07/05/21 09:36:25
>>293
容姿の好みという意味では一目ボレするような女ではなかった。
友人が「あの子、いいよねぇ」とかいうのを俺は「あ、そう」くらいにしか思わなかった。
大学のある講義で議論する機会があり、その頃から「結構いいかも知れない」と思い始めた。
その講義で合宿をやることになり、俺ともう1人の男、そして彼女が幹事役になった。
それから、個人的に連絡をとるようになった。
何と言うか、自分の発想にぴったりくるというか、話してると楽しいだけじゃなく、
どんどん自分が飛び上がって行く感じがした。
彼女のことを考えると、心も頭も体も充実して来る。
でも、社会的な制約が俺の脳を躊躇させた。
彼女が人の妻となって6年後、その感覚を再び呼び起こさせた女が現れた。
彼女は自分の夢を熱く語ってくれた。自信があり吹っ切れていた。
この女を伴侶にすれば自分も爆発できるという感じがした。
しかし、それは逆に彼女の夢にブレーキをかけるようにも思えた。
それから、今の嫁に出会った。美しすぎた。家族同士も相応の感じだった。
家庭の安定した幸せと、夢にかける冒険心。両方を手にするのは無理なのか
夢を失わない限り、彼女らは俺の心の真ん中に居続ける。