11/12/05 16:24:53.83 3zfe3tce0
◎関連スレ
【まどか☆マギカ】佐倉杏子はPoTeCo可愛い80個目
ｽﾚﾘﾝｸ(anichara2板)
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前スレ
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ｽﾚﾘﾝｸ(anichara2板)
3:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 16:26:39.33 3zfe3tce0
前スレ3.5のURLが分からない
誰か補足頼む
4:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 17:12:44.74 lN8LFyjU0
【まどか☆マギカ】ほむら×杏子スレ3.5ほむあん
ｽﾚﾘﾝｸ(anichara2板)
5:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 18:18:25.65 2IwCL4Sr0
【まどか☆マギカ】ほむら×杏子スレ3.5ほむあん
ｽﾚﾘﾝｸ(anichara2板)l50
たった半日で落ちるとか絶望するかと思った。
6:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 20:16:09.63 8+uykAU6O
ほむー
7:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 20:23:35.85 bgrfhfkX0
補足ありがとう
8:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 22:01:52.66 bgrfhfkX0
ひょっとしてこのスレ三人しかいなくね？
9:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 23:00:05.63 8+uykAU6O
ロッソ・ファンタズマ！))))))
10:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/05 23:22:57.87 5l9JB8o4O
好きだけど話題がない
11:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 00:05:57.52 3DzSHYfo0
続けて落ちたんだからもうちょっと間隔あけるなりした方が良かったんじゃ･･･
ほむほむスレじゃないんだから一行レスだけでスレ進行したらまずいでしょｗ
12:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 00:28:46.18 GAYP8ugM0
>>8
SS書きだけで三人いる。
つまり、その気になればSSだけでスレが埋められる。
13:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 00:57:49.51 3DzSHYfo0
でもおっさん化ＳＳばっかりなのもあれなので、次は出来ればほのぼのとか
本編準拠のシリアス物とかでお願いしたい
その前に落ちなきゃだけどｗ
14:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 00:59:40.91 NdRk5R+p0
>>1乙
あまりネタを投下出来んが頑張ってくれ
15:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 03:45:29.64 a40NSlL1O
SS職人がソウルジェムみたいなものか
16:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 04:24:06.03 GAYP8ugM0
酒飲むのはおっさんだからじゃなくて、辛いことがあるからさ……
17:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 06:53:43.64 jp8HPbQd0
復活してた！ ばんざーい！
でもSSは酒飲んでるのだのセクロス直後だのそんなネタしかねえ！
ごめん、、許して
18:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 07:27:40.16 VOzokPA80
酒かセクロス使わないとなかなか素直になってくれそうにないんだよな
それか死ぬ前
本編でも心が通い合ったの杏子が死ぬ直前だし
なんかもっとハートフルなネタはないものか…
19:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 07:57:23.23 z+brawVc0
>>8
俺もいるよ
20:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 08:03:16.93 gPh6fuo40
と言うかこのスレだけ異様に落ちるの早くね？
他のスレだと普通に維持れてれる書き込み間隔でもスレ落ちしてたりするし
21:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 08:26:22.10 qSX+hhk90
１スレ目を立てた俺も継続しているよ
落ちた期間はマシントラブルで書きこみできんかった
落ちるのは何かのタイミングか条件が重なるのかも？
上げが少ないから？
22:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 08:32:17.20 qSX+hhk90
忘れていた1乙
落ちやすいのはともかくやや他カプと比較してやや人数少なめなのは
他カプがこのカプが一番好きで占められているに対し、
ほむあんは、ほむまど杏さや前提のほむあん好きとやや特殊な面があるからかも
23:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 09:20:37.75 NffKKjya0
一番好きって人もいるんでね？
最近メガほむと杏子のSSとかみて前提なしでも美味しいコンビとやっと気づいたぜ
24:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 09:24:40.92 qSX+hhk90
>>23
一番好きな人ももちろんいると思いますよ
ただ、他カプよりも、他のカプ成立が前提のほむあん、カプとしてもよりもコンビとしてのほむあんの率が多いのかもってことです
25:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 09:28:42.16 NffKKjya0
まあどっちでもいいや
とりあえず次落ちたら流石に立て直しはアレだろうから
会話分だけの1レスSSとかネタフリとかして維持するしかないだろうな
26:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 10:49:14.74 Hr53jnsn0
まあ雑談なのでむーんで聞き流してくれ
ほむらと杏子のフィギュマが出たら色々組み合わせてアップしてみますわ
27:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 11:16:48.04 J58p0P1a0
どうでもいいけど別カプを「前提」にするのが主軸ならスレいらないと思う
だってそれほむあんスレでやる必要ないじゃん
その前提にされてるカプスレでやったらいいってレベル
28:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 12:19:34.08 i8iCdp78i
そういや杏子はほむらの近代兵器使用をどう思っているんだろう？
これは便利？
魔法武器が使えない者の代替え対策に過ぎない？
29:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 12:57:30.44 nFToROTy0
>>28
戦えるならなんでもいいって感じじゃね？
あんまり気にしてなさそう
自分も窃盗したりと結構悪いことしてると思ってたけどそれ以上がいた・・とか思ってるかもね
30:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 13:03:30.07 hu+yz9IU0
杏子がワルプル戦での共闘に乗った理由もさりげに謎だよな
放映中は内心死に場所探してたのかもと思ってたんだが
今にして思うと二人とも「仲間」を探してたのかもなーとも思う
31:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 13:15:39.67 uKQZ7kmu0
>>28
大人しそう面してやるじゃん。気に入ったよ
32:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 14:57:05.59 GAYP8ugM0
>>28
なんかすげぇのがいるんだな……と思ってそう。
意外と常識人なイメージがあるんだよね。
33:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 19:19:39.64 jp8HPbQd0
戦闘面では普通にほむらのこと認めてそうだよな
個人としてはどうだろ
ほむあん脳的には一緒にメシとか食ってそうだけど
34:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 20:20:51.30 hu+yz9IU0
微妙に距離取りつつまんざらでもない感じだと美味しいです。フェアウェルのエピローグ最高でした
>>33
ジャンクフード王杏子＆カロリーメイト＋ウィダーイン生活のほむらを見かねて
食事の世話を始めるマミさんとかだと俺得
だがケーキは毎回１ホール
35:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 22:17:16.59 8WffaZttO
こんな俺得スレがあったのか…
36:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/06 22:35:25.99 hu+yz9IU0
スレ圧縮に巻き込まれて良く落ちるけどなｗ
37:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 02:07:47.49 tBrNk5gd0
はやく杏子figmaでないかなあ
このコンビが一番映えると思うんだよね
URLﾘﾝｸ(www.uproda.net)
38:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 02:12:01.33 cqZCt51M0
杏子ちゃんと無自覚に仲良くしまくって、女神様のジェムを濁らせるほむほむですね
39:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 03:04:48.33 m4UeeN4T0
ねんどろでイチャつかせたいわ～
URLﾘﾝｸ(www.uproda.net)
40: ◆2GQkBO2xQE
11/12/07 08:28:23.83 nc1CAM2h0
URLﾘﾝｸ(www.pixiv.net)
前スレ66に捧げる。酒は人類最悪の敵である！
41:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 08:32:10.10 i04k1Zyl0
いつもＳＳ乙です
毎回楽しみにしてますよ
42:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 13:56:19.49 Mxu1f6On0
SS乙です
マミさんいい迷惑だなｗ
43:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 14:04:19.41 JfG81rZc0
乙
やっぱりこの二人はいい関係性だねえ
44:男装
11/12/07 19:28:49.55 Mxu1f6On0
「フレーッ！ フレーッ！ あっかっぐっみっ！！」
「いけいけ白組！ いけいけ白組！」
秋空の下に響くのは、声を振り絞った援声。そこに観衆たちの歓声と悲鳴が入り交じり、
グラウンドは興奮のるつぼと化している。
体育祭。小中高と秋に必ずあるイベント。体育会系の生徒が輝き、文科系はひたすら憂鬱になるこの行事。
基本は文科系、魔獣相手にやっていることは体育会系。そんなイレギュラー生徒、暁美ほむらは憂鬱を通り越し、
死んで腐って踏んづけられた魚のような眼をしていた。
（…………暑い……しんどい……喉痛い……帰りたい）
心中でうめき声を上げ続けるほむらが着ているのは、真っ白の上に紺のブルマが揃いの体操着ではない。
黒一色の上着に、同色のズボン。額に白ハチマキ。手に白手袋。きっちりとしまった詰襟。
つまりは、応援団の格好であった。
ほむらは観客席のもう一段上に作られた応援団席で、手を振ったり叫んだりという
自分のキャラと百八十度違うことをさせられていた。
（断ればよかった……病み上がりだから無理ですって強引に断ればばよかったのよ……）
ひたすら襲い来る後悔は、己の迂闊さとクジ運の悪さに向けられる。
各クラスから選抜される応援団員。数は男子五人に女子一人。その人選は公平無私にクジで選ばれる。
そしてほむらが適当に引いたクジには、見事に赤い丸の当たり印。
売店のアイスでもマーブルガムでも当たりを引いたことが無い少女の、人生初の当たりクジであった。
へし折りたいぐらい感動的だった。
45:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:31:07.21 Mxu1f6On0
そこから今日までの体育祭準備期間は、まさしく地獄。
とにかくドラ声で叫ばねばならない応援団。まどかの名はやたら叫ぶが、それ以外は声を張り上げない魔法少女。
相性の良かろうはずがない。
加えて、毎日強制的に徴集される放課後の練習。やたらめったらやる気のある応援団長によるダメ出しのやり直し。
こういう時に限って大量に出る魔獣。「あんたが応援団とかありえねーーーー！！」と腹を抱えて笑いくさった駄犬。
なにもかもがほむらを肉体的にも精神的にも疲労させ、無愛想さに拍車をかけ、ソウルジェムもちょびっと濁らせた。
早く終われ終われ終われ終われと念じ続けて、ようやくやって来た今日本番。
空は潔いまでに晴れていて、太陽は夏もかくやと張り切っている。そしてグラウンド中に渦巻く熱気。
本番は練習の三倍きつかった。死ぬ。死にたい。むしろお前はもう死んでいる。
（せめてまどかがいれば、少しは応援に熱意がこもるのに……）
残念ながら桃色の魔法少女は女神にランクアップし、世界中の魔法少女を見守ったり、
円環の中で美樹さやかと茶をしばいたりするのに忙しい。民草の催し事に参加している暇は無かった。
魔法少女仲間の巴マミは参加しているが、所属するのは敵方の赤組。
「頑張れマミさーーん！」などと声援を飛ばすわけにはいかない。マミが白組でもそんなことやらないが。
そのマミはといえば、今はちょうどリレーのアンカーを務めていた。
外見に反して運動が得意な彼女は、受け取った首位の位置を意維持すべく、全力で走っている。
マミが力強く大地を蹴る度に、平均数値を大きく越えた胸が揺れた。ものすごく揺れた。
それを見た男子生徒のボルテージは上がり、ほむらの不快指数も跳ね上がった。
もう嫌だ。もう嫌だ。もう嫌だ。
とても大事なことなので三回念じ、力無くやっていた応援の型を崩し、ほむらは団長に歩み寄った。
「すいません、ちょっと気分悪いので休ませてもらっていいですか」
「おう、日陰で休んできな」
46:男装
11/12/07 19:34:12.41 Mxu1f6On0
応援合戦までには戻れよー、という聞きたくない言葉を背に受けて、ほむらはグラウンドを離れ校舎裏に回る。
普段以上に人気の無い場所に腰を下ろし、ガックリうなだれ長々とため息をついた。
