07/12/15 20:28:16 Po+4Mwu3
ちょっとかっこよく書き直せばいくね?
もしもあの日あの男と出会い、軽はずみな行動に走っていなければ、
人の醜さを知り、苦しみ、悲しみ、涙を流すこともなかったのかも知れない。
しかし、あの男と出会わなければ、人の優しさや暖かさ、共に生きることの喜び・・・
様々な幸福をも、味わうことはなかったのだろう。
溢れ出ようとする涙をこらえて、私は夕暮れの空を見上げた。
「あぁ、お腹すいた・・・。」
待ちに待った昼休みである。ミカはいつものように机の上で弁当を開いた。
正直、学校はミカにとって面倒くさいものだった。同じクラスの友人、
アヤとユカと共に弁当を食べておしゃべりすることが、唯一の楽しみである。
田原ミカは、今年の4月に入学してから三ヶ月たらずの高校一年生である。
仲良しの気の合う友人もでき、それなりに楽しい学校生活を過ごしていた。
ミカは背も低く、成績もいいとは言えず、人目を引くほど可愛らしいということもない。
これといった特技もなく、ましてや将来の夢などあるわけがなかった。
入学してすぐに明るい茶色に染めたストレートヘア。
ほんのりと淡い化粧がまだあまりなじんでいない、初夏だった。
ごめん飽きた