07/05/19 22:05:04 w9VivHU8
501:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:05:37 4XvrU0xL
502:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:05:52 t6cMp1n9
それが今、三井の目の前にあり。
自分を救うべく行動に出ていた知人の体を貫き。
今度は、三井自身を的にしていて。
「なん、で……」
あまりにも現実感のないそれ、三井の中の混乱はピークを迎えていた。
川島が何か言っている、しかし三井は聞き取れない。三井の頭に、伝わってこない。
拳銃に撃たれるということ、それは怪我で済むレベルの問題ではない。
命の危機だということ、目の前で命が失われたということ。
瞬間、三井の頭にフラッシュバックしてきた光景は……数時間前突きつけられた、あまりにも無残な形で晒されてしまった赤木の亡骸だった。
現実を表すには、それで充分だった。
「う、あ……うわあああああああっ!!」
「?!」
三井は全力で足を動かした、受けたダメージを全て跳ね返し一気に川島との距離を詰める。
そしてモスバーグの標準が合わされそうになると同時に、三井は肩に引っ掛けていたままであったデイバッグを手に取りそれを川島に向かって投げつけた。
こんな時でもコントロールだけは充分取れていたようで、三井の放った鞄は確かにモスバーグへと命中し川島の手からそれを離すことに成功する。
突然のことで川島も機敏な行動に移せなかったのであろう、迫ってくる三井の勢いに押される形で彼にも一瞬の隙が生まれる。
三井がその間を逃すこともなく、彼はそのまま川島の胸倉を掴みあげると押し倒すようにその体を地へと落とすのだった。
「な、んで……何で殺したんだ! 何で、そんなことができるんだ!!」
余りにもストレートな感情の込められた三井の叫びに、川島も冷静さを取り戻す。
503:私怨
07/05/19 22:05:56 rI/J5E9f
504:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:06:01 w9VivHU8
505:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:06:43 4XvrU0xL
506:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:06:48 t6cMp1n9
「何じゃ、なんもできんクセに口だけは達者やな」
「どうして、人を殺すなんてことが……あんただって死にたくないだろ! 何で手に取れるんだ、あんな凶器がっ」
「どけ、離せ。また吹っ飛ばされたいんか」
「魚住さんは俺を助けようとしてただけだろ、正当防衛だろ?! それに対してあんたは何なんだ、あんたは……あんたって、奴は……」
「甘いんじゃ、ボケが」
川島の言葉はあくまで冷たく、そこから人の温もりを窺うことはできない。
三井はそれでも止まらない憤りを発散した、とにかく喚き散らしていた。
……が、それも急に止められることになる。川島が武力行使に出たからだ。
「黙らんかい」
言葉と共に振るわれた拳が三井の顔面を確実に捉える。
横に払われたことで三井自身も地面に転がされる形になり、川島の身はあっという間に自由になった。
むくりと起き上がり、手放したモスバーグの軌跡を思い出し視線をやる川島。
投げ出されている三井の鞄のその奥の茂み、そこにあるであろうことは川島も簡単に憶測がついたようだった。
……しかし、歩みを遮る障害が川島の前に再び現れる。
「答えろ、答えろよ……」
唇の端を切ったらしく血を垂らしながらも、三井は川島の前へと回りこんできていた。
その執念だけは評価に値するかもしれないが、またそれは「だからどうした」という一言で片付けられることでもある。
「……ぐっ?!」
507:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:06:52 w9VivHU8
508:私怨
07/05/19 22:06:58 rI/J5E9f
509:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:07:27 4XvrU0xL
510:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:07:44 t6cMp1n9
もう一度、川島は無言で張り手を食らわせた。
よろける三井の体を見やり、起き上がってくるようなら今度は裏拳をかますつもりで構えをとる。
案の定、三井は両の足で踏ん張り何とか倒れることを阻止していた。
落ちない、そう判断した直後に川島はまた手を上げる。
そんな動作が、しばらく続いた。
腫れ上がる三井の顔が物語る暴力、それでもいくら川島が手を上げようとも三井は起き上がってくる。
気味が悪い。川島の中では、そんな感情すらも沸いていた。
それと同時にじくじくと痛覚を刺激する左腕の感触が、川島は気になって仕方なかった。
裂かれたとは言え傷自体はそこまで深くないのかもしれない、しかし三井と揉みあった際に収まりかけていた出血が再びひどくなっていることに対し川島の中でも懸念が走る。
放っておいて、後に明確な問題を抱えるようになってからでは遅い。
川島の中に迷いが生まれる、その時だった。
「淳平君っ!!」
「お、おい! 飛び出しちゃ意味がないんだZe」
人の声、複数の第三者がこちらに向かって来るその様子が次の瞬間川島の視界に入る。
思わず舌を打つ川島、この状態で新手と見えようとするほど彼も猪突猛進な訳ではない。
モスバーグは……駄目だ、拾いに行っている暇はなさそうだろう。
息を一つ吐くと、川島は今だ荒い息を立てながらも立ちふさがっている三井に改めて視線をやる。
「運がよかったの、今回はここまでじゃ」
