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女性排尿音のホルマント解析による女性外性器の形態推定に関する研究
女性の泌尿器疾患を外性器の観察で診断する場合、若い女性患者は、
羞恥心から視診を拒否することが多く、泌尿器疾患の早期発見の障壁と
なっている。そこで本研究では、女性の排尿音の周波数解析（ホルマン
ト解析）により、尿道口から小陰唇の外部形態を推定する技術を開発す
ることを目的とした。
（中略）
被験女性24名（18～27歳、平均年齢23.6歳）に指定の便器での排尿を
依頼し、20～44000Hzの周波数領域における排尿音を録音、解析した。
解析結果を小陰唇の厚み、長さの実測値と比較した。
その結果、排尿音ホルマントのピーク周波数が、小陰唇長さと強い
相関があることがわかった（相関係数0.88）が、小陰唇厚みとの相関は
見られなかった。