せます。
まどまどさやさや
775:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 08:37:54.56 blZQ9XF3P
>>767乙!
エリーちゃんすっかりコミケ要員だなw
776:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 11:24:35.98 O60Rg2EQ0
この2人何ケーキが好みかな
まどかはショートケーキっぽいけど
777:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 12:29:11.59 H6wqjKdD0
さやか「まどかにクリーム塗って食べたい」
778:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 12:31:36.43 IpYgbOU6P
女体盛りだなんてどこで覚えたのさやかちゃん
779:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 12:35:42.13 KwO7Khwk0
お互いに舐めあうのがいいと思います
780:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 12:41:46.02 RhN+leYR0
>>777
r‐、
ヽ ヽ
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|:::::::::::::::::l ,' ,' < 話は聞かせてもらった!
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781:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 13:39:04.03 T7iFfj7N0
まどっちはふわふわで可愛くておいしそうなイメージがあるからなぁ
782:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 13:43:45.10 IpYgbOU6P
だからさやかちゃんは存分に食べちゃってくれていいのよ
URLリンク(www.moeyo.com)
ほら!これほら!さやかちゃん見てこれ!据え膳だよ!
783:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 14:03:05.52 5vHlx/YU0
これにはさすがのさやかちゃんもルパンダイブ
784:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 14:05:46.12 1IQlwi7h0
まどっち、はしたない子……!
お仕置きが必要だなやっちゃってくださいさやかちゃんと思ったけど
おしりぺんぺんしてお説教する光景しか浮かばなかった
785:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 14:29:09.78 blZQ9XF3P
この状態でおしりぺんぺんも相当性的だな、って
786:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 15:26:33.55 H6wqjKdD0
さやか「ペロペロしたい」
787:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 15:37:57.04 T7iFfj7N0
まどか「さやかちゃんになら、いいよ…」
788:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 16:56:19.88 O60Rg2EQ0
まどかさんさやかちゃんに甘すぎw
789:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 17:08:35.81 7mq3o7M0O
あんま甘やかすと調子乗っちゃうなw
790:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 18:36:19.78 blZQ9XF3P
でもそんな調子に乗ったさやかちゃんを愛してるからしょうがないね
791:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 19:28:33.81 H6wqjKdD0
そんなさやかちゃん嫌いって言わせてみたい
792:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 19:33:29.98 jUUFdWUrO
???「交渉いたしましょう。さやかさんのうるうるした瞳、見たくはありませんか?と」
793:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:10:50.22 blZQ9XF3P
「さやかちゃんき、き、きら・・きらら!」
嫌いなんて言えないですよー
794:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:14:30.49 ZjOcCpMR0
人の心を試すのは下衆のやる事だからやっちゃ駄目だよ 8話のリピートになる
795:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:23:20.01 FGKZyG9D0
縦読み気付かれなくてどうなったか忘れたのか
796:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:23:54.72 IpYgbOU6P
嫌いって言いたくて言えないなら、代わりに大好きって言えばいいんだ
797:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:24:41.48 O60Rg2EQ0
あれは哀しい事件でしたね…
798:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:33:18.53 zxt/wfqW0
でも喧嘩後のいちゃいちゃは想像を絶するものがあるという噂があってな
まぁ、クリスマスも一人で過ごした自分には嘘か真かの詳細な真偽は一切分からないけども
799:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 20:35:44.12 u7CzKzEg0
終わってしまいましたが、クリスマスSSが大量でほくほくです!
しかも完成度も高くて本当に凄い!
絵もかわいいのがいっぱいで眼福です。
これからも楽しみにしてます。
>>630
まどさや仁SS完結お疲れ様です。最後までわくわくはらはらして読ませて頂きました!