「このまま熱中症だって、救護テントに逃げようかしら……」
まだ午前の部。それも三分の二しか消化していないのにこの疲労感。
なにより昼食前には悪夢の応援合戦が待ち受けている。
ほむらが本気で救護テントへ駆け込む理由を考え出した時、聞き慣れた声が耳を打った。
「サボりめーっけ」
顔を上げると校舎の角で、赤髪の少女がニヤニヤ笑っていた。
「……来てたの」
「マミに撮影頼まれてさ。ゆまも運動会見たいってはしゃいでたし、二人で来たよ」
しゃべる佐倉杏子の口にはいつものロッキー。格好もいつものパーカーに短パン。
詳しく説明されずとも、一般入場枠で来たのは一目瞭然だった。
「あんたの応援姿、何枚も撮っといたぜ。いやあ、笑えるぐらいやる気無かったな！」
言ってるそばから笑う杏子。うめくほむら。
これで次のお茶会の話題は決定した。巴家の広いテーブルに広げられた自分の応援団写真を想像し、
ほむらはかなり本気で首をくくりたくなった。
ますます深く頭を落とすほむらに、杏子が近づいてくる。半メートルの距離でしゃがみこむと、
ニヤついた笑いを引っ込め、何を思ったかしげしげとほむらを観察し出した。
首を軽くかしげて左右からほむらを見たり、立ち上がって上から見下ろしたり。
47:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:37:20.50 Mxu1f6On0
「……なにをしてるの」
「いや、遠目で見てた時はそこまで思わなかったんだけどさ」
うんうん、と二度頷く杏子。
「あんた、その服似合ってるね」
「そうらしいわね。クラスメイトにも何度か言われたわ。自分ではよく分からないけど」
「髪も黒で全身一色揃いだからかな。仏頂面も見ようによってはキリッとした顔だし。
男装がほんと似合ってるよ」
杏子の視線が顔から降りていき、胸のあたりで止まる。
「ここら辺も男っぽいといえば男っぽいな」
「………………」
それから三分間、無表情で杏子の目玉に指を突っ込もうとするほむらと、
阻止する杏子の熾烈なバトルが繰り広げられた。
勝者は杏子。決まり手は粘り勝ち。色々と疲労しているほむらに、
なにがなんでも制裁をという気力が足りなかったのが勝敗を分けた。
実力行使の不可能を悟ったほむらは、せめて口で多少は復讐を行う。
「こういう格好はあなたの方が似合うはずよ」
「そうか？」
「ええ、がさつで乱暴で野良犬でいかにも不良っぽいから。
学ラン来てバイクに乗れば即席レディースの完成よ」
「喧嘩売ってるのか！？」
「校舎裏でアンパン吸ってる光景とか、簡単に想像出来るわね」
「は？ アンパンは食う物で吸う物じゃないだろ」
アンパンを知らないとは健全な不良であった。マミに隠れて飲酒をやったことはあるくせに。
ほむらも付き合って飲まされたが。意外と美味かった。
48:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:40:35.19 Mxu1f6On0
毒舌がいまいち不発に終わり、なおさら徒労感を覚えるほむら。
もう今なら見た目だけで病人認定してもらえるかもしれないなどと考えていると、
杏子がポキポキとロッキーを食ってしまい、また近づいてくる。
その瞳にはほむらをいじって楽しむ色も、さっき一瞬だけよぎった怒りも無い。
代わりに、もう少し剣呑な色があった。
気力と一緒に警戒心も減退していたほむらは、その色に気づくのが遅れた。
「……今度はなに」
「いや、アンパンは吸わないし食わないけどさ」
顔が急速に近づく。
「別のもの吸おうかと思って」
声と共に顎が持ち上げられた。チュッと小さな音。唇に柔らかい物が触れる。
チョコレートとクッキー、そして温かく甘い唾液の味が、舌に走った。
唇と唇がくっついていたのは、ほんの数秒。それでもほむらを驚愕させ、
活力の無かった瞳を見開かせるには、充分な接触時間であった。
唇を離し、驚いているほむらの顔を満足そうに見る杏子。
その面白そうな表情が微妙にむかつき、ほむらにペースを取り戻させた。
「……こんな非常識な所で盛らないでくれるかしら」
髪をかき上げ、目の前にある顔を睨む。
「いくらあなたでも『待て』と『お預け』ぐらいは知っているでしょう」
「両方ともしてたけど？ この一ヶ月ぐらいずっと」
言われて思い出した。こういうことをするのは久しぶりだと。
三日に一度はほむらの部屋に上がりこむ杏子が、ここしばらくはほとんど来なかった。
応援団練習のせいで勉学と睡眠の時間が削られ、何かと忙しかったほむらを
杏子は杏子なりに気遣っていたらしい。
49:男装
11/12/07 19:43:10.56 Mxu1f6On0
「だったらあと半日ぐらい『待て』よ」
「無理。だって今のあんた」
すいっと杏子の瞳が細められる。ネコ科の獣のような目つき。
「すごくそそる格好なんだもの」
「……どこが」
「全部。ものすごく新鮮。ほんとあんた、男装が似合いすぎ」
また口づけが来た。今度は舌まで入れようとしてくる。
歯を閉じて侵入拒否してやったが、すると器用に丁寧に唇の裏を舐められた。
口は塞がっているから、頭の中に魔法で言葉が響く。
『これぐらい、いいだろ。さすがにこの先まではしないし』
『この時点で非常識よ。いい加減にしなさい』
『無理。……あたしが美味そうな物を前にして、立ち止まると思う？』
よく知っている。止まるわけがない。食いたいものを食いたい時に食うのが佐倉杏子だ。
いつの間にか杏子の手は校舎の壁に突かれ、ほむらの左右を塞いでいる。
退路を消して捕食準備に入っている。
どうしようもない不良だ、とほむらは舌打ちしたくなった。飲酒の時と一緒だ。
自分のように真面目で善良で委員長のような女をたぶらかし、無理矢理非行に走らせようとする。
もっとも、本当に舌打ちしたかったのは、流されてもいいかと思いかけてる自分にだったが。
だって、今のほむらは疲れきっていて。本気で抵抗する気力が湧かなくて。
キスをするのは本当に久しぶりで。おまけに杏子のキスはものすごく上手くて。
極めつけに、こんな場所で口づけ合うことに、高揚している自分がいて。
なにより、杏子の唇で、舌で、愛でるような視線で、疲れを癒されたいと思うほむらがいて。
50:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:46:39.79 Mxu1f6On0
獲物のそんな気配を、杏子は敏感に察する。
自分の唾を染み込ませるように、何度も何度も唇を舌がなぞる。右手の指が耳たぶをそっと撫でた。
逆の手はほむらの髪を優しく梳いてくる。手櫛を通されただけで、ほむらの背筋は小さく震えた。
そんなダメ押しに抵抗するだけの気力は、もうどこにも残っていなかった。
今度の決まり手は押し出し。
（もういいじゃない、これぐらい）
どうせ家ではしょっちゅうやってることだし。
諦めと期待の入り交じった気分で、ほむらが閉じた歯を緩めようとした時だった。
パタパタと幼い足音が聞こえてきたのは。
「キョーコどこ～？」
千歳ゆまは保護者を探して、見慣れぬ学び舎の敷地を走り回っていた。
ちょっとそこまで、と言って杏子が観客席を離れてからだいぶ経つ。
そろそろ応援合戦が始まってしまう。杏子が一番多く写真を撮っていた、暁美ほむらという人が
一番目立つ競技のはずだ。見逃したら杏子は残念がるだろう。
まさかいつぞやのように自分を置いて魔女退治に行ったのかという不安もあり、
ゆまは杏子が立ち去った方角をあちこち探していた。
そして、ようやく遠くに発見した。校舎裏で杏子とほむらがほとんど密着した態勢でいるのを。
「やっと見つけたキョーコ！」
ゆまの声に二人はビクリと肩を震わせ、弾かれたように飛びすさった。
「ゆ、ゆ、ゆまっ、お前いつからいた！？ なんも見てないよな！？」
「たった今来たところだよ。……ああでも」
物事は正確に伝えようと、ゆまは正直に言った。
「遠くからキョーコがほむらとチューしてたのは見えてた」
51:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:49:23.19 Mxu1f6On0
ものすごい勢いで顔から血の気が引く杏子。
対照的にほむらは、いつもは血色の薄い顔が真っ赤に染まっていた。
面白い顔色だなぁと思いつつ、ゆまは小首をかしげてた。
ゆまのつたない知識では、チューとは愛し合ってる男の人と女の人がやるはずのものだ。
（二人は女同士のはずなのに、どうしてチューしてたんだろ？）
そういえば、暁美ほむらという人のことを、ゆまはよく知らない。
二、三回顔を合わせたぐらいで、ほとんどしゃべりもしなかった。杏子がよく話題に出すので、
なんとなく知った気にはなっていたが。
ゆまは、ほむらをよくよく観察する。
前に会った時は女の人の格好をしてたのに、今日は何故か男の人の格好だ。それもけっこう似合ってる。
（あれ、じゃあもしかして……）
ゆまはほむらを頭のてっぺんから足元までよく見つめ、最後に胸へ目をやった。
ゆまにとって、そこが男と女を見分ける一番分かりやすい場所だ。
男っぽい杏子でもそこはちゃんと膨らんでいる。巴マミという人なんか、ものすごくおっきい。
そして目の前の人の胸は、ぺったんこだった。
ああ、なんだそうだったのかとゆまは納得し、自分が気づいた世界の真理を声高らかに告げた。
「キョーコとほむらは恋人同士だったんだね！ ほむらって男の人だったんだ！」
杏子の『お預け』の一週間延長が決まった瞬間であった。
終わり
.
52:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 19:50:15.37 Mxu1f6On0
以上です。
モバゲーの学ラン杏子が可愛かったからそれでSS書こうと思ったら、
何故かほむらが学ラン着てた。
何を言ってるのか分からねえと思うが（ｒｙ）。
53:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/07 20:21:11.39 BaDYV8hk0
にやにやした
一週間延長は一週間後の自分を犠牲にする行為だぜほむら・・
54:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 00:20:46.00 ihZUEE080
これはいいな！
ゆまちゃんが絡むのもいいね
55:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 03:15:50.54 6WvRjVZo0
>>44
「アンパン吸ってる光景とか」表現の懐かしさに吹いたｗ
ゆまは作品の良心！と思って読んでいたら最後はほむらのソウルジェムが濁りそうな結末だった
次のお茶会が実に楽しみだ
56:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 14:07:52.17 UqkeEIf60
SSって全部で十本以上は投下されたんかな
そろそろ保管庫出来てもいいかも
57:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 17:44:34.04 QKUpG9PJ0
作り方がわからないあん
58:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 19:35:31.11 ihZUEE080
保守あん
59:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/08 20:50:47.96 3fC7IwimO
ほむあんかわいいよほむあん
60:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/09 06:18:35.52 VPOSzKXy0
学ランほむほむってどっかで見たなと思ったら
pixivにほむあんイラストであった
URLﾘﾝｸ(www.pixiv.net)
61:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/09 12:30:37.88 HVuEY1UG0
>>60
貧乳っぷりがかつてないほどにひどいｗ
62:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/09 19:16:58.51 p2ag87O20
二人ともさやまどの前ではヘタレるけど
ほむあんだとほむあん二人ともかっこ良くて良い
63:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/09 22:59:12.09 VPOSzKXy0
>>62
お互い微妙に肩の力抜いて接してる感じだよな
変に気張らないからヘタレもしない
64:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/10 06:50:49.28 OMBn0Az00
保守あん
65:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/10 07:07:32.53 6lBZbQGZ0
まどか「ほむらちゃんが一人でたき火してる……？」
URLﾘﾝｸ(sstter.net)
タイトルはまどかだけどほむあんから始まる魔獣世界の３人の話。
すごくお腹が減るけど心は満たされた
66:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/10 09:27:42.53 7p6TCzuD0
>>52
亀レスですがゆま好きでもあるので最後のオチに楽しめました
67:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/10 10:00:20.54 N9fQOC+V0
|┃三 , -.――--.､
|┃三 ,ｲ,,i､ﾘ,,リ,,ﾉﾉ,,;;;;;;;;ヽ
|┃ .i;}' "ﾐ;;;;:}
|┃ |} ,,..､_､ , _,,,..､ |;;;:|
|┃ ≡ |} ,_tｭ,〈 ﾋ''tｭ_ i;;;;|
|┃ | ｰ' | ｀ - ﾄ'{
|┃ .｢| ｲ_i _ >､ }〉} ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|┃三 ｀{| _;;iill|||;|||llii;;,>､ .!-' ／
|┃ | ＝'" | ＜ 男女の愛とかはすぐに壊れるが
|┃ iﾞ ､_ ﾞ,,, ,, ' { ＼ 戦場で培われた絆は長続きする
|┃ 丿＼ ￣￣ _,,-"ヽ ＼
|┃ ≡'"~ヽ ＼､_;;,..-" ＿ ,i`ー- ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
|┃ ヽ､oヽ/ ＼ /o/ | ガラッ
68:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/10 18:15:11.35 OMBn0Az00
>>65
いいもの紹介してくれてサンクス
これぐらいの距離のほむあんも大好物
69:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 00:29:43.91 Q0E9Mo2X0
ほむら「皆既月食はSGが濁るさまにそっくりだったわ」
杏子「GSはやらねーぞ」
ほむら「どこをどう解釈したらGSをよこせって言ってるように聞こえるのかしら」
杏子「真っ黒いまんまじゃなくて元のきれーな月になるまでが月食だろ？」
ほむら「納得できるようなできないような・・・」
杏子「ま、なんでもいいじゃん。とりあえず団子でもくうかい？」
ほむら「・・・いただくわ」
杏子「ちょっ、なんで顔近づけんだよ！」
ほむら「あら、あんこをくれるのでしょう？」
杏子「団子だよ、だ・ん・ご！つーかだれがあんこだ！！」
ほむら「あなたよ」
杏子「喧嘩売ってんのかてめぇ」
ほむら「いいえ、一夜のお誘いをしているつもりなの」
杏子「どの辺がそうなのかさっぱりだ」
ほむら「でしょうね、私にもわからないわ」
杏子「はぁ、もうやめだやめ。・・・んで団子はいらないわけ？」
ほむら「あんこもつけてちょうだい」
杏子「・・・今日はやけに絡むじゃんかよ」
ほむら「月食のせいよ」
杏子「へいへい、まぁそういうことにしとくかね」
70:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 02:11:48.75 r0xmi9ST0
