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読売新聞 2005年11月14日 論点
大井 玄 東大名誉教授
「お前! 2時間待たせやがって!」親は、当然な抗議行動だと思うかも知れない、
しかし、真実を知らない。小児科救急は「志」の行為であり、営利事業ではないことを。
小児科を生涯の天職にしよう、過酷な重労働でも誇りと生きがいを感じる若い医師が、
親の一言で小児科を断念したことを。センターのやりくりがつかず、小児科救急医療が
こうして崩壊しつつあることを。
医療の正義を維持することは、重いみこしをかつぐことに似ている。
全員に「忍耐」が求められる。自分だけが楽をする権利があると錯覚した時、
みこしは土に落ち、崩壊する。