三井の顔に戸惑いが生まれる、恐らく意味を把握できていないのかもしれない。
「川島清志郎じゃ、覚えとけ。お前がのほほんとしてる時、俺は誰かを手にかけとる。
覚悟せえ、次会うたらその首必ず落としてやるさかい」
「ま、待て! 行かせるか」
511:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:08:04 w9VivHU8
512:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:08:10 4XvrU0xL
513:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:08:46 t6cMp1n9
その場から離脱を図るべく駆け出す川島を、慌てて追おうと三井も動こうとする。
しかし蓄積されたダメージがそれを許さない、ガクンと膝が崩れ三井はその場に尻餅をついてしまった。
「ちっく、しょー……」
遠ざかる川島の背中、しかし三井が追跡することは叶わない。
悔しさだけが込みあがる、何も出来なかったという無念の思いだけが三井の胸中を締めていた。
「み……つ、い……」
それは、小さな小さな呟きだった。
三井も最初は幻聴であると、そう思い込みそうになってしまったほどである。
「みつ、い……」
しかし、声は再度投げかけられた。誰に対してか。勿論、三井に対してである。
「魚住さんっ!!」
重い体を擦るようにして、三井は横たわっている魚住のもとまですぐさま駆け寄った。
表面が乾きかけた赤い土の上、その生臭さがあまりにも悲しく思えるそんな状態で魚住は薄く目を開け虚空を見つめていた。
「魚住さん……」
慌ててその手を取る三井、そうすることで魚住に自分が傍にいることを気づかせようとしたのだろう。
ゆっくりと眼球が動き、魚住のそれが三井の視線と重なり合った。
同時に緩められた頬を見て、三井の中に何とも言い難いせつなさが込みあがってくる。
514:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:09:05 k9r5qj1e
515:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:09:07 w9VivHU8
516:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:09:39 t6cMp1n9
「逃げればよかったんだ、俺なんかのこと気にしないで……」
「お前、だって……あいつのこと、見捨てなかったじゃ、ないか……それと、一緒……さ」
魚住の言葉の表す男、ジャガーの存在を三井はここに来て思い出した。
振り返り後方を確認すると、ぐでんと草の上に寝転んだまま微動だにしないジャガーの姿が三井の目に入る。
川島のアイアンクローをくらったことで、そのまま気絶したのかもしれない。
だが今はそんなことを考えている場合ではない、三井はかぶりを振って頭の中からジャガーのことを除外した。
「それにな……」
魚住の声、何かを紡ごうとしている掠れたそれを聞き逃さないよう三井はとにかく耳をすませる。
そして、言葉をせかさぬようにと魚住に次の言葉を静かに待った。
「は、はは……俺ぁ誓ったんだ……よか、ったよ、お前が無事で……」
「魚住、さん……?」
この状況で笑顔を浮かべる、魚住の意図が三井には分からなかった。
「赤木の代わりに……守れて、良かった……」
「えっ?!」
「あんな目に、あったあいつが……一番、苦しかったろう……三井ぃ、俺達の分も生きろ……それ、で……」
「あ、諦めないでくださいよ! そんなこと言わないでくださいよ……っ!」
徐々に白くなっていく魚住の顔が、唇が、物語っていた。
しかし今の彼の状況を、それを三井が認めるわけにはいかなかった。
517:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:09:45 k9r5qj1e
518:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:09:52 w9VivHU8
519:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:10:17 4XvrU0xL
520:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:10:48 t6cMp1n9
「一緒に帰りましょうよ! そんな、ここで終わりだなんて……諦めないで、くださいよ……」
「お前は……諦めんなよ」
「魚住さん!!」
閉じられた瞼、呼吸を繰り返していた口の動作も消えていく。
三井は両手で、ただただ強く魚住の右手を握っていた。
目を開けて、また言葉を綴ってくれと。ただただそれを願いまた魚住の名も呼んだ。
途端ぎゅっと痛むくらいの感覚が手に伝わる、魚住のごつい手が三井の手を握り締めていた。
握り、返していた。
三井の表情に希望が灯る、しかしそれは一瞬のこと。
それが、魚住の最期だった。
『諦めたらそこで試合終了ですよ』
誰の言葉だったか。
不意に蘇ったのは、三井がもう一度バスケットボールを手にすることになった際安西から言われた台詞だった。
しかし今、その安西こそが問題の渦中にもなっている。
『優勝を成し遂げたいのなら、もはや何が起きても揺らぐことのない断固たる決意が必要だ。最後まで……希望を捨てちゃいかん。諦めたらそこで試合終了だよ』
521:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:11:02 w9VivHU8
522:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:11:11 4XvrU0xL
523:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:11:15 rI/J5E9f
524:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:11:38 t6cMp1n9
あの時の言葉は、既に形を変え違う目標を強要している。
どうして安西があのような立場にいるのか、どうして安西はこんなことを自分達にさせているのか。
三井が分かるはずもない。理解できる、範疇ではない。
しかし、これだけは三井の中でもはっきりとしている事実だった。
「安西先生……」
何故魚住が死んだのか。
何故、川島という男が魚住を殺したのか。
このような状況を作り上げたのは、誰か。
仕掛けた側の人間……つまり安西達が、諸悪の根源であった。
川島に対する怒りが消えた訳ではない、何であれ人を殺す側に回った人間を許せるほど三井も懐が大きいわけではない。
憎かった。何の罪もない魚住を手にかけた川島のことが。
憎かった。そんな川島のような男を島に放った安西達のことが。
三井の中に憎悪と呼べるはっきりとした感情が、生まれだす。
それはしんしんと降る雪のように積み重なっていき、三井の心を埋めていった。
「……今、あなたにできる最善のこと。教えてあげようか?」
背後から投げかけられた言葉。
三井も気づいていたが、敢えて無視を決め込んでいたその気配がついに自己主張を始めてくる。
三井は振り向くことなく、黙ってそれを聞いていた。
「こんな殺し合いを止められれば、もう誰も悲しまないって思わない?」
525:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:11:51 w9VivHU8
526:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:11:57 4XvrU0xL
527:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:12:32 w9VivHU8
528:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:12:37 t6cMp1n9
静かな問いかけ、少女の声に聞き覚えはなく「ああ、この子は晴子ではない」程度のことしか三井は思えないでいた。
次の、一言までは。
「鎌石村小中学校、そこに主催側の人間がいるの。そこを陥落させれば、この殺し合いを終わらせることができるのよ」
ゆっくりと振り返る三井の目に、短いスカートと細くとも健康的な太ももが目に入る。
視線を上げれば、風に揺れる短い栗色の髪が印象的な同じ年頃の少女の姿が確認できた。
少女の表情は硬かった。しかしその深い決意が伝わってくる意志の強い瞳は、三井の全てを覗こうとするかのごとく真っ直ぐに彼の姿を射っていた。
「……お願い、一緒に来て。あなたにも協力して欲しい」
少女が言う、そしてそのまま頭を下げる。
三井はその一部始終を眺め、少女の必死さを噛み砕くように憎悪の隙間へと浸透させた。
「この人のような犠牲を、もう出したくないの」
頭を上げた少女が、三井の後方を見やりながら言葉を吐く。
三井も振り返る。そこにあるのは、身動きを止め冷たくなりかけた魚住の遺体が横たわるだけだ。
……しかし、それが決定打だった。
もはやいくら三井が力を込めても、魚住がその手を握り返してくる気配はない。
三井は静かに魚住の手を胸の前に持っていき、もう片方の手と組ませるようにそれを置いた。
痛む体を起こし、三井はそのまま少女を無視して茂みの方へと進んでいく。
あの時川島目掛けて投げた自身のデイバッグは、変わらぬ姿で主君である三井を出迎えた。
肩にしょいなおすと慣れた感覚が蘇る、足を止めず三井はそのまま茂みの奥へと踏み入った。
そこには、川島の手から離れたモスバーグが所在無さげに転がっていた。
ゆっくりと屈み回収し、銃を自身のデイバッグへと仕舞おうとする三井。
バッグを開けた瞬間三井の目に飛び込んで来たのは……三井自身へと支給された、一つのバスケットボールだった。
529:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:12:56 4XvrU0xL
530:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:13:10 k9r5qj1e
531:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:13:14 w9VivHU8
532:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:13:37 t6cMp1n9
そう、バスケットボール。
三井とあの輝かしい日々を繋ぐ、唯一の絆。
……この殺し合いを終わらせることで、本当にあの日々に戻れるのか。
赤木のいない湘北が、魚住のいない陵南が三井の望んだ日常な訳はない。
しかし、それは既に起きてしまったことである。
もう取り戻せない、欠けたピースは永遠に今三井の存在する世界にはめ込まれることは無い。
最初からそうだった、この島に放り投げられた時点で赤木はもう……世界から、弾かれていたのだから。
その上で、何を望むか。
今だ会えぬ仲間達を、晴子を救おうとするならば何をするべきなのか。
「行くさ、行ってやるさ。……さっさと終わらせてやるよ、こんな馬鹿げたこと」
呟かれた言葉は、今の三井の心情を吐き捨てたものである。
拳を握り締め、決意を露にした三井は振り返り……迷うことなく、少女の下へと歩みだすのだった。
軽い自己紹介の後、虎鉄が三井に事の説明をしている間つかさは少しだけ物思いに耽っていた。
銃声のした辺りまで駆けて来て、争う三井達の姿を発見した時つかさは襲われている側の人間が真中淳平であると判断してしまった。