夫婦漫才w
71:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 05:44:59.40 Q0E9Mo2X0
杏子「ふぁぁ・・・朝か・・・なんか隣が温い」
ほむら「むにゃむにゃ」
杏子「」
杏子「」
杏子「いや、いやいやいや。ここは、あたしが泊まってるホテルで、なんで、あれ？」
ほむら「うぅん・・・うるさいわ杏子」
杏子「あ、わり・・・ってそうじゃねーよ。起きろほむら！」
ほむら「いやよ」
杏子「」
ほむら「ZZZ・・」
杏子「取り付く島もないっつーか一刀両断っつーか・・寝ててもかわんねーなコイツ」
杏子「ちょっとイタズラしてみっか」頬ツンツン
ほむら「んん・・」
杏子「おぉやーらけー・・」ツンツン
ほむら「・・・・」
杏子「これは・・・なかなか」ツンツン
ほむら「杏子」
杏子「あ？邪魔すんな今いいとこ・・・」
ほむら「・・・」
杏子「お、おはよう」
ほむら「おはよう」
杏子「な、ななななんであんたがあたしんとこにいるのさ」
ほむら「あら、覚えていないの？昨晩はあんなに激しかったのに・・」
杏子「き、記憶にない」
ほむら「ひどい人ね・・」
杏子「(え、え？・・なにあたしついにやっちまった？)」
ほむら「責任とってくれるわよね？」
杏子「せきっ・・・責任！？」
ほむら「ええ」
杏子「(責任ってあれだよな・・いやでも具体的にどうすれば・・)」
ほむら「杏子？」
杏子「ひゃい！？」
ほむら「責任とって、私にGSをよこしなさい」
杏子「ああわかっt・・・幸せに・・ってGSだぁ？」
ほむら「ええ、酔っ払ったあなたが私に時間停止を濫用させまくった責任よ」
杏子「・・・昨晩は激しかったって・・・」
ほむら「時間停止は凄い体力使うのよ。おかげであなたを運んで体力が尽きてそのままダウンよ」
杏子「紛らわしいわ！！」
ほむら「あら、なにを勘違いしたのかしら？」
杏子「なんでもねーよ！！」GS投げ
ほむら(あれだけ迷惑被ったのだからこれくらいはいいわよね)
ほむら(それにしてもその場のノリとはいえ幸せにしてくれる気はあったって少しは自惚れてもいいのかしらね)
杏子「お、おい、なにニヤけてんだよ」
ほむら「気のせいよ、ムッツリさん」
杏子「だれがムッツリだああ！！」
72:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 11:28:59.35 r0xmi9ST0
微笑ましいなあ
73:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 12:20:58.69 ap1TB67K0
>>71
ほむあんは両者が対等な感じが好き
74:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 12:23:19.41 ap1TB67K0
やっぱりほむあんスレが落ちるのは運が悪いだけですよ
恭さやスレあたりは2日間以上レスがないのはザラだけど落ちない
こちらは1日か半日レスがないときにちょうど何かあって落ちるのだから
75:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 12:29:23.74 PQF9ATKZ0
そんな公式で否定されてる誰得ＣＰスレ以下なのか･･･
76:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 12:33:06.11 ap1TB67K0
だから運悪いだけ
向こうは5月24日にたった１スレ目が833レスしかいってない
77:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 13:01:17.74 4HUcfxMX0
あれ公式で否定なんてされてないっしょ
さやか死なせちゃったけどくっつけてもそんなに幸せになれない気がするし
これでいいんだーって虚淵が言い訳してただけで
78:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 13:08:08.19 iTvKyk1k0
つーかそもそも公式で肯定されているカプは上条と仁美だけ
他のカプは全部妄想だぞ
ほむまど杏さやも本人たちは友達としか言ってないし
ここで百合妄想するのはいいけど
他のとこで言うのは恥ずかしいからやめとけよ
79:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 13:12:47.65 4HUcfxMX0
鹿目夫妻と上条夫妻…
80:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 14:14:27.06 r0xmi9ST0
0稿のカットされた部分見ると、
さやかは毎度ほむあんが二人で何か悪いこと企んでると疑うんだな
ほむあんは端から見ると仲良さそうに見えるのかも
81:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 15:03:43.28 PQF9ATKZ0
本編見る限りそこまで仲良さそうじゃないけどな
むしろ利害の一致だけでつるんでる淡白な関係の方がこの作品の中では他に例がないから特色が出しやすい
ワルプルを倒す為にグリーフシードに三食身体付きであんこちゃんに奉仕するほむも可愛い
82:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 15:13:31.61 v02U7Bfj0
>>80
さやかは本編でも鋭いところは鋭いから、
※完全に鋭くはなく思い込みが激しいところがあるので事態はあまり好転はしないけど
ほむあんがつるんでいる＆ほむあんが相性良いことがわかるのでは？
それでいろいろ誤解をすると
83:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 16:38:24.40 j7fSVgsZ0
ほむあんはなんていうか、こう、やっぱイイ感じに見えるところありそうだよね。
84:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 16:45:30.45 Q0E9Mo2X0
本人たちはドライなっつーかあっさりとした別に利害の一致だけだしみたいに思ってるけど
他からみると凄い仲良しだよねみたいに言われてるといい
自分たちにはああいう対応してくんないよねって他に言われて困惑するといい
意識的にやってたわけじゃないからどうしていいかわからずギクシャクしてそこで初めて気づくといい
そして結局馬鹿らしいってお互い笑いとばしてまた同じポジションに収まるといい
85:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/11 17:29:59.12 5DY0kzw6i
,...-ﾆ二ﾆ-..、な な
/:::!:i'::_丁丁_ヽヽ で で も
,:::::!::!┬r::::ﾙri、iヾ、 ぐ も
.!:::::i:::!,,U V U,,!:ﾄ!ヽ .「ﾆ=-ヽ＜─‐‐ｧ ぐ
!:::::」::ﾄ -----イｲi ,-へ)': : ｨ/ﾍ!: :｀丶'
.|::::::ﾊ::|ｨﾆ0コ￣i::iヽ' ,> ': :/ |' i!ヽ: ﾄ }ヽ
.!:::::{ ヾ!ゝ!!┘!-!'...-イ !: !/,, ! !,,V!j: ﾊ
._!i::::::ヽ ヽ i::::::::::!__/ヾ!ゝ-{⌒}-イ: : : ﾑ__
||:|:::::::::! ! .!:::::::::i,/: : : {⌒}三{⌒}: : : :ﾊ .|
|.!!:::::ﾄ∧__| ヽ:::ｲi 7: : : :{、ﾉ { _ }: : : : ﾑ.!
| ﾄ:/!__／^}⌒ヽV / {: : : : :/ !: : : : i }i
,.L 〈 〈:,::::∧:::i:) .} .V、: :/ /^i r i ヽ: :,イﾉ」、
［二二二/:::/ .}::::!.二二二二ヽ! .i.ﾆi !二二二ﾆ］
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|.|j ,{__/ ,}__}, !:::::::i .!:::::::! ...‐!|
i」 弋-ヽ /￣i 弋__.ﾉ {＿ﾉ ..!」
86:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/11 21:25:59.42 0IWGzChY0
>>69>>71
遅レスだがGJ！
色気のない誘い方するのがほむらっぽいｗ
87:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 03:56:21.50 /zOq/EZL0
杏「明日ほむらもマミのマンションに来なよ、マミがでっかいケーキを作るんだってさ」
ほ「・・・ごめんなさい、クリスマスは二人きりですごしたい人がいるの」
実際は二人きりですごせる人がいる訳も無く
ほむらは一日中魔獣を狩りまくっていた
深夜0時を回ってほむらが粉雪の舞う夜空を眺めていると
よく知った声が夜空に響いてきた、杏子だった
杏子は白い紙袋を持っていて、遠目でサンタクロースに見えないことも無かった
杏「あんたの恋人って魔獣だったの？一日中追いかけ回してさぁ
ホラッ、あんたのケーキだよ、ちゃんとお礼を言うんだよ」
ほ「・・・私なんかに」
杏子の手が暖かくてボロボロと涙が出てきた
88:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 03:58:30.59 /zOq/EZL0
こういうおせっかい焼き杏子と素直になれないほむほむ
という図式が俺の理想、特に改編後は
89:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 07:25:19.00 WWfFZpzT0
ええ話や
90:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 08:41:25.84 ZrHUXcdXi
ええ話やな
好き嫌いはおいておいて、相性の良さと対等な関係という意味ではほむあんが抜きんでていると思ったりする
91:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 12:49:17.91 voUJV0Q+0
>>87
いい話乙です。杏子やさしいな
pixivにあったSSで杏子が「あたしがケーキの食べ方って奴を教えてやるよ」ってな感じで
ほむあんが売れ残って半額になったクリスマスケーキを食べる話もよかったな
92:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 22:03:55.32 4js9a7rT0
クリスマスにこの二人ってなにやんだろ
93:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 22:21:09.53 WtolKgu20
ほむら「クリスマスだからサンタとトナカイになりましょう」
杏子「じゃあ、あんたがトナカイな」
ほむら「いいえ、あなたよ」
杏子「魔法少女服はあたしのがサンタっぽいだろ」
ほむら「あなたが白い袋もってたら空き巣ね」
杏子「あんたに言われたかないね」
ほむら「・・・動物っぽいのはあなたよ」
杏子「いやいやそれは苦しいだろ」
ほむら「ぐぬぬ」
94:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 23:11:55.45 A/V5fY8C0
先日空自の航空祭へ行ってみた
>空自の部隊章で、練習機Ｔ４を駆るブルーインパルスのマークは「イルカ」
>URLﾘﾝｸ(nagamochi.info)
>空自最強のパイロットが集う新田原飛行教導隊スコードロンの部隊章は「コブラ」
>URLﾘﾝｸ(nagamochi.info)
イルカは水・青・人魚からさやか
URLﾘﾝｸ(www.iwadai.com)
コブラ＝蛇は武器や毒牙＝八重歯、聖書、リンゴから杏子
空自の最強部隊ってのも杏子らしい
URLﾘﾝｸ(www.iwadai.com)
では、ほむらには似合うのは……下で探してみた
URLﾘﾝｸ(www.iwadai.com)
これなどどうだろ？
日本海側唯一の戦闘機部隊が所在する石川県の小松基地の第6航空団306飛行隊
翼を持つ改変後のほむら＝Ｆ－１５イーグルと弓＝ミサイル＋全体的に黒いのがほむららしいかと
URLﾘﾝｸ(www.iwadai.com)
95:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/12 23:28:09.83 cHBRS2G60
ほむキャット
96:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/13 12:14:15.80 hOAjyCoN0
>>95
ホム・クルーズ主演の映画に出てくる戦闘機ですね
ほむ・キャットいいね
翼ほむら＝戦闘機、猫好き＝キャット、
複数ホーミングアロー＝フェニックスミサイルによる24目標追尾同時６攻撃
97:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/13 12:14:47.85 hOAjyCoN0
杏子はアイスマンならぬあんこマンか？
98:ローカルルール追記議論中＠自治スレ
11/12/13 16:42:29.09 sJYkw6E30
トム猫は対地攻撃仕様に「ボムキャット」が
しかしそんな猫の一族もイラクへの横流しを警戒されて全機モスポールすら許されずスクラップ…(涙)
99:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 00:06:23.50 ZbShxjTg0
上、イクラじゃなくてイランだよ
100:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 00:07:55.66 tragunH40
ｌｊ
101:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 00:20:35.51 dKDG/zao0
保守あん
102:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 01:09:34.58 cfIuYIhvO
ぬるぽあん
103:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 04:28:19.57 Odw5Tt2MO
ほむあんこ！ほむあんこ！ほむあんこ！
104:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 09:20:59.68 SmPHMVFk0
杏子「なぁほむら」
ほむら「なにかしら」
杏子「泊めてくれ」
ほむら「いやよ」
杏子「頼むよ～。なぁ～いいだろ～」
ほむら「あなた、ホテル取ってるでしょう」
杏子「人肌が恋しいんだ(きりっ」
ほむら「・・・・」
杏子「いや、あの、変な意味じゃないぞ？」
ほむら「・・・でしょうね。あなたって寂しがりだもの」
杏子「そうだぞ～あたしは寂しいと死んじまうんだぞ」
ほむら「そうね、死なれると困るわね」
杏子「だからな？頼むよ」
ほむら「好きになさい」
杏子「さすがほむら！」
ほむら「でも」
杏子「んあ？」
ほむら「寝るときに私の抱き枕になることが条件よ」
杏子「そんなん、お安いご用さ」
ほむら「ならいいわ」
105:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 10:33:34.71 M9FJMig70
その流れだと寝るときにはまどかのコスプレも要求するんだろうな
ほむら「寝るときにはこの寝巻きに着替えて」
杏子「ちょっ待て、これ寝巻きなのか」
ほむら「そうよ、貴女のために設えたの。サイズもぴったりのはずよ」
杏子「着、着替えたぞ」
ほむら「髪の毛も結ばないとね」
杏子「これから寝るのにリボンを付けてどうするんだ」
ほむら「この目もう少しタレ目にならないのかしら」ぐにぐに
杏子「いい加減にしろ」
