11/11/29 23:30:57.54 Ziuomwib0
一方その頃、当の唯ちゃんはメインストリートを通り抜け人通りの少ない昼下がりの住宅街に入ってもまだ相も変わらずに不快な騒音を放っています。
唯「あ゛ーあ゛ーあ゛ーあああ・・・むふぅーむふぅー(;^q^)」
しかし、調子に乗って歌い続けていたためヌケニン並に低い唯ちゃんの体力は尽きてしまったようで唯ちゃんは動きを止め肩で息をしています。
唯「むひぃー、むひぃー・・・うーうー、のどかわいたのれす・・・('q')」
歌いすぎて咽が嗄れたのか唯ちゃんは喉の渇きを訴えます、しかし憂のいる家ならばともかく外では当然誰も応じてはくれません。
何か無いかと辺りをキョロキョロと見回す唯ちゃんの目に民家の塀に立てかけられた数本の猫避け用ペットボトルが映りました。
唯「あうっ?・・・・・・おみずでつ!(゚Q゚) 」
普段は周りのことなどまったく気にも留めない唯ちゃんでしたがこんな時だけは目ざといのです、欲望に忠実な唯ちゃんらしいですね。
一気に堀に駆け寄ると何の遠慮もなくペットボトルを持ち上げ躊躇せず口を付けます。
唯「ひひひっ・・・・・・おみじゅう~~~(^q^)/ 」
そのまま一気にペットボトルを傾け水を飲もうとしますが、
ペットボトルの口はキャップで堅く閉められておりいくら傾けても水は一向に出てきません。
唯「?うー、おみずごっくんできないれす・・・・・・(゚q゚)」
いくら水を飲もうとしてもまったく水の出てこないペットボトルを不思議そうに首をかしげて見つめる唯ちゃん。
唯ちゃんは細かい作業が苦手でペットボトルのキャップを摘んで開けるという簡単な作業も出来ないので、
家では何時も憂に開けてもらったペットボトルを手渡されていました。
そのためペットボトルのキャップを開けて飲むということを知らず、キャップの付いたままのペットボトルから水を飲もうとしていたのです。
何度か同じ動作を繰り返した唯ちゃんでしたが、目の前に水があるのに何時まで経っても飲めないので苛立ってきました。
唯「う゛ーう゛ー!ゆいおみずのむのー!(`q´#) 」
キャップの付いたペットボトルの口に歯を立てて噛り付きながら強引に水を飲もうとします。
唯「フンス!(`Д´#)」
力を込めてペットボトルを一気に傾けるとボキッという鈍い音と共に唯ちゃんの歯が飛び散りました。
唯「おぎょっ!?ぐぎいいいいいいいいいああああああああああああ!!!(×m×) 」
唯ちゃんは歯磨きが上手く出来ないので虫歯も多く、また日常的に嘔吐を繰り返すため吐瀉物に含まれる胃酸で歯がボロボロになり脆くなっていたのです。