遠目から黒の学ランが視界に入ったことで誤認してしまったのだろう、飛び出しそれが淳平でなかったことに対しつかさは自分の浅はかな行動をひどく後悔した。
しかし、それで得たものはこんなにも大きかった。
魚住と三井のやり取りを、つかさは隣にて佇む虎鉄と共に黙って眺め続けていた。
彼等に何が起きたのか、途中から輪に入ることになったつかさが知る由もない。
それでも、失われていく命を目の前に必死に抗おうとする三井の姿はつかさの心に響くものであった。
533:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:14:18 w9VivHU8
534:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:14:27 k9r5qj1e
535:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:14:27 t6cMp1n9
苦渋に満ちた嘆きが慟哭の塊と化す前にと……気づいたら、つかさはその手を差し伸べていた。
一緒に戦って欲しい、確かにそれも勿論あっただろう。
だがそれ以上に、つかさにとっては彼がこのまま悲しみに潰れてしまったらといった心配する思いの方が強かった。
亡くなった男が三井とどのような関係にあるかは分からない、でもそれがつかさにとっての淳平的存在であるならば……想像しただけて、つかさの涙腺は緩みだすほどのことだった。
そして同時に思ったこと。
ああ、本当に人が死ぬようなことがあるのだとつかさは再認識させられる。
殺し合わせられているということ、それに乗ってしまう人間もいるということ。
一刻も早く、こんな殺し合いを終わらせたいとつかさは心の底から思うようになっていた。
それは自然と、筋は違うものであるが三井の思いとも最終的に重なり合うことになる。
「ん? どうしたんDa、ぼーっとしてるZe?」
はっとなるつかさ、気づいたら虎鉄も三井もこちらに顔を向けていた。
慌てて笑顔を取り繕うつかさに近づき、虎鉄はそっと耳打ちする。
「いやいやかっこよかったZe、お姫様。危うく惚れ直すところだったYo」
虎鉄の賛辞を素直に嬉しく思うつかさだが、一緒に飛んできたウインクに対しては思わず苦笑いを零してしまう。
「それじゃ行くZe、早くしねーとハニー達が待ちくたびれちまうYo」
「あ、ちょっと待ってくれ。あいつがまだ気絶したままで……あれ?」
536:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:14:30 4XvrU0xL
537:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:15:09 w9VivHU8
538:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:15:12 4XvrU0xL
539:私怨
07/05/19 22:15:31 rI/J5E9f
540:ここからまたアイツのターン!!
07/05/19 22:15:33 t6cMp1n9
少し離れた場所にて倒れていたジャガーの姿は、いつの間にか掻き消えていた。
おかしい、三井が慌ててその近辺へと足を運ぶものの人の気配は全く感じられなかった。
その時、くしゃっと三井の靴が何か紙のような物をを踏みしめる。
慌てて地面を確認する三井、そこには一枚の葉書が落ちていた。
『ミッチーへ
ボス郎の敵を取ってくる。
あと、先に平瀬村行ってる。
あと、俺の分の海老カツは取って置いてくれ。
あなたのジャガーより』
「……」
「どうしたのKa?」
「いや、何でもない。急ごう、時間がないんだろ?」
くしゃっと葉書を握り締めズボンのポケットにつっこむと、三井はそれを無視して爽やかな笑顔を二人へと送った。
そして、いつの間にか魚住の振るっていた鉈を手にしていた虎鉄を先頭に、三人は一斉に走り出す。
勿論目的地は鎌石村小中学校。主催する側の人間が、いるはずの場所である。
* * *
「はて。ここはどこだろうな」
541:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:16:06 k9r5qj1e
542:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:16:31 4XvrU0xL
543:でも1レスで終了だけどさwww
07/05/19 22:16:47 t6cMp1n9
高原池にてノート片手に立ち尽くす男、ジャガーは辺りを見渡しボソッと呟いた。
っていうか、ここでもまたジャガーは道に迷っていた。
「おーい! カワシマ~~! か~わ~し~ま~! 出てこーい!」
呼んでも出てくる気配はない、ジャガーはポツンと一人残されている。
前を向いても、後ろを向いても、横を向いても。誰も現れる気配はない。
「くそっ、けしからんヤツだな……カワシマめ、どれどれ早速この呪いのノートに書いてやる!!」
― 一分後。
「よし! これであいつも終わったな」
ジャガーは満足そうに微笑みながらノートを閉じ、今度こそ本当に平瀬村を目指し歩き出すのだった。
ちなみに、ノートは一度使用を試みると六時間の制限があるので、勿論これで川島が死ぬわけはなかった。
その上ジャガーがノートに書いた名詞は「カワシマ」というフルネームでもなければ漢字にすら変換されていない文字だったので、絶対これで川島が死ぬわけはなかった。
っていうか実はこのノートはジョバンニの複製バージョンなので、人を殺すという行為自体がそもそもできるわけなかったのだ。
とりあえず、ジャガーの行為は全て無駄の一言で片付くことになる。
「フ~、さっぱりさっぱり」
表面だけの爽快感に酔いしれるジャガーがその真実を知る気配は、今の所……全く、なかった。
そして、そんなはた迷惑な男にまで名前を知られてしまった男、川島はというと。
544:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:17:10 w9VivHU8
545:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:17:51 t6cMp1n9
「ふ~。あたいとしたことが恐怖のあまりウン時間も無駄にしちゃうなんて、これじゃ犬っコロにも笑われてってうわあぁ?!」
こっちはこっちで、また厄介な輩に出会ってしまっていた。
あの場を離脱することに成功した川島は、進路を南西に取り平瀬村へと向かおうとしていた。
とにかく今彼が優先すべきことは、魚住に切られた左腕の怪我を治療することである。
鎌石村から新手の参加者が現れたことであの村を探索することを諦めた川島が、次に狙いを定めたのが平瀬村だった。
医療の道具があるならば場所はどこでも良かったというのが、川島の出した結論なのだろう。
気配を消しながら、川島はただ黙々と足を動かしていた。
治療もそうだが、失くした獲物の存在も大きい。
殺し合いをする上での道具の確保も必要となり、川島はその悪すぎる幸先に苛立つ思いを隠せないようで小さく舌を一つ打つのだった。
ちょうどその時だった、偶然と呼ぶしかない神様の与えたカウンターヒットが川島に直撃する。
目の前には同世代の男子高校生が、よく分からないことををブツブツ呟いていたと思ったら川島を見やるなりいきなり大声を上げてきた。
見通しの悪い森林地帯ということもあり、お互い目で見える範囲に近づくまで気づかなかったのが原因であろう。
二人はかなりの近距離でばったりと会うことになった。
川島は顔をしかめながら、すぐに構えを取り現れた少年にいつでも殴りかかれるよう準備する。
怪我をしている身では無理はできない、最低限の動きで相手を止める必要があると川島は改めて気を引き締める……が。
「って、おい?! 何だその怪我はどうした誰にやられた、救急車救急車参加者の中に医者はいませんかーー!!!」
少年は無防備にも、川島が殴りかかろうとしているにも関わらず彼の元へとすぐさま駆け寄って行った。
血に染まった白い学ランというのも確かに目立つ、朝焼けの中主張する赤の大きさが少年を焦らせる原因にもなったのかもしれない。
「騒ぐな、黙らんかい」
顔をしかめドス声を上げる川島、だがそれでも少年が怯む様子は無い。
「うげ、結構切れてんな」
546:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:18:23 w9VivHU8
547:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:18:48 t6cMp1n9
川島の断りも無く、少年はいきなりその傷を覗き込んできた。
余りにも大胆な行動、この少年が何を考えているのか川島の中でも疑問は膨らんでいくばかりである。
「血はもう乾いてんのな。傷洗ったりしたか、ちょっとコレ脱いでみろよ」
「……」
「おら、早く早く」
何やら自身のデイバッグを漁りだす少年、ここで油断させておき仕留めようとしてくるか……川島は隙を作らず、少年の動きを見つめ続けた。
「あ? 早くしろって」
しかし次の瞬間彼が取り出したのは、川島にも支給されているデイバッグに詰められていた飲み水の入っているペットボトルだった。
……どうにも、この少年は人を疑おうとする気配が無い。
それでもおかしな動作をしないか見張りながら、川島は詰襟を開け傷のある片腕をさらけ出す。
生地と擦れることで痛みを感じるものの、傷の出血自体は既に止まっているようだった。
「ああん、美味しそうな上腕二等筋。明美、思わずかぶりつきたくなっちゃう♪」
「……」
「じょ、冗談だって。そんな怖い顔すんなよ……。ほれ、ちょっと沁みるかもしんないけど我慢してくれ」
熱。直に空気にさらけだすことで感じた肌寒さの中で与えられた温かさは、川島の腕を固定するためにと添えられた少年の手の温度だった。
しかしそれも一瞬で掻き消える、次の瞬間ドパドパと水をかけられその感触に思わず川島も顔をしかめる。
「ちょっと待ってろよ」
半分ほど減ったペットボトルに蓋をした後、少年は川島の目の前で着ていたシャツを脱ぎだした。
そして、そのまま左腕部分の布地を裂く。
548:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:19:31 4XvrU0xL
549:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:19:35 w9VivHU8
550:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:19:40 t6cMp1n9
「こうして、こうしてっと……うーむ。とりあえずさっさと清潔なもんに取り替える必要はあるだろうけど、今はこれで勘弁な」
川島が何か言う前に患部に布地を巻き上げると、少年は満足そうに笑った。
そんな、一連の流れ。川島は呆然となっていた。
殺し合いに投げ込まれた状況でこんなにもお人よしな行動を取るこの少年の存在が、川島にとって想定の範囲外なのだろう。
あくまで少年のペースに乗せられ、呆気に取られながらも川島はこのような応急手当を受けたことになる。
「俺は猿野天国。あんたは?」
「……川島清志郎じゃ」
反射的に名乗ってしまう川島、しまったと思うもののもう遅い。
人懐っこい笑顔を浮かべながら、猿野は自分のことを話してくる。
参加者の中には知り合いでもある心強い仲間がいるということ、そして最後はこの主催であるオッサン共を倒してやりたいと猿野は語った。
「なあなあ、あんたも協力してくれよ。人手は少しでもあるとありがたいからよ~」
「……好きにせい」
答えたと同時に喜びを表す猿野の姿、それを見つめる川島の瞳はあくまで冷め切っていた。
夢を語るということ、それは昔の川島の姿とも重なる所がある。