まどかコスの杏子がすごく見たくなってきたw
106:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 10:44:35.61 dKDG/zao0
仕返しにほむらにさやかコスをさせる杏子
お互い自分の思い人の格好をさせてご満悦な一方、
相手が自分以外の誰かを見ていることに微妙に不満を感じてしまう二人
しかし、まどかコス杏子もさやかコスほむらも似合わなそうな…w
107:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 11:55:36.64 hOSnCMsr0
空気読まずに言うとコスさせるようなことするとは思えない
108:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 12:19:17.01 dKDG/zao0
まあネタ以外ではやらんだろうな
109:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 15:24:43.90 clMGOUDP0
さらに言うとほむのまどっちに対するこだわりほど、あんこちゃんがさやかにこだわってるとはとても思えない
むしろマミさんのことの方がずっと気にしてそうｗ
改変後はマミさんに叱られたりつれなくされたあんこちゃんがほむに愚痴る場面とか見れそうだ
110:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 16:36:54.58 dv1Oh+98O
付き合いが長くなるうちにお互いどんどん惹かれあってるのに
まどさやに操を立ててるような感じでその先へ踏み出せないでいるちょっと昼メロチックなほむ杏もいいと思います
111:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 19:18:02.14 dbC1KWey0
未亡人臭のただようとこがいいよね
相手に本命がいるの分かってて、体だけと割りきって付き合う関係とか
112:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 20:23:57.87 dKDG/zao0
しかしだんだんと情が湧いて行き…
113:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/14 20:53:12.60 SmPHMVFk0
杏子「ほむらっ」
ほむら「だめよ、いけないわ」
杏子「独り身で寂しい思いしてんだろ？」
ほむら「だめ、だめよ」
杏子「口は嫌がってても身体は拒絶してないみたいだけど？」
ほむら「・・・・杏子っ」
ほむら「というような未亡人と宅配便屋さん的な感じでどう？」
杏子「え、それマジでやんの？」
114:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 00:00:32.00 NpIdYXHQ0
この二人でそういうのやっても寒々しいだけだな
なんでもマヨネーズかけるマヨラーみたいだ
115:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 00:11:53.05 DWOOyjzk0
あれは冷めるこれはヤダ
おまえら何がいいんだよ
116:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 05:23:56.72 rVnBIR1K0
クリスマスほむあんイチャラブSSを所望します
あと10日
117:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 11:52:14.99 9bkkUehZ0
>>113
杏子もほむらも、まどさやとやる時より
お互いに注文出したりダメ出しできたりする気はする
本編見てても、こいつら本命といる時よりほむあんでいる時のが気楽そうでいいんじゃと思う
マジで公式で改変後やってくれるなら絡みほしいわ
118:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 16:38:31.81 xLsa3IW5O
なんの因果か改変後でもほむほむが杏子の最期に居合わせる事になって
杏子の亡骸を抱いて静かに泣いてるほむほむとか色々思い出とか想像できて熱い
・・・と思ったがＳＧが濁りきったら消えるのか
119:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 16:43:04.14 Sdk6ozem0
改変後なら笑う気さえしてくる
120:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 20:19:44.21 NpIdYXHQ0
ソウルジェム砕かれて死んだら円環されずに死体残るんじゃ
魔獣さんはビームがメインウエポンならソウルジェム砕かれることが多そうだなぁ
121:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 21:15:58.46 pIFnU89t0
>>118
速攻消えるわけじゃないっぽいから抱きしめてたら徐々に消えてって
ほむら「まって、まってまどか！まだ杏子を連れていかないで！」的な展開する暇くらいはあるかも
122:血友
11/12/15 21:16:39.37 7KnMRbsX0
「せえぇいっっ！！」
横殴りに振った槍が、魔獣を切り裂く。そのままの勢いで振り切りながら、連結解除。
「これでラストォッ！！」
棒から多節棍へとなった柄が伸び、中距離にいた最後の一匹を貫いた。
砂の城が崩れるようにして消え去る魔獣。
もうどこにも魔獣の気配が無いのを確認して、あたしは大きく息を吐いた。
今回の魔獣狩りは数が多く、骨が折れた。文字通りの意味で。
「痛ぅっ……！」
一撃喰らった脇腹が疼く。足を一歩踏み出せば、肋骨がシャリシャリ言った。
動こうとせず治癒に専念するべき重症。
だがあたしは痛みをこらえて走り出し、叫ぶ。
「大丈夫かほむら！？」
戦場となった夜の森。その一部の樹が、割り損なった割り箸みたく不揃いに折れ飛んでいる。
魔獣の攻撃でそうなった。
そして攻撃を喰らったものの中には、ナラやブナの樹に混じって、暁美ほむらもいたのだ。
ほむらが吹き飛ばされた時、あたしは魔獣に囲まれており視界の端でその光景を見るのがやっと。
それから戦闘終了するまで、ほむらの姿も、弓による援護も、お得意の銃火器の発射音も、
何一つあたしは確認出来なかった。
今も、あたしの声に返事は無い。
胸の中に吐き気にも似た不安がこみ上げてくる。森中に響く声で名を呼ぶ。ほむら、ほむら、ほむら。
123:血友
11/12/15 21:18:03.79 7KnMRbsX0
そしてようやく、闇の中の湿った地面に、くたりと倒れた細い体を見つけた。
「ほむらっ！」
「………………」
目だけが動いて、あたしを見る。唇がわずかに震えたが、出てきたのはコポリという音と、真っ赤な液体。
じわりと、嫌な汗が全身から吹き出した。胸どころか頭のてっぺんまで、不安が突き抜ける。
急いで上半身を抱き上げる。ほむらの体に染みついた、火薬と鉄錆の匂いが鼻に突き刺さった。
あたしが真剣に覗き込む。傷ではなく、ほむらの目を。
二十年と生きていない人生で、嫌になるぐらい死に逝く人を見てきた。
戦闘で敗北した魔法少女。魔獣に襲われた一般人。魔力を使いすぎ消えていった青い女。
だから、死ぬやつは一目で分かる。顔に、目の色に、どうしようもなく死相が出るのだ。
そして、あたしの腕の中にいる女の目に、それは無かった。
しゃべれもせず、口から血を流そうと、こいつは死なない。
ほっ、と息が喉から漏れる。いくぶん和らいだ視線をほむらのソウルジェムに移す。
戦闘前よりは濁っていたが、決定的なものではない。今すぐグリーフシードをやることもない。
それを確認した途端、さっきまで必死だった自分がなんだか恥ずかしくなってきた。
考えてみたら、倒した魔獣のグリーフシードを拾って来るのさえ忘れてた。うわあ、ひどい慌てぶり。
ほむらを地面に横たえながら、赤くなる頬を隠すため、わざと皮肉な笑いを唇に浮かべる。
「まったく、死太いもんだよあんた。ひどい有様だけど死にやしない」
「………………」
「憎まれっ子世にはばかるって、こういう時に使う言葉か。あんたは憎まれっ子じゃなくて、銃火器っ子だけど」
「…………まったくね」
口をきけるようになったらしく、濁った声で返事があった。
124:血友
11/12/15 21:19:27.74 7KnMRbsX0
「まどかの所へ行き損ねたわ……」
「またその女神様かい」
なんでもこの世にはまどかというアルティメットでビューティホーな女神様がおわしなされ、
魔法少女がおっ死ぬ時には無限の愛でハグしてくれるらしい。
情報ソースはべろべろに泥酔した時の暁美ほむら。つまり、こいつの脳内お花畑にだけ住んでいる
女神様の可能性が高い。意外とファンタジーな思考してんのな。
ああでもマミも「円環の理」とか大真面目に言うし。ほむらは変な影響受けてんのかもしんない。
あたしもそのうち「月には新種の魔法少女が住んでる！」とか言い出したりするのか。うへえ。
嫌な未来図と一緒に、脇腹の訴える痛みが頭に到来する。安心したせいか、二割増しで。
ほむらの隣に腰を下ろし、あたしも傷へ魔力を送るのに専念する。
しばし静まり返る森の中。秋の虫が鳴いていることに、ようやく気づいた。
ゾンビになる十歩手前ぐらいの重傷者にしゃべらせるのもよくないだろうと黙っていたが、その重傷者の方が口を開いた。
「杏子」
「なに」
「あなた、私が死んだら泣くかしら」
唐突で、重たい問いかけ。地面のほむらに目を落としたが、いつもどおりの平たい表情で真意は読み取れない。
ふざけたい気分でも無かったので、真面目に考え、真面目に答えた。
「たぶん泣かないね」
ほむらとは何度も一緒に戦った。日常でも時々会って、ご飯を食べたり買い物したりもする。
酒を飲んでお互いに醜態見せたこともある。寂しさを慰めあうため、肌を重ねたことすらあった。
でも恋人じゃない。家族でもない。
恋人に、家族にしたかった女が、さやかが逝った時も、あたしは泣かなかったのだ。
だからきっとほむらがこの世から消えても、あたしは涙を流さないだろう。
「……そう」
薄情なあたしの返事にもほむらの表情は変わらず、温度の低い言葉を口にした。
「その方が私も気楽だわ。自分が死んだせいで、悲しまれるのは嫌だから」
「……そうだな」
あたしも自分の葬式で知り合いたちが泣きじゃくってる光景など、想像もしたくない。
ろくでなしのあたしにそんなことしないでくれと、棺桶の蓋持ち上げて頼みたくなる。こちらが泣きそうになってしまう。
125:血友
11/12/15 21:21:02.05 7KnMRbsX0
「だから、あなたが泣かないと言うのなら」
「泣かなかったら？」
「私は安心して、あなたより先に死ねるわ」
ほむらの腕がゆっくりと、目に当てられる。顔を隠す。
「もう嫌なのよ。隣にいる人が死ぬのを見るのは。独り残されるのは」
噛み締めるように唇が動き、言葉を吐く。
「だから、私が先に死ぬ。……それで、いいでしょう」
その声は重く、わずかにかすれていた。腕をどければ、瞼に透明な雫が宿っていたかもしれない。
そういえば、あたしはほむらの過去をよく知らない。
昔は病弱だったとか、そのせいで転校を繰り返していたとは聞いた。けど、どんな経緯で魔法少女になって、
前はどんな仲間と戦ってたか、何も知らない。
ひょっとしたらほむらは、親しかった仲間を失ったことがあるのかもしれない。
それも、一人や二人じゃないぐらい。何度も何度も、仲間の死を看取って来たのだろうか。
そう思わせるぐらい、悲しみの篭った言葉だった。
返す言葉が思いつかず、あたしは空を見上げた。お月様は気の利いた答えを降らしてくれたりはしなかった。
湿っぽく苦手な話題だ。本当に何と言えばいいのか分からない。
相変わらずのん気に泣いてる虫が、むかついた。
とりあえず重たく地面に沈んだ空気を少しでもかき回そうと、あたしは立ち上がり
やや大袈裟な仕草でついた土を払う。
「そろそろ起き上がれるだろ。帰ろうぜ」
「…………もう少しだけ待って」
ほむらの腕は、いつの間にか目から離れていた。その下にあった瞳も、濡れてなどいない。
126:血友
11/12/15 21:22:10.78 7KnMRbsX0
「まだ足の骨がくっついてないから…………グブッ！？」
「ほむら？ ……おいどうした！？」
急に言葉が途切れたかと思うと、ほむらが体をくの字に曲げて、咳き込んだ。
いや、咳き込もうとしているが喉から咳が出てこず、ゴボッ、グブッ、と泡沫のような音だけが口から漏れる。
死人は何十人も見てきた。怪我人はその倍以上見てきた。だからすぐ分かった。
ほむらの気道に、吐き損なった血が詰まったのだ。自分の血で溺れ、もがき苦しんでいる。
魔法少女が酸素不足で死ぬかどうかは知らない。知らないが、呼吸不可能という地獄の苦しみは、
ソウルジェムを濁らしかねない。
「おいしっかりしろ。これでくたばったりしたら、まどかとかいうのも愛想つかす間抜けさだぞ！？」
「―――！！」
とりあえずほむらを抱えて背中を叩いてやるが、咳も声も細い喉から出てこない。
ヒューヒューと壊れた笛のような音だけが響く。色白のほむらの顔が、どんどん青白くなっていく。
「ああもうだったら……！ 顔動かすなよっ！」
ほむらの顔を両手で固定する。そのど真ん中。乾きかけの血がこびりついた唇。
あたしは大きく息を吐き、そこへ唇を合わせた。
「―――！？」
動転したのか、ただ息苦しさの続きなのか、ほむらの体がビクリと跳ねた。
それでも唇を離さず、あたしは思い切り息を吸い込む。
ゴブッという音が、鼓膜より先に唇を震わせた。直後、生温いものがあたしの口の中に流れ込んだ。
生臭さで反射的に吐きそうになるが、体に力を込めて吸い続ける。
あたしの口の中がいっぱいになるぐらいになって、やっと唇を離した。
口に溜まったほむらの血を吐く。唾とは違い、ねとりを糸を引いて地面に落ちた。
一部は、ほむらの唇へ伸び、あたしとほむらを繋いでいた。
127:血友
11/12/15 21:24:33.31 7KnMRbsX0
「ぷはっ……あんたの血、不味ぃな」
押しても駄目なら引いてみろならぬ、吐けないのなら吸ってみろ。
咄嗟の思いつきだったが、なんとか上手く行った。ほむらはぜいぜいと荒い息だが、
呼吸はちゃんと出来ている。
「もう一回やった方がいいか？」
「……それには及ばないわ」
お決まりの台詞が出た。窒息による女神直行便からは飛び降りられたようだ。
さっきと同じぐらいの安堵が全身に満ちる。
張り詰めていた息を吐いた拍子に、さっきは思い浮かばなかった返事が、ストンと胸に落ちてきた。
「なあほむら、さっきの話だけどな。あんた先に死んでもいいよ」
もう一度、ほむらの顔に手をやり、目をしっかり見つめて言う。
「けど、あたしの前でだけは絶対死ぬな」
暁美ほむらは家族じゃない。恋人でもない。
あたしの家族の席は両親と妹が、恋人の席はそこに座って欲しかった青い女が、
椅子ごと持って行ってしまった。
席が無いんだから、そこに座れるやつは絶対いない。もう出ない。
だけどこいつは、近寄られるのが不快でない女は、一緒にいたいと思わせる暁美ほむらは、
相棒で、友達で、大切な人だった。
そんなやつに目の前で死なれるのだけは、絶対に嫌だった。
「約束しろ。そうしたらあたしは、あんたより長生きしてやる。絶対に」
ほむらの目は見開かれている。血の色が残る唇が、少し震えていた。
答えをあたしはずっと待った。朝まで待ってやってもよかった。
ほむらの唇が震えるのをやめた。少しずつ開かれる。ついに答えが聞ける。
「私は…………」
128:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 21:25:59.45 7KnMRbsX0
その瞬間、あたしは気づいた。虫が、鳴き止んでいる。
ざわりと、背筋に寒気が走る。振り向いた闇の彼方に、ゆらゆらと不吉な影が蠢いていた。
「魔獣！？ そんな、さっき絶対気配は消えてて……！」
だが今、確かな気配があたしたちを取り巻いている。
「また発生した。そういうことでしょ」
冷静な声が、あたしの動揺を抑える。短時間で二度、同じ場所に魔獣が出る。
極めて稀なケースだがそういうこともあると、マミに聞いたことがあった。
