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母親逮捕の記事に図書館が赤枠 「名誉棄損」と東金市を提訴
知人男性とその家族に農薬入りヨーグルト飲料を飲ませたとして殺人未遂罪で起訴された
東金市内の女性被告(56)の、高校生の三女(16)と中学生の長男(13)が、
「市立東金図書館が新聞の逮捕記事部分を赤枠で強調して市民に閲覧させたため、関係者の
名誉が損なわれた」として、同市に慰謝料200万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を
千葉地裁八日市場支部に起こしたことが、7日、分かった。提訴は8月13日。
同市の志賀直温市長が定例記者会見で明らかにした。
訴状などによると、被告の逮捕を報じる記事が掲載された3月6日付新聞4紙が、記事部分を
赤鉛筆で囲んだ状態で市民閲覧用として置かれていたため、原告2人がショックを受けたという。
代理人を務める被告の元夫が4月、新聞の廃棄とパソコンに入力したデータの消去を求める
手紙を市長あてに送付。これに対し志賀市長は「地元のニュースをデータベース化するにあたり
印をつけたもの。以前からすべての関連記事について行ってきたもので他意はない」と回答していた。
訴状で原告側は「事件をことさら市民に印象づけようとする行為は公的機関のすべきことではない」
などと主張。これに対し志賀市長は「この事件を特別扱いしたわけではない」と、争う構えを見せている。
10日開会の9月定例議会には、そのための弁護士費用52万5000円を追加する
一般会計補正予算案を提案することにしている。
市によると、現在は記事を赤枠で囲む措置は行っていないという。
(2007年9月8日読売新聞)
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