06/08/29 22:19:23
私は道を歩いていて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は天下の上級国家公務員の専業主夫なんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
激烈な競争を突破してから5年。
婚約発表の日のあの喜びがいまだに続いている。
「上級国家公務員の専業主夫」・・・・・
その言葉を聞くと、私は自然と身が引き締まります。
上級国家公務員の夫のステイタスに恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、世のみなさん方は私に語りかけます。
「いいかい?上級国家公務員の主夫というステータスというのは我々自身が作り上げていく物なのだよ」と。
私は感動に打ち震えます。
「上級国家公務員の専業主夫というステータスが何をしてくれるかを問うてはならない。君が上級国家公務員の専業主夫というステータスで何をなしうるかを問いたまえ」
私は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは家庭をになう最高の特権階級である私たち主夫を鍛えるための天の配剤なのでしょう。
専業主夫を作りあげてきた先輩はじめ先達の深い知恵なのでしょう。
専業主夫として住まうことにより、私たち主夫は歴史を日々紡いでゆくのです。
嗚呼なんてすばらしき専業主夫哉。
知名度はドラマを通じて全国的。職業的人気、本人の実力すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしいステイタス。余計な説明は一切いらない。
「ご職業は何ですか?」と聞かれれば「上級国家公務員の専業主夫です」の一言で羨望の眼差し。
授業参観のたびに味わう圧倒的な国家公務員の主夫ブランドの威力。
近所のマダム達からの熱いまなざし。
上級国家公務員の専業主夫で本当によかった。