「チッ、こいつら空気読めっての！ ほむら、やれるか？」
「まだ足が折れてるわ。移動は無理。そこの樹にもたれかけさせて」
言われるまま、大急ぎでほむらの背を太い樹に預ける。ほむらが盾の中を探る。
ニュッと現れたのは、ナントカというバカでかい機関銃。
逆の手にはごつい銃。こっちは知ってる。トカレフだ。
「これで援護するから、私を守りながらこの樹の周囲で戦って」
「距離が近すぎるぞ。あたしに当てる気か！？」
「当てないわ、絶対に」
ほむらが笑う。少しだけ唇を吊り上げる微笑。
「私より長生きしてくれるんでしょう」
日常ではあたしに憎まれ口を叩きたくさせる笑み。そして戦場で見る時は、あたしに勇気をくれる笑み。
「だから、あなたは絶対死なせない」
「……オーケー！」
あたしも笑い、魔獣へと向き直る。距離は二十歩。もうすぐそこ。
さらに一歩進もうとした一匹の魔獣の顔が、機関銃の掃射を受けて吹っ飛んだ。
それが第二次開戦の合図。あたしは思い切り地を蹴る。
脇腹はまだ痛い。敵の数はさっきより多い。でも気にならない。負ける気がしない。
だって後ろには、あたしの最高の戦友がいるんだから。
終わり
129:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/15 21:34:13.36 JlFKdQmm0
職人様、あたしの好みにど直球のSSをありがとうございます
ちょっとびっくりしたくらい！
素晴らしい
130:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/16 00:02:10.81 ILMnXZ9zi
ところで冬コミでほあん本はあるのだろうか
131:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/16 03:14:09.51 dTnmVJaz0
ふぅ・・・
杏子は始めに家族が自分一人を残して死んでしまって、ほむほむも小説の感じでは最後に孤独が待っているような終わり方で
誰がいつ死ぬのかというのがなかなか重いテーマなのよね
活字嫌いであんまりSS読まない自分だけど非常に楽しめました、乙です
132:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/16 10:41:18.67 c9e5h9yx0
乙
そんなこと言っといて先に導かれて
「馬鹿…」
とか言われそう
うおお
133:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/16 21:31:02.12 PpKCCKUf0
クリスマスに大晦日に元旦の初詣
妄想できるシチュエーションがこれから盛りだくさんだな
134:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 00:58:34.47 Kxu4TGFa0
>>122
乙です
生死ギリギリのこの辺のほむあんのやりとりいいですねぇ。
ドキドキしながら読んでしまう
本人にその気はなくてもなんだかんだでほむらはしぶとく最後まで生き残りそうで
その分、仲間の死を看取るとかの立場ばっかりあてがわれそうで可哀想な感じはする。
でも会えてよかったと思えるような関係を杏子やマミさんと築いてほしいなと思う。
135:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 07:13:35.97 uSp3LiSS0
杏子「折角のクリスマスだってのに魔獣狩りかよ」
ほむら「あら、クリスマスを一緒に過ごす相手でもいるのかしら」
杏子「・・・ほむら」
ほむら「じゃあ問題ないわね」
杏子「あんた、黙ってりゃ美人だしさぁクリスマスを一緒に過ごす相手としちゃ申し分ないよねぇ・・・まぁ近くにおっさんが湧き出してくるのがネックかね？」
ほむら「煽てても何も出さないわよ」
杏子「魔法は出して貰わないと困るね」
ほむら「なら、そろそろ口を閉じなさい」
杏子「へっ、力尽くでやってみな！どーせ無理だろうけ・・・むぐぅ」
ほむら｢｣ﾁｭ
杏子「・・・・・」
ほむら「・・・・・」
杏子「・・・・・」
ほむら「・・・何か言ったらどうなの」
杏子「・・・黙れって言ったのは誰さ」
ほむら「さぁ、誰だったかしらね」
杏子「はぁそうかい、そんじゃまあとっとと魔獣狩りして続きすっか」
ほむら「続きなんてないわ」
杏子「え、なに、そういうお誘いじゃなかったわけ？」
ほむら「・・・・とにかく先ずは魔獣を倒してからよ」
杏子「はいはいわかりましたよっと」
136:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 13:37:20.40 Kxu4TGFa0
クリスマスも普通に魔獣狩りやってそうだな
137:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 14:51:04.43 2gbCeQ5P0
ほむらの誘い受いいな
138:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 15:18:56.37 ij0/ms850
近くに湧き出すおっさんﾜﾛﾀw
139:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/17 21:11:46.71 2gbCeQ5P0
保守あん
140:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 04:54:06.51 SPz0Xm3P0
この二人はどっちがサンタでどっちがトナカイやるか読めん
141:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 06:49:16.64 LYLrr2ut0
それはどういう・・・
性的な意味で？
142:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 06:52:48.67 DBHXH4820
性的なサンタとトナカイってわけがわからないよｗ
ノリのいいサンタ杏子をムスっとした顔で運ぶトナカイほむらかな
143:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 06:57:27.80 LYLrr2ut0
いやｗサンタってトナカイの上に乗って鞭で叩いたりするやん
そういう意味かなと
144:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 09:09:25.15 oXzz+lpM0
手綱は付けてたけど鞭なんかもってたっけ・・・？
145:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 12:46:29.71 DBHXH4820
持っててもおかしくは無いわな
どっかで見た尻叩き絵のせいかほむあんSMなら杏子＝Sでほむら＝Mなイメージ
146:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 19:13:20.96 9lA6rATp0
ほしゅ
147:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 20:27:12.65 /7K3/DzM0
二人ともSMどっちもいけそう
148:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 22:21:15.29 oXzz+lpM0
日替わりか
149:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 22:25:42.50 ORQMJ7J70
ほむほむは気まぐれな杏子が出入りしやすいよう、懐を空けてるつもりなんだけど、
実際は杏子が未亡人ほむを放っておけずにくっついてる
ただし二人とも表面上はあくまでもドライ
150:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 22:32:18.19 oXzz+lpM0
>>149
表向きはいつでも捨ててくれて構わないと思いつつ
内心はもうべったべたで離れられないくらいお互い依存してると俺得
151:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/18 23:41:56.32 CTuaCiWk0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
SS予定は無いのでしょうか？
152:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/19 09:58:29.40 X5cRKMzP0
ほむほむあんあん
153:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/19 19:03:50.78 689tIL3w0
/＼ ,へ、 １ヽ /＼
/::::|＼＼＿＿＿／／い |: : :＼ /: : : `、
/:::::::| ,ゝ::::::::::::::::::::::::＼| | | : : : : ＼ //⌒ヽイ￣二＞
/:::::::::::|//三三三三三ヽ::::ヽ |: : : : ‐=ﾆ二三工: : : : : ＼ー＜
/::::::::::::::::::::|::::ｉ::::::::::::::::::/|::::ヽ::::::＼ ＿⊥へ: : : : ／////: : : : : : : : ヾ/∧
ｉ:::::::::::::::::::::|::丁厂|:::::::/｢T::::ヽ::::::::::ｉ /￣: : : : : : : ヽ: ∨///: : : : : : : : : : : ∨/
|:::::::::::|:::::::::|ヽ|八 |::::/ iハ::::从::ﾄ､:| /: : : : ヽ: : : : : ヽ: ∨/: : : : : : : : : : : : : : Y
|:::::::::::|:::::::::|ｲ ￣｢レ' ｢￣｢/::::/ iﾉ |: |: ヽ: ヽ: : : : : |::ノ//: : : : : : : : : : : : : : : |
(⌒ヽ |:::::::::::|:::::::::圦 丿 丶ノ |/ |: 人: ヽ:: : |: : : : : | //|: : : : : : : : : : : : : : :|
ヽ::::| 人:::::::::|:::::::::|⊃ ⊂ゝ |/ ヽk.ﾄ､: | |: : : //" ｲ: : : : : : : : : : : : : : :|
|::::| /:::::::::::::::|:::::::::|≧ｪ _ ^＿ , イ| ヽｌハ|/: ／ : |: : : : |: : : : : : : : : : :|
|::::| /:::::::::::::::::|从::::|:::::├┬ｭ:::::::::|::|:| ─━━(/// |: : : : |: : : : :|: : : : : : : : : : :|
|::::| / :::::::::::::::::::::/ヽ|ヽ ￣A￣ﾌ＼|::::| ≧ｪ⊥__∠|: : : : : |: : : : : : : : : : :|
ゝ::ヽ /:::::::::::::::::::::::く ハ／ ∨ ／::::| ｒ┴＜ |: : : : : :|: : : : : : : : : : :|
| |.: : : : : :|: : : : : : : : : : :|
１ヽ /＼
/＼. |: : :＼ へ、 /: : : `、
/::::|＼＼＿_| : : : : ＼ い //⌒ヽイ￣二＞
/:::::::| ,ゝ:::::::::|: : : : ‐=ﾆ二三工: : : : : ＼ー＜
/:::::::::::|//三三⊥へ: : : : ／////: : : : : : : : ヾ/∧
/:::::::::::::::::::/￣: : : : : : : ヽ: ∨///: : : : : : : : : : : ∨/
ｉ::::::::::::::::::/: : : : ヽ: : : : : ヽ: ∨/: : : : : : : : : : : : : : Y
|:::::::::::|:::::|: |: ヽ: ヽ: : : : : |::ノ//: : : : : : : : : : : : : : : |
|:::::::::::|:::::|: 人: ヽ:: : |: : : : : | //|: : : : : : : : : : : : : : :|
(⌒ヽ |:::::::::::|:::::|/ ヽk.ﾄ､: | |: : : //" ｲ: : : : : : : : : : : : : : :|
ヽ::::| 人:::::::::|:::::::::|⊃ ヽｌハ|/: ／ : |: : : : |: : : : : : : : : : :| ﾁｭｯ
|::::| /:::::::::::::::|:::::::::|≧ｪ _(/// |: : : : |: : : : :|: : : : : : : : : : :|
|::::| /:::::::::::::::::|从::::!:::::├┬≧ｪ⊥__∠|: : : : : |: : : : : : : : : : :|
|::::| / :::::::::::::::::::::/ヽ|ヽ ￣A ｒ┴＜ |: : : : : :|: : : : : : : : : : :|
ゝ::ヽ /:::::::::::::::::::::::く ハ／ .| |.: : : : : :|: : : : : : : : : : :|
154:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/19 19:44:30.41 XORqYNxz0
和む
155:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 06:43:22.57 hmFJsY9a0
ほむあん
156:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 07:04:27.73 +noQhhmP0
保守あん
157:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 12:15:59.36 6QXrvy6Y0
いまさらなんだけど漫画よんでほむほむの家でほむあんに目覚めた
158:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 17:55:43.68 J/RgaqaM0
漫画版ほむホームいいよね……
159:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 18:32:51.47 Dim/uIOD0
｀ヾヽ,ｲ , -‐ｧ
,イ,--- ヾ!": :"--ﾐ
,.....-─-....、 ,.V ￣x￣ ｀xヽ~ヽ:ヽヽ
,..＜:,::＿＿＿ヽ::ヽ ,r-r--:ム: ヽ: : : :ヽヽヽ:ﾊ
./:::::::/,...-─--ヽ::Y: : {: :（{ ヽ,斗七 : : }ﾊ:::ﾄ,}
i::i::::::i::L廴:!、:::!ム:`!i!: : :⌒:!ヽ }V,示ｧ: : :ﾄ!:!::!i
!:i::::::!:i、:!!ヽヽ//iⅣｲ!、: !ぅミ 弋__} ! :/、!`ﾄヽ
,.入!:::::!rぅ示-、 ,i.うiヽ:!::ヽ弋 ﾉ ''' レ";.〉: i :ヽ
Y::八!::::::{弋_ｿ.ノ- {.し'ノ:::::八''' ﾔ"¨~} , - ": :/: : :}--イ_＿
.!:::::::!ヽ:::ﾄ￣￣r--, ￣ｲｲ:/ ≧- ｀二. ＜ !-‐/ｲヽ.V:::::, --r┬x ---- 、
,イ!::ノ::::}ヽヽ｀.≧⌒¨¨￣.// r<、ヽ !、__ ,rr"--.."¨"::}!__:ﾉ ⌒二./-":::::::::／!
