07/08/24 19:49:47
地域的に見てみると、沖縄・九州および、東北各県で多い。
沖縄では、嫡出第一子の半数近くに達している。
そして、「できちゃった婚」と若年失業率は相関する。
経済状況が比較的好調な神奈川、東京など首都圏、中京、関西圏での「できちゃった婚」の割合は低い。
若者の経済力が低く、結婚生活を始められる経済的余裕がない。だから、出産数が減少する。
それでも、男女交際は活発化している。その結果、子どもができる。
学歴が低い若者ほど避妊を実行していないことが、国立社会保障・人口問題研究所の調査から分かっている。
だからこそ、経済的に不安定な層に「できちゃった婚」が増えるという状況なのだ。
山田昌弘の著作「少子社会日本」(岩波新書2007年4月刊行)より
まとめ
・田舎で、若者の経済力が疲弊していて出生数が減少している地域ほど「できちゃった婚」での出生が多い
その結果、経済的に不安定なまま結婚生活を始めるパターンが多くなっている
・学歴が低い若者(DQN)ほど避妊を実行していない
・経済的に不安定で、年齢的に未熟な親の元は、児童虐待の温床になりかねない
・経済的に不安定で、将来に希望がない親に育てられる子どもは、やはり、希望がもちにくくなるのではないか。このような形で、出生が増えても、それが望ましい姿とはいえないだろう