07/03/31 18:33:50 FunnnQu90
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男装はキリスト教圏でもよくある。
というか、女であることそのものが汚らわしいだの罪だのと言われてたから。
法王すら「キリストの十二使徒は全て男性であり女はいない、つまり女は聖職者になれない」と発言しているくらいだ。
だから修道女が立派な人間である男になりきろうと男装して、一生その正体を隠すなんてのもそれほど珍しくなかった。
男女同権運動ってのも、元は「ドレスを脱ぎ捨てズボンを穿こう」というのがスローガン、
つまり女そのものの地位向上ではなく女も男と同じような存在になろうってことだったんだから。
儒教ではもっとアレで、人間とは男のことで女は人として扱われない。
逆に女装はない。上記の理由で変態嗜好以外にありえない。
ましてや女形歌舞伎のように人前で女装し、しかもそれを芸術の域まで高めた文化は存在しないはず。
昔「欲望という名の電車」ってアメリカの名作ミュージカルの日本公演が計画された時、
主催側は主人公をはじめとする全ての女キャストを歌舞伎のように男が演じるという構成での演出を計画した。
だが原作者の遺族が「男は女を演じるのは認められない」と猛反対、結果公演そのものが潰れ急遽別の題目に差し替えられたことがある。
まあ歌舞伎も元は男女混合で、風俗上男女が同じ小屋で着替えたりするのは好ましくないって幕府の通達により女形が生まれたんだが。