ノ:/／:::イヽヾヽ , ＜ /"ﾉ.{::::::｀:::::ヽ ./:::::::;:::;::;-- "!::::::｀ -"、----- Y:::::::!
i;:::!/／:r" ＼ ／ヽx ,イ" /｀.丁`-".V`￣￣.丁 i` -x::::::::＞::::::::::::::i:::::::ﾊ
/!:/::::／ 〈 , i 〉イ.i ./ { ! .} / フ"::::::::::::::::::∧:::::/
_ !:Y::;ノ ∧｀ヽ!`ヽ- ,ﾍ,.! ! / ヽ ! i! Y /` -r─‐r-- :::ノ
../`x}::i " .!:::V i` .＿_ / Y / /.i ｀ -- ─ ".ﾄ、 ノ--彡.}: : :i : ﾊ¨
ム-［］￣｀ア !:::::〉/ / i／ ／ / i! ﾊ` - "-- " /: : /ヽ: i
／::::::＼./".／:::／{ / .// .Y、 ゝ、 !i _ >二ﾆ＝-' .ノ:ｲ:/ ヾ、
,{::::::::::;ｲi ｀ ﾌ .ゝ-.ィ !::`.--...ハ / 丁.T├┬‐ T ! } //
..V::::/ .!' / V /O ムｲ--tｲ ∧"｀ --".└┴─‐ "¨, } .ノ"
ゝ:{、 「 .｀＜ i o L＿二!］／ i `ヽ￣.丁 ----- " .i
ゝ / ｀--- !i .V ! ｀ ｀＜二x- ﾆ二二ﾆ］
.∧---- 、___U ﾄ ﾄjヽ!イ! . !! .i
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∧::::::::::::::::i.i::::::::::::::/ V i! /
ヽ::::::::::::::i.!:::::::::::/ ∨ !i /
丶:::::::::!{:::::::::::i .,V i| /
}:::::::::i V:::::::::! ! V .}! ./
!:::::::::i }:::::::::Y 八 ゝ .ﾉ,! .i
.i::::::::::!、!:::::::::ﾉ ｀ ｀y i .!
/￣T" ヽ!:::::::i ｀ ,.1 /
i ∧ }!:::::{ i-=---ｲ
T "!!ﾚｲ i::::/ ..Xヽ!_/./
.i !! i ゝ" .｀!丁X-ﾄ
! !! i .! ./!! ﾄj
i .i! ! ! .! X i !
.! , ヽ.! / .!⊥ ! !
八 V .i .、 ! !
∧___ﾉ .∧ゝ __ V
｀¨" 人.＿_.ﾉ
160:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 18:35:44.10 Dim/uIOD0
杏子スレから
ほむら「そんな世界線もあったわ」
杏子「マジかよ！」
URLﾘﾝｸ(www.dotup.org)
ほむら「冗談よ」
杏子「冗談かよ！」
161:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/20 19:45:45.57 xMv+pnQS0
メガほむとあんこがゲームか映画で絡みますように…
162:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 00:02:41.21 7CwuNamY0
ｳｪﾋﾋﾊｰス、最初がほむほむで次が杏子だった
それだけでﾆﾔついてる俺きめえww
>>160
メガほむあんの破壊力すげえ俺が死んだ
まどっち意外で唯一ほむほむが素を見せられる、そんな存在だったりすると嬉しい
163:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 00:47:13.63 bqEpj2720
メガほむあんと言えば、PIXIVでばるぱんさーという人のマンガがよかった
164:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 02:18:07.12 +Ap3VLAl0
あんこちゃんは誰に対しても素っぽいよね
その辺はほむも羨ましく思ってそう、口では馬鹿にしてそうだけどｗ
165:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 02:23:08.46 7CwuNamY0
ループ中の恩から、杏子にやけに優しいほむほむと、それをくすぐったがるあんこですね
でも家に住めとか強要して来ないから、杏子も居心地よくてついほむホームに入り浸ってしまい
166:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 06:41:01.58 ZSaKWk3c0
メガほむを鍛えるあんこってSSいくつか見た気がする
とっても俺好みでエントロピーがやばい
167:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 06:47:23.80 wK4EUyp60
俺が初めて読んだほむあんＳＳは＞＞４０の人のだったな……もう一年近く前なのか？
168:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 07:52:55.98 YWj9zGB60
>>161
ほむあんは小説では余計な事書かれて嫌な感じだったけど
映画ではほむらが唯一まどか以外で名前を呼んだり組んだりしたところは変えてほしくないし、理由も描写してほしいところだね
169:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 08:53:14.88 hzZISRKg0
ほむらねんどろがトイネス２軍ランキングで１位ゲット
URLﾘﾝｸ(www.toynes.jp)
170:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 21:39:17.58 ibgX1xDx0
保守あん
171:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/21 23:35:02.02 jCUI/IBMO
杏子「キッチンって10回言ってみ」
ほむら「キッチンキッチンキッチン…」
杏子「鳥を英語で言うと？」
ほむら「チキン」
杏子「ぶっぶー正解はバードでしたーｗ」
ほむら「…」
ほむら「ならだいすけって10回言ってみて」
杏子「だいすけだいすけだいすけだいすけだいすけ…」
ほむら「私のことは？」
杏子「大好き！…はっ」
172:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 02:13:14.93 q9gJyMDT0
>>171
引っ掛けたほむらのが赤くなってたりするといい
それにつられて杏子も赤くなってたりするといい
173:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 02:23:11.73 OgwYe97C0
四畳半ほむホームのお布団の中での会話だと思うと興奮します
174:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 17:48:55.85 5YNdIS640
>>167
俺は逆ダの人の漫画でほむあんに目覚めた
他の住人のきっかけって何かな
175:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 18:05:27.30 mbq0zDZi0
逆ださんは凄くいいね。
ほむあんにしてほむまど杏さやで１回で３回美味しい
俺はハノカゲちゃぶ台作戦会議で
176:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 18:27:53.02 HEksI1Mc0
杏子ちゃん単体から入って、組み合わせ的にほむあんが好きになったかな
pixivでほむあんタグで探してて逆ダさんの見るようになって更に火がついた
177:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 20:16:22.15 xb8q/egYO
この前のほむほむの血を飲む杏子のＳＳもイメージが完全に逆ダの絵になってしまっていた
ほむあんってもっとポテンシャル高いというかほのぼのやウブな純愛とか何でもいけると思うんだけど
いかんせん担い手が少ない
178:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 20:21:41.62 FViDNe7r0
だって実際の本編では一度も共闘シーンが描かれてないしな
過去ループでもそういう回があったかも微妙だし
せめて一話アバンで対ワルプルの時に当初の予定通りあんこちゃんの死体が転がってれば違ったんだろうけど
それだと敵役が後々協力関係になるサプライズがばれちゃうから変更になったんだろうな
あんこちゃんには劇場版ではもうちょっと敵役っぽくマミさんと戦ったりまどっちと戦ったりして欲しいなって
179:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/22 23:18:45.08 3GZ9CDmd0
たしかに、杏子とマミの戦いはどこかで入れて欲しいな。
ドラマCDでは、杏子もかつてはマミの弟子だったってことになっているらしいけど、
本編を見れば、杏子とマミは対等なライバルで、しばしば縄張り争いをしてきたと
推測するのが自然だと思うんだが。
180:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 00:41:39.04 5SpKp41E0
ドラマCDはお遊びとしないと、あまりにもマミが馬鹿すぎることになる
虚淵監修でこれではねｗ
大嶋のドラマCD２
猫にも避けられるマミのティロ・フィナーレｗ
虚淵監修でこれではねｗ
かずみの平松のドラマCD３
マミ「敵対するわけなんてない。だってあなたは～」
そんなこと言ったマミ
マミは10話で、ついさっきまで仲間だった杏子を
敵対どころか問答無用で殺害しましたｗ
マミが馬鹿なのかかずみの平松が馬鹿なのかｗ
大嶋もかずみの平松も酷い、虚淵監修も酷い
181:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 00:47:08.90 6kza6VBg0
んー、あれは最後に二人してマミ(ほむらの場合＋まどか)と一緒に魔女胎児をしていた頃を思い出してる
（しかもお互いそれに気付いてない）ってのがほむあん的に中々美味しいと思うんですがー
あと「あんたにはもっとふさわしい仲間が～」の台詞の後にほむらとの作戦会議が来る辺り
「杏子にふさわしい仲間＝ほむら」と暗に言われてるようでこれも中々
182:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 00:57:24.12 6kza6VBg0
…自分で書いといてなんだが魔女胎児って何だ、魔女退治だ
183:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 01:28:39.92 QTs2KQhTO
9話ラストはやっぱりいいなあ
ほむらの杏子呼びでほむあんに目覚めた
184:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 02:07:18.30 M670JR+U0
俺もだ
9話が一番見返してるかも
185:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 08:05:45.41 nWEcawdb0
>>181
あれは確かによかった
マミと杏子の話で終わると思ってたところがほむあんの作戦会議で締められてウッヒョー
あの時点の関係だと無用な詮索をせず一緒に居られる相手ということでお互いそれなりに良かったんだろうな。
魔法少女同士だったらマミさん＋まどかが波長が合ってハッピーな感じ。まどかなら教えたとおり必殺技も叫んでくれるだろうし。
186:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 08:43:33.88 JLm4A1Q00
この二人は魔獣退治が終わったあとラーメンでも食いに行ってそうな関係が丁度いい
187:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 09:06:25.67 kf2gGf6p0
杏子「今日の晩飯なんにするー？」
ほむら「・・・・ラーメン」
杏子「あんたにしちゃ珍しいチョイスじゃん」
ほむら「そういう気分なのよ」
杏子「どういう気分さ」
ほむら「あなた、そういうの好きでしょう？」
杏子「・・・・そーいうことなら張り切っちゃおうかね！」
ほむら「あまりはしゃがれても困るのだけど」
杏子「・・・あんたってさぁ・・・せーっかく人が魔獣狩りにやる気だそうってのに・・・」
ほむら「・・・はしゃいだあとのあなた、激しいんだもの」
杏子「・・・そーいうのが好きなくせに」
ほむら「・・・・さぁ、なんのことかしら」
188:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 15:00:12.98 jaznleYm0
補足するとイメージ的に合わないがほむほむはラーメン好きみたいだぞ
189:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 15:24:18.50 JLm4A1Q00
ソースは？作中でそれを感じさせる描写が皆無だからなぁ
作外のTBSだか設定資料だかで言われても本編や劇場版で出てこないと
「あ、はい」って感じの後付設定にしかならなくて定着しない気がする
190:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 15:37:16.75 1zkYf0wQ0
>>183
劇場版でもあそこは変えてほしくない＋墓穴掘るだけの後付はしてほしくないな
ほむらがまどか以外で相手を名前呼び＋感情を出したほむあん的に非常に美味しいシーンなのだから
あの後「佐倉杏子」に戻っているのがまた
191:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 15:50:33.45 cBnhZjkv0
だいぶ前のメガミマガジンに載ってたSSで仁美をラーメンの背脂みたいとか言ったんだっけかな。
入院してばっかなのにそんなこと知ってるのは好きなんじゃ、ってな感じだったか。
192:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 19:19:56.94 JLm4A1Q00
背油うんぬんが褒め言葉じゃないってことは背油が好きじゃない＝ラーメンが好きとは限らなくないか？ｗ
あとずっとほむらがまどか以外で相手を名前呼び＋感情を出したからほむあんは特別って連呼してるけど
感情はマミさんやさやか相手にも出しまくってるし、さやかやマミさんが危ないときは助けようと必死だった
それなのに唯一の共闘相手のあんこちゃんの自爆は止めようともしなかったわけで
名前呼びだって相手に合わせてるだけの可能性が高いし、他の二人に比べてしがらみがない分愛着もない可能性も高いと思うけどね
そればっかりよりどころにして期待して劇場版で絡み無しとかなっても知らないぞｗ
そもそもあんこちゃん自体が他の四人に比べれば明らかにサブキャラ扱いだからね
193:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/23 20:58:38.01 F1uEYJJu0
助けようってのがまどか前提なんだから、その比較はあまり意味ないと思う。
親しみが相手に伝わる感情の発露はあの
「杏子…」
くらいでそれが特別だから有難いんでしょう。
過去にオクタン瞬殺してるわけだし、
まどかにそこまで危険が差し迫ってるわけでもないと思うから、
無視してふっ飛ばして救出して、あんこちゃんに殴られて、
うつむきながら謝るほむらとか、さやかの喪失やほむらの態度でごちゃごちゃになるあんこちゃんとか、
見たくなかったわけじゃないけどさ、脚本大事にしてるアニメだしさ。
三週目最後で、ようやくまどかを名前で呼んだほむらが、
合わせてるだけの可能性が高いとは思えない。
愛着云々は一週目を大事にしてるとこもあるし、ループ中は仕方ないっすね。
絡み無しでもまどほむあんさやダシにしたほむあん想像しまーす。泣くけど。
マイナーカプに心奪われた宿命や…
194:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 00:31:18.02 N5DOMPhc0
再視聴も二周目、三周目になると「自分が去った後の見滝原を任せたい」って言葉がいかに重いかなんとなく解ってくるんやな
…ほむほむの信頼が割と一方通行ってのがちょっと切なかったりもするけどｗ
「まどか以外友達と思ってない」なんて事はないよちい様！多分、だけど！ｗ
195:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 00:42:59.67 5lIOnhpr0
杏子ちゃん信頼されまくりだよね
ほむほむをまどっちから奪える、唯一の存在かもしれない
まどかの為に戦い続けると決めたのに、
その一方でどんどん杏子を好きになっていって、葛藤に苦しむほむほむ
様子がおかしい事に気付いた杏子ちゃんに優しい言葉を掛けられて、
思わず目から涙がぽろぽろ…
慌てる杏子に本当の事を伝えられず、ただごめんなさいと謝るばかり
そして妊娠
196:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 01:13:52.32 zVXy2kn10
>>195
最後飛躍しすぎww
197:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 03:29:20.86 pMldhYnf0
ただイチャラブするよりはまどかの為に利用してるだけとか
こいつと組んでるのは利害の一致からみたいな感じで
でも報酬の名の下にやることはやっちゃってて作ってはいけないはずの子供が･･･
みたいな歪な関係の方が萌えるよね
198:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 03:51:04.28 9Vs12l1k0
百合妊娠いいよね……
199:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 03:56:44.53 pMldhYnf0
改変後の寂しそうなほむにループ中の負い目があるのに付け込んでモノにしちゃって
マミさんに見せ付けるあんこちゃんみたいなＳＳならマミほむスレに上げたことはあるなｗ
200:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 06:39:13.04 foLtR2780
>>199
なにそれ超読みたい
少しのヒントでいいから教えて下さい
201:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 08:25:33.39 pMldhYnf0
ほむ×マミ×ほむスレ５の 324-327？
202:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 16:23:37.14 1V3AfGyvi
ほむほむあんあん
203:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 17:46:58.70 v1nrfmxg0
>>94
エイミーを轢いた奴を撃破するには、らぶバト！２ｎｄアタックの新キャラしかない！
だが、陸上自衛隊やＭＩＮＩＭＩは虚淵の創作扱いだ
204:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 19:29:48.02 JGURWn8Ji
恭さやスレは１２．２１～２３の丸二日レスなくてもスレが落ちないし、そういうことがザラでも落ちない
対してほむあんスレは半日でスレが落ちる・・・神様、ほむあんスレに普通の運をお願いします
205:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 19:53:25.64 4ipY6KvM0
保守あん
206:「汗と特訓のクリスマスイブ」(1/2)
11/12/24 20:56:30.58 QMan0VQj0
イヴの杏×ほむＳＳ書いた。どの時間軸かって？ 俺軸に決まってるじゃないか！
「マミはさやかとまどかの相手で手一杯だからさ」
「クリスマスイヴに人を呼び出した理由にしては薄いわね」
明日は巴さん主催のクリスマスパーティーがあるので家でゆっくりしようと思っていたのだけれど。
「いいじゃんよ。一人ぼっちは寂しいし、今夜はホテルも確保しづらくて……」
「それが理由ね」
しまったといった顔から懇願の表情に切り替わった杏子は、観念したとばかりに手を握り合わせて私を拝む。
「頼む！ この季節じゃ野宿もきついんだよ」
最初から理由を言ってもらえれば話も早かったんだけれど。
「いいわ。布団は無いけれど、ソファーと毛布でよければ」
「十分。ほんと恩に着るよ」
安堵と感謝の表情がありありと見て取れる。
ふと、うらやましいと思った。
こんな振る舞いを自制してからどれくらい経つだろう。
「何か食べる？ カップ麺しかないけれど」
戸棚からラーメン・うどん・そば・素麺・パスタ・米麺・春雨スープと取り出して杏子に尋ねる。
「やけに種類があるな」
「簡便に摂食できるもの。で、いるの？」
「いや、いいよ。屋根貸してもらえるだけでありがたいんだし」
にこっと笑ってみせる杏子。
「表情豊かね」
ふと、私は感想を漏らす。
「作ってんだよ。アンタと方向性は似てるさ」
表情を作っているのは気付いていたけれど、そこまで突かれるとは思わなかった。
一言の指摘に自分の思いを見透かされて、一歩下がる。
「感情を押し殺すだけが本心を隠す方法じゃないんだよ」
「感情を、偽るの？」
自分に嘘をつける自信は無い。
「偽ってはいるけど、嘘ついてるってほど偽者じゃなきゃ出来るもんだ。むしろ表情で自分の感情を決めるくらいさ」
それなら出来る気がすると思った私は、少し顔の筋肉を動かしてみた。
「なるほど、やってみたいけどきちんとは出来ないって顔だな」
羨望のまなざしのつもりだったのだけど、どうも不出来らしい。
「よし、一宿の恩だ。一晩演技指導してやるよ」
207:「汗と特訓のクリスマスイブ」(2/2)
11/12/24 20:57:53.25 QMan0VQj0
マミとさやかとまどかは、ほむらのアパートの前まで歩いてきていた。
「サプライズパーティーなら、私たちも騙してくれればよかったのに」
マミとまどかで計画したクリスマスパーティーは、さやかに見抜かれ、逆に3人で準備する事になったのだった。
「一週間前に言い当てたのは誰だったかしら？」
マミは軽く皮肉る冗談を言う。
「マミさんは見抜けなくても、まどかは見抜けましたからね」
「私、そんなに隠すの下手かなぁ」
和気藹々と、エントランスを通ってほむらの部屋へ向かう。
「伊達に未来の嫁の観察は……ん？」
ほむらの部屋から、杏子とほむらの声が聞こえる。
「そうじゃない、もっと腹から！ 嘘ついちゃだめだっての！」
「あはは……あははは……」
「こう、全身を使ってさ！ あっははははははは！」
「あははは！ こうかしら」
「早々その意気！ 本気で笑えば楽しくもなるんだよ！」
廊下にまで響く声は、傍目から聞くと異様である。
「えっと、なんだか楽しそうですね……」
アパートの外まで引いていきそうな表情のまどか。
「そうだね。ほむらたちもパーティーやってるのかな～」
若干現実逃避気味に逃げの姿勢をとるさやか。
「……３人でやりましょう！ 邪魔しちゃ悪いわよね！」
マミの一言で今日は距離を置くことを決めた魔法少女たちであった。
翌日から、ほむらはころころと笑ったりすぐ号泣して見せたりするようになった。
「佐倉さん、何か知っているでしょう？」
「あ、いや、しつけすぎたって言うか……ほむらは勉強熱心なんじゃないか？」
イヴの一晩みっちり教え込んだ・教えられたとは言いにくい杏子・ほむらと、その様子を怪しげに聞いたとはとてもいえないマミ・さやか・まどかだった。
ただ、今までに無く感情表現できることを喜ぶほむらと、それを楽しんでいる事がうれしい杏子は共に幸せだった。
208:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/24 23:32:34.54 foLtR2780
>>201
教えてくれてありがとうございます。
>>206
乙です。そりゃまどかたちも引くｗ
俺もクリスマスほむあんSS投下させてもらいます。
209:聖夜
11/12/24 23:33:37.93 foLtR2780
十二月二十四日がやって来た。
クリスマス・イブである。
西の方で偉い人が生まれた日の前日で、都会はネオンの飾りなどで華やかに飾られ、
ケーキ屋にとって一番のかきいれ時で、カップルは喜び街駆け回り、独り者はコタツで欝になる日である。
そして見滝原の某所にある、そこそこ大きな邸宅、美国という表札のかけられた家では、
家主が友人たちを招いて、クリスマスパーティーを開催していた。
参加者は、家主と一心同体と言ってもいいほど寄り添っている黒髪の少女。
おっとりと柔らかな雰囲気をした、金髪の少女。
彼女らよりだいぶ年下の緑髪の少女で、家主を入れて合計四人。
パーティーというにはやや寂しい人数だが、当事者たちはそんなことを思わない。
家主が手製のケーキとローストチキンに舌包みを打ち、トランプゲームの勝敗に一喜一憂。
最大のイベントであるプレゼント交換はまだだが、それも間違いなく人生の良い思い出となることだろう。
四人はとても、幸せであった。
美国邸から離れること、三千と二百メートル。見滝原の街外れの一角に、蕎麦工場があった。
作る蕎麦は、数人分を手打ちで制作するのではない。
人間が入れそうなぐらい大きなミキサーに、蕎麦粉小麦粉塩水をキロ、リットル単位でぶち込み、
練り上がったら切断機で片っ端から切り、それよりさらにでかい茹で機に十数分くぐらせ、
パック詰めにしてトラックでスーパーなどに運ぶ。そういう大量生産工場である。
その一室に、暁美ほむらと佐倉杏子は、いた。
数十畳はある広い部屋だが、いる人間は二人だけ。そして二人の格好は上下真っ白な作業服。
長い黒と赤の髪の毛も、苦労して白帽子の下に収めてある。
部屋の空間の大部分は、パック入りの蕎麦つゆが入ったケースで占有されていた。
残りの空間は、ダンボール詰めされたつゆと、まだ組み立てられてないダンボールが占めている。
ほむらは黙々と、ダンボールを取っては底をガムテープで目張りし、隣に積み上げていく。
杏子もまた黙々と、つゆをダンボールに詰めていく。一段に十二個、一箱四段。
詰め終えたら蓋をガムテープで止め、持ち上げては部屋の隅に置いていく。
部屋の中に大きな動きは何も無い。時折、隣のつゆ制作室の作業員が、
新しいつゆを持ってきて置いていくだけ。
小学生でも出来そうな単調作業。現在の時刻は午後七時。始まりから実に十時間突破。
二人はとても、うんざりしていた。
210:聖夜
11/12/24 23:34:49.63 foLtR2780
「…………なあ」
詰め終えたダンボール箱を運びながら、杏子が言った。
「今日は十二月二十四日だよな」
「そうね」
「クリスマスだよな」
「そうね」
「もう晩メシの時間だよな」
「そうね。ここ、夕食休憩は無いけど」
「なんであたしたちはケーキも食わずに、こんなことやってんだ？」
ガムテープを伸ばす手を止めたほむらは、じとりとした目で杏子を見た。
「その一。千歳ゆまという女の子が言いました。
『ゆまはね、サンタさんにおっきなクマのぬいぐるみをお願いするの！』」
「………………」
「その二、それを聞いた、サンタなんてこの世にいないと知ってるどこかの誰かさんが、
自分がサンタの代わりをしてやろうと、柄にも無いことを考えました」
「………………」
「その三。さらにその誰かさんはもっと柄にも無いことに、
盗むのでも、違法な手段で手に入れた金で買うのでもなく、
真っ当に得た金でぬいぐるみを買ってやろうと思いました」
「………………」
「その四。ですが、そう思い立ったのは十二月の二十日。
とても四日間で数万円の現金を手に入れるのは無理だと、
浅はかな誰かさんの頭でも分かりました」
「…………誰が浅はかだこの野郎」
「その五。進退窮まった誰かさんは、知り合いに泣きつきました。
心優しく聡明な知り合いは、自分がパートをしてる蕎麦工場で
年越し蕎麦の大量製造のため、短期作業員募集をしているのを知ってました」
「……本当に心優しく聡明なやつは、自分でそう言わねえっての」
「その六、知り合いは上司に頼み込んで、無職住所不定の誰かさんを
その短期作業員として雇ってもらいました。お仕事はセット蕎麦に使う
蕎麦つゆのダンボール詰めでした。おしまい。……分かったかしら」
「ようく分かったよほむら先生ありがとうちくしょう死んじまえ」
「私が今死んだら残りの作業、全部あなた一人でやることになるわね」
「……元旦に餅を喉に詰めて死んじまえ」
「雑煮もおせちも食べる予定は無いわ。せいぜいミカンぐらい」
「ミカンの汁が目に入れ！」
「うるせえぞバイト！ 黙って仕事しろ！」
つゆ制作室から飛んできた怒声に、杏子は深くうなだれた。
少しだけ気分転換になったほむらは、新しいダンボール箱の組み立てに入り、
少しトーンを落とした声でおしゃべりを再開した。
「こういう単調作業、あなた苦手でしょうしね」
「まったくだよ……。まだ土方仕事の方が性に合う気がする」
こちらも小声で杏子は答える。
211:聖夜
11/12/24 23:35:51.23 foLtR2780
「先輩の話によると、明日も明後日もこれ続くらしいわよ」
「うげっ」
「三日後からは、セット蕎麦の詰め込み作業になるわ。やることはほぼ一緒だけど。
蕎麦、つゆ、にしんや天ぷらをケースに詰めていくの」
「そっちの方がもっとやだな。目の前に食い物があるのに食えないってのはきつい」
「仕事なんて全部そんなものよ。きつくない仕事でお金をもらおうと思う根性がおかしいの」
「パート歴半年のやつが言うと含蓄あるね…………チッ」
杏子が舌打ちし、入れたばかりのつゆを箱から取り出す。所定の数より多く入れてしまったらしい。
「マミたちは今頃、ケーキ食ってゲームやって楽しんでるんだろなあ……」
「なら、あなたも行けば良かったのよ。二十五日に期待を裏切られた千歳ゆまの泣き顔を見る度胸を決めて」
「さっきからやたらと刺あるな……。実はあんたも、クリスマスにこんなことしてんのにイラついてんのか」
「かなり」
暁美ほむら十五歳。雑煮とおせちに興味は無くても、クリスマスの夜はゆっくりと
甘いケーキでもつついていたいと思う年頃であった。
だが現実は、つゆダシの鰹節の香りを嗅ぎながら空腹を抱え、つまらない作業をやらされている。
かくもこの世はままならない。
「ケーキとゆまの泣き顔か……。やっぱりあいつに泣かれるのはやだね」
「あなたがよくやってる手段でプレゼントを強奪すれば、両方ともクリア出来たでしょうけど」
