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★<松戸・強殺事件>骨髄移植ドナーの兄犠牲で闘病の妹死亡
・千葉県松戸市で昨年4月に起きた強盗殺人事件の被害者、加藤木秀孝さん(当時
47歳)の妹(43)が今年6月、急性骨髄性白血病で亡くなった。加藤木さんをドナーと
する骨髄移植を受け闘病していたが、加藤木さんから新たにリンパ球を輸血する予定
だった。遺族は「家族の未来が消された。事件さえなければ妹は治っていたはず」と
無念さを募らせる。千葉地裁で3日、強盗殺人罪に問われた住所不定、無職、
野崎隆被告(42)らの公判が結審した。
「責任感の強い兄だった。妹を救えなかったことを悔やんでいるに違いない」。3人兄弟の
うち一人残された次男(46)は、2人の遺影を前に拳を握りしめた。
05年夏に発病した妹は同年12月、加藤木さんから骨髄移植を受け、退院できるまでに
回復した。06年春に再発したため、医師は移植の効果を強めようと、ドナーだった
加藤木さんの血中のリンパ球を輸血する「ドナーリンパ球輸注」という新たな治療を計画。
加藤木さんは「妹のためなら血でも何でも持っていってくれ」と話したという。
しかし、加藤木さんは輸血の1週間前の昨年4月18日に殺害された。治療ができなく
なった妹は06年10月、別のドナーから骨髄を再移植。医師からは「前の移植から
1年以内で、非血縁者からの移植では成功率は20%」と告げられたが、他に手段は
なかった。
1年2カ月の間に兄妹を亡くした次男は「被告らは兄に加え、妹を殺したも同然」と憤りを
隠さず、厳刑を求めた。
強盗殺人罪などに問われたのは野崎被告と住所不定、無職、松本光司被告(59)。
ともに無期懲役を求刑されている。起訴状などによると、両被告は昨年4月17日、
自宅にいた加藤木さんを包丁で脅し、財布を強奪。翌朝、茨城県取手市の利根川
河川敷で加藤木さんを刺殺した。松本被告は起訴事実を一部否認している。
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