あとがきで触れてたえくすかりばー絵って、やっぱりあの落書きでしょうか?(汗
名称の路線変更させてしまって申し訳ないです(汗
お詫びにSSのワルプルギス戦描いてみました。
アクションは全然描いたことないのでいろいろ残念なのはご容赦を・・・。
URLリンク(loda.jp)
800:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 21:02:25.29 blZQ9XF3P
エクスカリパーは剣使いのロマン
801:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 21:18:12.61 O60Rg2EQ0
>>799
さあさやかちゃんまどっちも守るんだ
802:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:00:06.58 blZQ9XF3P
喧嘩して仲直りの後は一緒の布団で寝るのが基本
803:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:22:33.80 ZjOcCpMR0
剣を投げれるさやかちゃんがエクスカリパー量産したらかなり強いよね
804:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:31:37.05 rPBl84O40
まどかとさやかちゃんの2人で一つでカラドボルグを放つわけか
805:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:33:11.13 ZjOcCpMR0
まどさやマーブルスクリューも捨てがたい
806:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:35:30.41 IpYgbOU6P
エクスカリパーってそんな強かったっけ…
9話のオクタ戦みたいな、さやかちゃんがまどっちを傷つけちゃってそれを見たあんこちゃんが激怒して
さやかちゃんをぶん殴るけどさやかちゃんどうにもこうにもDVとまらない、みたいなシチュを思いついたような気がしたけど
ヒューマンさやかちゃんがオクタちゃんみたいなことする姿がてんで想像できなくて即ボツ
807:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:40:12.40 ZjOcCpMR0
装備して斬りつけても一桁しかダメージでない最弱剣だけど
『なげる』となぜか凄いダメージが出る
かずみで前例が出来たし姿は人間だけど中身はオクタヴィアってので書けばOK
808:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:42:07.67 WXSoPTTa0
さやか「約束された勝利の剣(エクスカリバー)を手に入れたぞ!」
809:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:42:17.78 zxt/wfqW0
さやかちゃんは物理的に傷つける場合は自分しか対象にならないからな
理想にまっすぐすぎて誰かのせいだって思うことすら自身に許さないで「こんな自分なんかいなくなっちゃえばいい」って思考になるというか
救いの手すら跳ね除ける8話の行動はもはや消極的な自殺だよ
810:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:48:16.55 IpYgbOU6P
>『なげる』となぜか凄いダメージが出る
なるほどー。雑魚いパチモンとばかり思ってたのにそんな効果が
かずみはよく分からないけど中身だけ魔女化とかあるのか…
現状、DVありました、という結果とそれに伴うあんこちゃんの鉄拳制裁があるだけで
かんじんのDVシーンが全然思い浮かばないという。さやかちゃん殴られ損
811:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:49:36.92 XOQCQdDK0
「まどかは死んだ!お前が殺したんだ!あたしからまどかの死まで奪う気か!死んだ奴は絶対に生き返らないんだ!あたしはそんな与太話を聞きにきたんじゃない!あたしは…お前をぶっ殺しに来たんだ!」
812:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:51:18.95 FMtVqR0/0
まどか「さやかちゃんに(性的な意味で)傷つけられちゃった……」
813:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:51:20.38 blZQ9XF3P
DVじゃないけどあんたの身体で慰めなさいよみたいに襲いかかるのは想像余裕でした
814:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:51:35.95 ZjOcCpMR0
魔女を人間に戻せるかも!→や、やったか!?→戻ったのは見た目だけでした こういう話
815:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:56:33.87 H6wqjKdD0
なにそれ怖い
816:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 22:57:22.47 jUUFdWUrO
>>809
さやかちゃんの幼くもいじらしい部分だよね
そう言い切ってしまうには少し意志が強すぎて頑固過ぎるけど
「あの時追いかけなきゃいけなかった」というまどかちゃんは本当によく見てるし大好きなのがわかるよ
817:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:04:03.41 +S+BMeizO
そういうSSがあったな
818:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:05:13.47 IpYgbOU6P
>>814
えーなにそれ
さやかちゃん元に戻ったーって抱きつきに行った瞬間ぎゅっされちゃうの?
819:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:13:58.63 cHlx33Kq0
URLリンク(www.pixiv.net)
まどさやw
820:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:33:22.54 blZQ9XF3P
そのブックマーク先のエロサンタまどかが気になるなと思ったらオリジナルだった
821:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:38:03.28 RgCfxcb70
>>813
「こんな体じゃ抱きしめてなんて、キスしてなんて言えないよ…」
「そんな…さやかちゃんはさやかちゃんだよ…」
「そんな風に言うんなら、あんたはできるの?こんなゾンビに?無理でしょ!当然だよね!」
「さやかちゃんなら、いいよ、私…」
くらいは簡単に想像できるよね
822:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:41:45.68 H6wqjKdD0
1回は多分みんな考えるよなw
823:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:42:42.40 65R8a3n70
>>810
まどさやにおいてさやかちゃんにさせるのが最も難しいのが
まどっちに手を上げさせることじゃないかってくらいだしな・・・
824:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:44:31.40 blZQ9XF3P
まどかのほっぺに蚊が止まった時とか
825:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:47:10.51 jUUFdWUrO
>>821
そこでチューしたら解決じゃねw
なんて放送時にまどかスレで話してたのを思い出した
826:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:49:47.37 UqtsOlVj0
すいません。>>702-705 >>735-738の続きがやっと書きあがったので投下しようと思います。
もうクリスマス終わってしまいましたが。・゚・(ノД`)・゚・。
827:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:50:23.21 O60Rg2EQ0
チューしたら2人でお互い無しじゃ生きられないどろどろの世界に堕ちていくんだろうなー
828:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:51:06.46 IpYgbOU6P
まどっちが馬鹿なことやらかしたら「なにしてんの!」って怒ってビンタくらいするかも…
>>821
7,8話の流れるようなまどさや展開は隙がなさ過ぎて返って妄想が広がるよね
829:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:56:03.56 pyZd2oah0
二人でちゅっちゅしてる時にさやかちゃんがまどっちを焦らしすぎて、
まどっちが甘く潤んだ瞳で頬ずりしながら、腕をさやかちゃんの首にまわし両足でがっちりと腰をホールドして
「さやかちゃんなんてきらい、きらぁい…」って言ってるまどさや画像ください!
まどっちがさやかちゃんを嫌いって言うシチュってこれくらいしか思いつかない
830:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:57:14.89 UqtsOlVj0
まどか「どう、さやかちゃん。私の説明で解りにくい所。あったかな?」
さやか「うぅん。ちょっと時間掛かっちゃったけど、その分ちゃんと細かく教えてくれたから大丈夫よ、まどか」
まどか「そっか。それならよかった」
まどかは自身の説明で不明な点がないように、多少時間を長めに使ったがその効果はあったようだ。
さやかの自信たっぷりな様子に、まどかは一先ず胸をなでおろした。
さやか「まどか。これからお風呂もも待ってるしさ、ぱぱっと着替えちゃうよ。協力、お願いね」
まどか「うん、任せて」
さやかはドレス着衣のためソファーから立ち上がり、先ほどの女神化したまどかと同じ様にそこから三歩離れた。
まどかもソファーから立ち上がり、さやかから1メートル程離れたところで待機していた。
さやか「それじゃ、いきますかっ」
その言葉が終わると同時にさやかの体から青い光が発せられ、さやかの体の輪郭をなぞった。
やがてその光が弾け、ほとばしる魔力と共に、魔法少女となったさやかがその姿を現した。
さやか「……よし。こっちは問題無しよ、まどか」