「それはなんかイヤだったんだよ。何がどうイヤなのか、説明出来ないけど」
「まあ、そういう考えは私も嫌いじゃないわ」
「実質は、あんたから借りるようなもんだけど」
働いたからといって、即日で現金がもらえるわけではない。だから時給と働いた時間を計算し、
日当に当たる金をほむらが杏子に渡し、杏子はその金でぬいぐるみを買う。
後でちゃんと給料が入ったら、ほむらに返すということになっていた。
一応、杏子が働いて稼いだ金ということにはなる。
「この仕事が終わったてからパーティーに行くか。ケーキ残ってるかな」
「呉キリカが根こそぎ食べてないことを祈ってなさい」
「あいつよく食うからなぁ……」
その頃の美国邸。
「織莉子お姉ちゃん、このケーキ残しておいて」
「もうお腹いっぱいかしら？」
「ううん、キョーコに残しておいてあげるの。こっちのチキンも」
「あらあら、小さいのにゆまは偉いわね」
織莉子は慈母のようにゆまの頭を撫で、ゆまは照れくさそうに頬を染め、
キリカはゆまに嫉妬してハンカチを噛み締め、マミはシャンパンで酔っ払い寝ていた。
212:聖夜
11/12/24 23:36:48.59 foLtR2780
その頃の円環の中。
「まどか様、クリスマスおめでとうございます」
「メリークリスマス、まどか様」
「あの、だから私のことを様づけしなくていいって……」
「いいえ、まどか様を様と呼ばずして誰を呼ぶのですか！」
「その身を犠牲にし、我々を魔女となる運命から救ってくれた御方！ まさに救世主！」
「いずれ現世に接触することが出来たら、私はまどか教を立ち上げます！」
「いいわね！ 世界中の魔法少女が入信するわ！」
「大工の息子が立ち上げた宗教を打倒するのが目標よ！」
「ミカエルだろうが聖人の一個師団だろうが、私たちの魔法でイチコロだわ！」
「そ、それ打倒しちゃったらクリスマスが無くなっちゃって……ていうか、そんな大袈裟なこと
しなくていいって言ってるのに～！」
多数の元魔法少女たちに囲まれてあたふたする桃色の女神を、
青髪の幼馴染はニヤニヤと楽しんで見ていた。
あと五分ぐらい見物したら助けてやろうと、ケーキを切り分けながら思いつつ。
午後九時、ようやく本日のノルマ終了。
「あ～～～～、やっと終わった！」
「クリームを手に塗っておきなさいよ。ダンボール触り続けてガサガサに乾燥してるから」
「乾燥肌が怖くて槍が振り回せるかっての」
手入れをする時間も惜しいとばかりに、ほむらを引っ張って杏子はおもちゃ屋に直行。
予約しておいたゆまの背丈ぐらいあるぬいぐるみをゲットし、えっちらおっちら背中に担いで、
ケーキと友人たちが待つパーティー会場を目指す。
だが、二つ先の角まで進んだところで、ほむらがふいと横道に折れた。
「おい、道違うぞ」
「違ってないわ。私は家に帰るから」
「え、あんたパーティー行かないのか」
「明日も仕事あるって言ったでしょう。夜更かしやアルコールで支障を出したくないの」
中卒を雇ってくれる貴重な職場だ。クビになりたくはない。
本当は、織莉子とキリカに顔を合わしたくないというのもあったが。
ループの一つでほむらの大切な者を奪った彼女らには、どうしてもしこりを覚えてしまう。
あの織莉子とキリカと、この織莉子とキリカは違う。もう誰かに頼ってもいい。
頭でそう分かっていても、心が拒んでいた。
そんな小さなこだわりで、美味しい料理と団欒の時間を放棄する自分の狭量さに、
ほむらは小さく自嘲した。杏子には気づかれないようにしながら。
「おやすみなさい杏子、明日遅刻しないようにしなさい」
自宅の冷蔵庫にもショートケーキを一つ買ってある。一人きりの部屋で食べて、クリスマスの気分だけ味わおう。
213:聖夜
11/12/24 23:38:09.33 foLtR2780
髪をかきあげながら去ろうとした時、手をぐっと掴まれた。
「待てよ」
「行かないわよ」
「それはもう分かった。けど、あたしに十五分だけ付き合えよ」
振りほどこうとした手をほむらは止め、少しだけ考え、かかとの向きを百八十度変えた。
よしよしと頷いた杏子は、ほむらの手を放し先導して歩き出す。
ついたのは、三分とかからない距離にあったコンビニ。
スイーツコーナーでなんでも好きな物を選べ、と言われた。ほむらはロールケーキを選んだ。
杏子はチョコレートケーキ。
次に杏子は食べ物のコーナーをひとしきり見回り、やっぱり無いかなどとつぶやき、
これでもいいだろと唐揚げを二個店員に頼んだ。
レジの前には、クリスマス限定のシャンメリーの小瓶。スイーツと一緒にそれもレジに置く。
財布を開けようとしたほむらを制し、全額を杏子が払った。
コンビニの駐車場。一台の車も止まっていない場所で、杏子は買ったばかりの物を
ひょいと目の高さへ持ち上げ、示すように軽く揺らした。
「バイト紹介してくれた礼さ。ここで食べてけよ」
安い礼ね、と言いかけてほむらは口をつぐんだ。
今、ここにある物。ケーキ。チキン。シャンパンもどき。
なによりも、一緒に祝って飲み食いしてくれる、とても身近な人。
クリスマスに必要な物は、もみの木以外全部あった。
「…………唐揚げからちょうだい」
「オーケー」
ニコリと八重歯を見せて杏子が笑う。袋のがさがさと手を突っ込む。
「食いなよ」
いつもとは少し違う言葉。
「いただくわ」
ほむらも、いつもと違う言葉で返事し、受け取った。
214:聖夜
11/12/24 23:39:00.91 foLtR2780
保温器の中に入っていた唐揚げは、衣も中身も温かい。一口かじれば、舌に広がる熱さと肉汁。
夕食をとってない腹が、じわりと暖まった。
半分食べたらシャンメリーで舌を洗い、ロールケーキにプラスチックのフォークを伸ばす。
スポンジの柔らかさと、クリームの甘さが、口の中を幸せにしてくれた。
杏子も駐車場の縁石に腰掛け、唐揚げをかじっている。いつものようにガツガツとは食べず、
少食のほむらに合わせるように、ゆっくり噛み締めていた。
「美味いな」
「そうね」
「お、あれ北極星かな」
「残念、動いてるから飛行機ね」
星が見えない都会の夜空。それでも、天空いっぱいに広がる深い黒色も、
地上から見上げる風景としては悪くなかった。
吐く息が白く、空中に映る。それでも、不思議と寒さは感じなかった。
流れ星のように消えて行く飛行機の灯を見つめながら、最後の一口をほむらは飲み込み、
空から杏子に視線を戻した。
「ごちそうさま」
唐揚げ一個とケーキ一つ。ゆっくり食べても、杏子が言ったとおり、十五分で片づいた。
二人きりのパーティーも、これでほとんど終わり。
ゴミを受け取り、杏子が汚れを払って立ち上がる。
「じゃあ今度こそおやすみだな、ほむら」
「…………待って」
置いていたぬいぐるみを抱える前に、ほむらは杏子の手を掴んだ。
なんだい、と杏子が振り返る。さっきとは逆の状況。
「まだ一つ残ってるわ」
「なんだよ、食い足りなかったか？」
「物足りないのよ、肝心なことをしてないから」
クリスマスパーティーの締めといえば、ただ一つ。
プレゼント交換だ。
杏子の肩を抱き寄せる。まだクリームが残る甘い舌を絡める前に、
ほむらはそっとささやいた。
「メリークリスマス、杏子」
終わり
.
215:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/25 03:50:23.09 5ldsI3xj0
二人共SSありがとう。読んでどっちも幸せになった
>>206
この季節寒いからずっとほむほむの家に住んじゃえばいんだよ。あんこちゃん。
>>209
最初はちょっｗこの二人何してんのーと思ったけど最後はホカホカに。ごちそうさまでした
216:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/25 19:34:38.11 KS6wDye90
ほむあん
217:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/25 20:13:42.39 ayyqhpAv0
マミさんやまどかが混ざればともかく
ほむらと杏子だけならあんまり季節のイベント行事しないイメージが
218:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/25 23:21:51.28 eHSlW0hQ0
ほ
219:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 01:43:49.69 2mrg6KSa0
む
220:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 08:02:19.27 PGeSZQmF0
あ
221:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 08:23:45.50 7NC4SLpg0
ん
222:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 08:27:38.29 7NC4SLpg0
バイトの話かなりおもしろかった
美少女に底辺のバイトさせるの最高やなｗ
223:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 20:17:18.77 SmlPmu4OO
コンビニ前でつるんでるほむ杏をナンパしてボコボコに〆られたい
224:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 22:11:08.87 5Cowp1ti0
ほむあん漫画「お菓子の魔女」
URLﾘﾝｸ(www.pixiv.net)
ほむあん漫画「あ」の付くもの
URLﾘﾝｸ(www.pixiv.net)
225:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/26 22:57:15.77 W2wkUlpt0
はい。
226:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/27 01:41:13.06 yRD0n6C50
ほしゅあん
227:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/27 11:12:20.59 dJQh9HM50
ほむらに主導権を握られたあんこ
略して
ほしゅあん
228:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/27 14:35:03.48 61vXKJhJ0
冬コミは夏よりほむあん多いようだ
そろそろリストアップするかね？
>>224
その人のは動画が上がってるね
夏はキュゥべえ上げてたね
URLﾘﾝｸ(www.nicovideo.jp)
229:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/27 22:03:45.50 V5YkZBJs0
本スレより、映画でこんな場面見れたらいいな
URLﾘﾝｸ(www2.moeyo.com)
230:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 01:42:08.49 rzz6/X0WO
例えほむあんとしてあまり出番が無かったとしても
別れ際に軽くキスしてるシーンがあるとかそういうのがあればね
あとは勝手にこちらで妄想しますし
231:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 01:54:56.39 BxgxCJpv0
公式でキスシーンとかww
232:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 02:17:32.38 r/VmlwSH0
まどほむですらありえないしそんなこと劇場版でやられたら逆に白けるｗ
233:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 07:20:32.18 268JH79I0
「杏子おでこ貸しなさい。…うん、熱はないわね」
「杏子、宿代がないならうちに来なさい。布団一つしかないけど」
「いらっしゃい杏子。お風呂温かくなってるわよ」
（素…なんだよな？）
234:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 15:19:46.83 EUqH5NIL0
杏子に来て欲しくないとかいいつつ
ほむホームには杏子のお気に入りのお菓子が常備されていました
とか萌えるよね
235:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 19:57:54.82 fl7oqOLr0
杏子に続き、ほむらもパピーウオーカーに採用
逆ださん流石
杏子とほむらは犬っぽいと評していましたが、ほむ杏に犬つながりができました
URLﾘﾝｸ(s1-04.twitpicproxy.com)
236:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/28 21:36:49.95 W8JzQH7w0
変身して散歩すな！w
237:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 00:16:09.31 8+c/dkmE0
二人で野良犬拾って飼えばいいよ
238:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 03:00:17.82 SkYZMmMUO
犬の名前はアプリらしい
アプリ、アプリコット、あんず、杏子…みたいになった俺は間違いなくほむあん脳
239:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 07:15:53.02 NyXXGih6O
>>238
素晴らしい
240:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 07:34:58.32 kzn9k34Y0
まぁ恐らくウメスのもう一つのペンネームの方だろうけど…
アプリコットって杏子って意味だったのか
241:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 09:53:40.29 gG9KPpMW0
ほむあんポッキーゲームの破壊力は異常
242:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 11:07:06.84 zzZgl7WnO
モバゲーの正月コスチューム、なんでこの二人だけ巫女服なんだろう…
イベント内容知らないから気になる
243:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 11:29:09.66 F1NIXDr+0
コミケより
ミリオンバーグのところでほむあストラップを発見
244:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 11:51:45.19 z11QXrWu0
>>242
推測
ほむあんは永遠のまどさやストーカー
まどさやはまど神様、さや神様になりました
ほむあんはまどさや神の信者に≒巫女に
245:名無しさん＠お腹いっぱい。
11/12/29 13:47:08.77 +tZ8LWlT0
>>242
俺もやってないから知らんが、巫女服の経緯はこういうことらしいよ
121 ：名無しさん＠お腹いっぱい。 ：2011/12/28(水) 21:01:29.75 ID:QCakOYO7O
>>119
なにせまどかとさやかちゃんが「絶対似合うと思った」と
ほむらちゃんと杏子ちゃんに巫女服着せた所から始まるからなw