自覚のないその愚かな様、吐き気がする程前向きな姿勢を前に川島の心は邪悪な考えに染まっていた。
― ああ、汚してみたいと。その希望を、目の前で折り曲げてやりたいと。
気づかせてやりたかった、仲間を集めるという行為が弱者の持つ群集心理の塊であることを。
見せつけてやりたかった、本当に力ある者が行える覚悟の違いを。
『何が起きても揺らぐことのない断固たる決意が必要だ』
551:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:20:22 k9r5qj1e
552:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:20:23 4XvrU0xL
553:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:20:35 w9VivHU8
554:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:20:55 t6cMp1n9
今一度、あの最初に集められた場所で聞いた台詞を川島は反芻する。
そう、一度固められた川島の決意は揺ぎ無く、今もこうして彼の行動理念の一つとなっていた。
それは決して破られることのない、川島の意思の強さでもある。
「そういえば、その傷誰にやられたんだ?」
「知らん」
「……あー、さいですか」
三井も猿野も、川島からしてみれば皆同じだった。
仲間が何だ、目の前の事態を整理した上で優先順位を誤る人間を川島は認めようとは考えない。
主催を倒すだの、そんなことはどうでもいいのだ。
ただ生き残るために武力を振るえるかどうか、その覚悟がないならば身をもって教えてやるだけである。
「こっからだったら平瀬村が行きやすいのか? とりあえず、そこで改めて手当てし直そうな」
走り出す猿野の言葉に頷き、とりあえずは傷を癒すことを先決とし川島は彼と行動を取ることを決意する。
大きく深呼吸をすると、川島も先導する猿野の背中を追いかけるべく駆け出した。
いつかは討つことになるだろう幼さの残るあどけない後姿へと追いつくことは、あまりにも容易かった。
555:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:21:11 4XvrU0xL
556:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:21:15 k9r5qj1e
557:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:21:32 w9VivHU8
558:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:21:47 t6cMp1n9
【C-04/1日目・午前5時前】
【女子12番 槇村香@CITY HUNTER】
状態:健康
装備:ラケット(テニスボール×3)@テニスの王子様
道具:支給品一式
思考:1.鎌石村小中学校へ太尊と向かう
2.リョウと合流
3.虎鉄、つかさと協力
4.冴子、海坊主を捜す
【男子33番 前田太尊@ろくでなしBLUES】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式(※ランダムアイテムは不明)
虎鉄のデイバッグ(包丁、まな板、皿、フォーク、ロープ、鋏、ライター、支給品一式、ランダムアイテム(不明)入り)
思考:1.鎌石村小中学校へ香と向かう
2.千秋を見つけ、守り抜く
3.ヒロト、小平次、中島と合流
559:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:21:54 4XvrU0xL
560:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:22:15 w9VivHU8
561:支援ありがとうございました、後は状態表だけなんでもう大丈夫です
07/05/19 22:22:37 t6cMp1n9
【C-03南部/一日目・午前5時半ごろ】
【男子37番 三井寿@SLAM DUNK】
[状態]:満身創痍
[装備]:無し
[道具]:モスバーグM590(弾数8+1)、バスケットボール@SLAM DUNK、支給品一式 、ジャガーからのメッセージ入り葉書
[思考]:ゲームに乗った参加者、主催した面子に対し激しい憎悪を抱いている
1.つかさ、虎鉄と共に鎌石村小中学校へ向かう
2.湘北メンバーと晴子を探す
3.生き残って、バスケのある日常へと帰る
※川島清志郎を危険人物と判断
【女子09番 西野つかさ@いちご100%】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式(※ランダムアイテムは不明)
思考:淳平やほかの参加者を守るためにも、早く殺し合いを止めさせたい
1.鎌石村小中学校へ虎鉄、三井と向かう
2.真中と合流
3.香、虎鉄と協力
※川島清志郎を危険人物と判断
562:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:22:53 4XvrU0xL
563:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:23:23 w9VivHU8
564:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:23:32 t6cMp1n9
【男子11番 虎鉄大河@Mr.FULLSWING】
状態:健康
装備:大きめの鉈
道具:無し
思考:1.鎌石村小中学校へつかさ、三井と向かう
2.香、つかさに協力
3.可愛い女の子と仲良くする
※川島清志郎を危険人物と判断
【D-04高原池/1日目・午前6時前】