さやかは体に走る魔力の状態を確認し、自己の調子を良好だと判断した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まどか『さやかちゃん。これから私が説明することは、さっき私が少し触れたところと被ることがあると思うけど、その時にはまた改めて説明するね』
さやか『うん、わかった』
まどか『それじゃあまず最初。このドレスの素なんだけど……』
さやか『大丈夫、さすがにこれは覚えてるよ。このドレスの素はあんたの魔力でしょ?』
まどか『うん、その通りだよ。それでね、さやかちゃんがこのドレスを着るためには、これを構成する素、つまり私の魔力ををさやかちゃんの体内に送る必要があるの』
さやか『なるほど』
まどか『それで、私のドレスの素…私の魔力とさやかちゃんの魔力が体内で融合させて、そこからさやかちゃんのドレスを構成するの。ただそのときに前提なのはさやかちゃんが魔法少女でいることなの』
さやか『そうなの?』
まどか『うん。理由はね、魔法少女じゃない通常の状態だと、魔力が体に絶えず流れているわけじゃないから、私の魔力が肉体を必要以上に刺激しちゃう恐れがあるの』
さやか『あんたの魔力が、あたしの体の中で抵抗がないのを良いことに好き勝手するって事?』
まどか『そう、そんな感じ。でも魔法少女になっていれば常に魔力が体の中を流れてるから、私の魔力が入ってきても肉体に対してクッションになってくれるよ。それにその方が魔力同士の融合もスムーズに行くからね』
さやか『うん、わかったわ。魔法少女になることが前提っと。んじゃあ、あんたからの魔力を受け取るにはどうすればいいの?』
まどか『えーとね……』
さやか『ん、どしたの?』
まどか『えへへ……それはね♪』
さやか『あ……何となく予想ついたわ』
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831:名無しさん@お腹いっぱい。
11/12/26 23:57:47.62 UqtsOlVj0
まどか「じゃ、次は魔力の注入だねっ!」
さやか「そ、そうね……よろしく頼むわ」
まどか「さやかちゃん、そんな緊張しないでよ。これは魔力を送るのに必要なことなんだから、ね」
さやか「あんた、色々と本心が透けて見えるわよ」
まどかがすばらしく良い笑顔なの対し、さやかは少しばかり緊張の面持ちであった。
まどか「大丈夫、さやかちゃんだってすぐに夢中になっちゃうから」
さやか「……ま、それもそうなんだけどね。じゃあ、まどか」
まどか「うん」
まどかとさやかは正面から向かい合う。
次に、まどかが魔力を注入する側のため、まどかがさやかの頬を両手で挟んだ。
するとまどかの全身から薄い光がうっすらと現れ、それはまどかの体の輪郭をなぞるように発光していた。
そしてこれこそが、まどかのドレスの素となっている魔力だった。
まどか「さやかちゃん……受け取って」
さやか(コク…)
まどかは一言小さく呟くと、さやかは応じるように頷き、目を閉じた。
さやかが目を閉じたのを確認し、まどかはさやかに魔力を注入すべく、ゆっくりと顔を近づけた。
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さやか『やっぱり口移しか』
まどか『うん。私がさやかちゃんの体内に魔力を送るには、これが一番効率が良いの』
さやか『まぁ、言ってることは理解できるけど……どーも今のあんたが言うと別の目的がメインに聞こえるのよねぇ』
まどか『そんな、ひどいよ……もしそうだったとしても、それはきっと、愛のなせる業だよっ』
さやか『ま、そういうことにしときますか。それだったら、その愛をちゃんとこぼさない様に注いでよね』
まどか『大丈夫!私の口でしっかりと蓋するから。ただ、もし途中で息苦しくなったりしたらその時にはテレパシーなり私の体を叩くなりしてね。すぐに魔力の注入をとめるから』
さやか『うん。わかったよ』
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まどか「んっ」
さやか「んぅ……」
二人の唇が触れ合い、そして重なった。
まどか「んぅ、んむ、んんっ……」
さやか「んっ、んふぅ、んむぅっ」
くぐもった声が二人の周りを支配すると同時に、まどかの全身を覆っていた魔力が少しずつ、少しずつ二人の繋がった唇を通って顔中へ、頭部全体へと広がっていく。
まどか「んふぅっ!んんぅっ、んむっ」
さやか「んむぅ、んむ、んんぅ」
二人はいつしか舌を絡め、魔力の注入のことを覚えているのか怪しさを感じさせるほどに、互いを貪り合っていた。
それでも繋がった唇だけは離そうとしない、わずかな隙間も開けないのは二人が本来の目的を忘れていない事の証左である。おそらく。
やがて光は頭部から上半身、腕へ、指先へ。下半身は足の先まで広がった。
足の先まで広がったタイミングと同時に、まどかとさやかの唇は別れを告げ、二人の繋がりを示す銀の糸も重力に引かれて切れた。