06/12/18 01:44:24 +dw0lmRC0
西日の射す教室。近づく二つの影が赤く染まる。
ほのか「ん・・・」
拓巳「・・・・・」
ためらいなく開かれる扉。
飯島「お待たせ」
緒方「へへっ」
ほのか「あっ・・・」
飯島「待った?」
拓巳「いや、ちょうど」
ほのか「!?」
ほのかは拓巳を見る。拓巳は目を逸らさず、薄く笑う。
呆然としているほのかを、飯島は押しのける。
飯島「はい!罰ゲームはおしまいね」
拓巳「今回のは重いって」
ほのか「えっ・・・?なに・・・・・なの?」
緒方「ほっらー。ちゃんと説明してあげないと七瀬さんかわいそうじゃん」
軽薄そうに緒方は、拓巳が罰ゲームとしてほのかに告白した事を告げる。
飯島「拓巳君が、あんたなんかを本気で相手にするわけないじゃん。
バカじゃないの?」
拓巳「亜紀子」
飯島は拓巳にしなだれる。拓巳は飯島の腰に手を回す。
拓巳「そういう事」
ほのか「えっ・・・・・・。あっ・・・・・・」
立ち尽くすほのか。