06/11/15 17:24:54 sjBpeWgY
数ヶ月前このスレにたどり着き、私はかのうじというものの存在を知った。
聞きなれない言葉に興味を覚えたが都市伝説の類だろうと、最初はそう思った。
様々な情報が飛び交ってはいるものの、そのほとんどは「友達の話」。挙げられている特徴も支離滅裂だったからだ。
しかし読み進めていくうちにある記憶がよみがえってきた。
一年ほど前だろうか。街で偶然、高校時代の友人に会った。
少し痩せたようで、化粧や服装のせいもあってか昔の彼女とは随分様子が違っていた。
余りの変化に驚きながらもほんの数分、その場で話をしたのだが、そのとき私は確かに聞いていたのだ。
「彼氏ができた」という彼女の言葉を…
この言葉を思い出し、私は戦慄した。
かのうじは存在する…？
彼女が嘘をついているとは思えなかった。外見の変化も「かのうじができた」影響だと考えれば辻褄が合う。
それに一体なぜ、私はこの記憶を失くしてしまっていたのか…
少し気持ちが落ち着くと友人のことが心配になった。
このスレで語られているかのうじの情報が全て真実だったとしたら…彼女が危ない！
高校卒業後、彼女とメールを交わすことはほとんどなくなっていたが、躊躇っている暇はない。私はすぐさまメールを送った。
しかし返ってきたのはMailer-Daemon。
これで彼女と連絡をとる術は無くなった。
私は確信した。
かのうじは実在する。そしてその背後には、私には想像もつかないような恐ろしい世界が待ち受けているということを。
危険だとわかっていたが、見過ごすわけにはいかなかった。友人のためにも。そして…このスレの喪女達のためにも。
こうして私は密かにかのうじの正体を探り始めた。
前置きが長くなったが、数ヶ月の調査の末、ついに私はかのうじの正体の核心にまで近づくことができた。
だがどうやら知りすぎてしまったようだ。やはりかのうじは私の想像を遥かに超えたものだった。
今私がここに書き込んでいるのはこのスレの人間に伝えたかったからだ。そして託したかった。
私の後を継ぎ、更に調査を進めてかのうｊｋ、￥：」