【男子17番 ジャガージュン市@ピューと吹く!ジャガー】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式 DEATH NOTE(複製ver) ハガキ19枚
思考:1.平瀬村へ向かいピヨ彦と高菜を探す
2.湘北メンバーに会ったら魚住のことを伝える
備考:DEATH NOTEについて
DEATH NOTEはジェバンニの複製バージョンです、なので人を殺す機能などは一切ありません。
※川島清志郎は死んだと思っている
565:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:23:53 4XvrU0xL
566:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:24:11 w9VivHU8
567:会合 × ボス郎 × DEATH NOTE ~そして対主催へ
07/05/19 22:24:22 t6cMp1n9
【D-02/1日目・午前6時前】
【男子16番 猿野天国@Mr.FULLSWING】
状態:健康、シャツの左腕部分の袖がない
装備:縦笛@ピューと吹く!ジャガー
道具:支給品一式 (水半分程消費)
思考:1.平瀬村へ向かい川島の手当てをする
2.虎鉄、もみじ、御柳と合流する
(自衛できる武器を持っていてゲームに乗ってない奴とも合流したい)
3.主催者を潰す
【男子08番 川島清志郎@ろくでなしBLUES】
状態:左腕に切り傷あり(現在猿野のシャツの布が巻かれている)
装備:モスバーグM590の予備弾20
道具:支給品一式
思考:ゲームに乗っている
1.猿野についていく
2.タイミングを見計らって猿野は殺す
※三井寿を要注意人物と判断(容姿のみの情報)
※猿野天国の知人の情報を得ている
【男子4番 魚住純@SLAM DUNK 死亡確認】
【 残り51人 】
568:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:24:57 4XvrU0xL
569: ◆7NffU3G94s
07/05/19 22:25:21 t6cMp1n9
以上です。支援してくれた皆さんも、見てくれた方も本当にどうもありがとうございました。
感電さんもありがと、音読テラハズカシスwwww一生もんの経験できたよ~
570:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:26:51 4XvrU0xL
投下乙
名シーンの使い方が凄い上手かった。
あとボス郎の退場シーンが……。
ピースっていう表現も凄い上手いと思う。
あとジャガーは自重wwwwwwwwwww
571:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:27:21 rI/J5E9f
投下
572:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:28:03 k9r5qj1e
乙です
ジャガーさんけろっとしてるしw
これからも間違った名前を書き続けて欲しいw
細かいことですが>>543
本文中ジョバンニになってました
573:571
07/05/19 22:28:26 rI/J5E9f
送信ミスった……
投下乙
ボス朗の退場シーンと三井の回想が良かった
ジャガーの空気嫁なさは異常
574:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:30:14 w9VivHU8
おつー。
ボ、ボス郎ーーー!
回想シーンうまいなあ。
そしてジャガー自重しろww
575: ◆7NffU3G94s
07/05/19 22:37:24 t6cMp1n9
ジョバンニ\(^o^)/何それ。
最後の最後で俺かっこわりーー!!!
576:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:44:36 k9r5qj1e
どんまい
力作でしたね
追いながらワクワクしてました
577:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 23:44:08 tj6jWMxz
気になってとこが幾つかあるんだが
魚住と三井はタメなのに三井が魚住に対して敬語になってるんだが原作でそういう設定になってたか?
それから川島ってこんな奴だっけ?
当時の連載読んだっきりだから何とも言えんのだけど記憶にあるのとキャラがちと違ってるような
大阪弁と広島弁とヤクザ映画の台詞みたいなのが混ざった言い回しも気になった
直せる部分は直して欲しい
長編だけに一度気になると最後まで疑問に感じてしまって勿体ない
578: ◆7NffU3G94s
07/05/19 23:59:47 t6cMp1n9
コミックスを参考にしてたつもりだけど、勘違いがあったかもしれません。
確認後訂正します。
川島の口調については、ニュアンスでしたためた面が強いのでおかしな所は指摘してくださると助かります・・・
申し訳ないです、大阪弁、広島弁、ヤクザ映画のような口調の違い自体があまり分かってなかったです。
川島のキャラに関しても自分ではこう解釈してしまったので、具体的に指していただければ訂正案は出しますのでよろしくお願いします。
579:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 00:06:16 kSEHD4He
キャラに関してはこっちも自信無いんで明日にでもブクオフ行って確認して来てから再度指摘するよ
口調については細かく言うと川島の台詞のほとんど全部が混じりっ気ありの方言になってる
判りやすいとこで「○○じゃ」ってのは広島っつーか竹原語だから直した方が良い
580: ◆7NffU3G94s
07/05/20 02:14:01 s151cRC4
お、ありがとうございます!
