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「マミさんっ……」
ちょっとぐらい、ちょっとぐらいなら。あたしの中の悪魔が活発に動き出す。柔らかな胸を少しだけ
触るぐらい、……いいよね?
マミさんがいけないんだからね。無自覚で、無防備で、無頓着で。
「……さん」
動きかけたあたしの手を止めたのは、他でもないマミさんの声だった。
「美樹さん、好き……」
あぁ、この人はなんて無垢なんだろう。なんて、可愛らしいんだろう。
そうだ、ゆっくりでいい。ゆっくり、二人で一緒に。あたしの大切な人が壊れないように、優しく、少しずつ。
「あたしも大好きだよ」
マミさんのおでこに淡いキスをする。それだけで、何だか胸の内が暖かくなるような気がして。
「……お休み、マミさん」
そう言って、あたしはマミさんを強く抱きしめ返した。