07/01/12 23:40:56 MNGiRXUt0
1月6日
今日で冬休みもいよいよ終わりだ。
朝、明日からまた騒がしくなる学校の教室へ何気なしに行ってみると、そこで会ったのは
みのりちゃんだった(メガネをかけないひろ子ちゃんの姿として見た事のある容姿だった)。
俺はまだ彼女の事を許してはいなかったが、結果的には根負けした感じかな。
あんな事までするつもりはなかったけど、彼女も抵抗せず、ほとんど俺にされるがまま
だったから。事が済み、みのりちゃんが望む事に対して俺はうまく答えられなかったけど、
俺に対する彼女の気持ちはおそらく本物だろうな。
夜、寝る前に唯が俺の部屋に入ってきた。話がしたいとの事で、俺は誘われるように
何年ぶりかで唯の部屋に入った。
卒業してからの事など、唯からいろいろ話を聞くが、俺はふと思った。
この冬休みの間、お互いにいろんな事があった。しかし俺と唯の関係は何も変わらないまま
果たしてこのままで良いのだろうか?冬休み最後の夜。残されたチャンスは今しかない、と
唯も判っているのだろう。だから俺を自分の部屋に招き入れたのだ。
もちろん唯にとって、俺は生まれて初めての男である。しかし経験のない唯はまだ子供だと、
本人も自覚していた。最後まで行く事に躊躇いを感じたが、俺が満足しないと納得できない
と唯は言った。「今だけは自分勝手になって」と哀願する唯の直向さに、俺は決心した。今は
こうして唯の破瓜をしっかりと見届けるが、いつかお互い本当に満足できるようにするんだ。
俺が達したことで、唯はそれだけでとても満たされたようだった。
俺は名残惜しさを感じつつ、自分の部屋に戻った。
明日の朝から、また唯が起こしてくれる。それに備え、今日はもう寝ることにしよう。