12/04/18 11:40:11.61 JkeRMxaoO
>>413
スパゲティを茹でてるマミさんの横で鍋をのぞき込んでるさやかちゃん
ふと、ある事を聞いてみる。
「ね、マミさん?パスタの茹で方のアルデンテは耳たぶの柔らかさって聞いたことあるけどほんと?」
「茹で方じゃなくて茹で加減よ。んー…多分そのくらい、かな? でもそう意識したことがないからわからないわ」
「そっかー、マミさんでもわかんないか…」
「私だって何でもは知らないわ、知ってる事だけ」
「ん~…」顎に手を当てて考えるポーズ
別にすごく知りたいわけでもなかったけど、却ってそういうものほどすぐ答えが出ないと気になる。
試しに自分の耳たぶを指でつまんでみた。
…スパゲティの茹で加減を確かめた事はおろか茹でた事すらない無く
ましてスパゲティをつまむ事など無いからわかるわけがなく
自分の経験値のなさにがっくりだ…
あ、でもマミさんもわかんないのか
まぁ自分の耳を噛むなんてキュゥべえでなきゃ出来ないか
…おや?こんな所にいい感じのパスタがある。そうだ、指でわかんなくても食べればすぐわかるじゃん!
《かぷっ》
おお確かにこんな感じかも!柔らかくて、でもちょうどいい歯応えがあって…
「ひぅ…っ!?」ゾクッ
と思ったらマミさんの耳だった。
「むぐむぐ…」
「みっ、美樹さん…!何して…///」
「む?あうでんて」
「アル、デンて…って…ぇ///」
「あむ…ちゅっ…ん…ん」
「ぅ…だ、めぇ…そんな所きたな…ぃっ///」
~※~
「ん?今日のなんか柔らかくねー?」
「え…?えぇ!その方がしょ、消化にいいと思って!その分炒める時間を長くしたから味は問題ないはず…よ?」
「おいしいです。それに私はこの方が食べやすいです」
「なんだか小さい頃お父さんが作ってくれたの思い出すなぁ」
「まどか、口にソースがついてるわ」フキフキ
「よ、よかったぁ」
「さすがマミさん」
「ん?さやかは食わねーのか?」
「あー、あたしはさっき食べちゃったから」
「美樹さん…っ!」
「なんだ、戻ってこねーと思ったら一人だけ先に食ってたのかよ」
「また勝手に食べてたんでしょ?」
「あー、だからマミの奴 耳真っ赤にして怒ってんのか」
「!?!」
「さやかちゃん、勝手に食べちゃうのはダメだよ?」
「あはは、あんまり可愛くて…つい」
「可愛い?」