あと今スラダン確認してきました。
コミックスが妹の故この時間じゃ手が出せなかったため、ようつべさらってきました。
直接の会話らしい会話は見つからなかったのですが、68話のVS陵南戦にてシュート止められた三井が魚住に対し暴言吐くシーン発見。
敬語は勘違いでした、本当にすみませんでした。指摘してもらえて良かったです。
修正期間ってどれくらいでしょうかね?川島の件含め何とか期間中に間に合わせるよう努力します。
581:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 02:23:48 Ot/yvrHE
>>580
乙です。この時間まで、確認してるなんて書き手の鑑。
582:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 02:30:05 Ot/yvrHE
おっと、質問に答えてなかったな。
>>4の
【NGについて】
・SSが投下された後、
①10日以内に正当な理由あるNG審議要請が出され、
②その要請に基づいて皆で議論し、NGが妥当とされた場合、作者は72時間以内に意思表明をする。
そして修正する意思があるならそこから1週間以内に修正SSを投下。
規定時間内に意思表示がなされなかった場合、該当SSをNG認定とする。
・ただしNG認定後、当該SS登場キャラに新しい動きがないうちに修正SSを書き上げたなら自由に投下可能。
・スレの意志の大半に支持されて修正要請がされて、1週間以内なら何回でも修正は可。
・修正要請、もしくはNG申請の期間は絶対厳守であり、期間を過ぎてからの異議申し立ては受け入れられるものではない。
これが、一応の指針になるんじゃないか?
583:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 04:34:13 cCf1Wvcp
予約の期限なんて無いようなもんだし、それも期限を作らなくても良いんじゃね?
たまに連絡でもしてくれさえすればさ
584:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 09:06:22 HxWPj2j4
昨日のラジオ聞いて新作も読んだら、俺も何か手伝いたいって気がしてきた
そこで質問をばさせて頂きたか
放送までにどうしても書かなきゃいけない、優先していかなきゃいけないキャラがあれば教えて欲しい
なるたけそこから着手してみたい
585:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 11:40:11 K8gZiPlB
ピヨ彦・鈴音 必要度S、難易度B
学校へ着いた後の描写が必要
内容的には無難な繋ぎで構わないが、サプライズがあればなお良し
一条・菊丸・唯 必要度S(時間をずらすならBかCくらい)、難易度D
これも無難な繋ぎで大丈夫
出会ったばかりなので大きなフラグも無く、比較的自由に動かせる
リョウ・春香 必要度A、難易度A
人外に近いと言われてるリョウがネック
冴子・一貴 必要度B、難易度B
対主催フラグ、人捜しフラグがあるから弱冠難しい
周りを人に囲まれてるから、どの方向に動かすかで違ってくる
平塚・塔矢 必要度B、難易度A
塔矢に難あり
囲碁を最優先に考えるクレイジー塔矢をどう活かすかが鍵
手塚 必要度B、難易度A
どう動かしたいかによってかなり扱いが変わってくるキャラ
マーダー化させるのであれば何らかの転機が欲しいところ
神崎 必要度B、難易度B
今のところ日々野に対してだけしか殺意が働いておらず、マーダーとしては他と比べて少し動かしにくい
しかし時間的な関係から、最低あと一回は出てきてもらわないと困る
御柳 必要度C、難易度C
人を殺した後になるから、繋ぎでも描写が欲しい
しかしゲームに乗り気なので、心理描写はある程度薄くても構わない
ヒル魔 必要度C、難易度B
失意の胸の内をどう描けるか、なるべく濃い心理描写が必要になってくる
どういう立場に置くのかで難易度は増減する
流川・泉 必要度C、難易度C
周りに人がいず、また二人が出会ったばかりということもあり、ここも自由に動かしやすい
が逆に、大きなサプライズを起こそうと思うと難易度は高くなる
小平次 必要度C、難易度B
このまま行くと海坊主とかち合うので、そこをどうするかが主題になってくる
好戦的なキャラではないから多少の心理描写は不可欠
海坊主・桜乃 必要度C、難易度A
行く手の小平次の存在、越前の存在、そして首輪解除フラグを考えると意外と難しい
足手まといになりそうな桜乃を上手く利用出来れば書き易くなるか
新庄・塔子 必要度C、難易度D
明るくなるまで動かないとあるから、放送後の描写になっても問題は無い
一回しか出てきてないから、出来ればあったらいいな程度
中島 必要度D、難易度D
キャラ的に超展開は期待出来ないので、放送までに一回出てくれば十分
思いっきり主観で考えてみた
最低でもこれだけの人達の動きが無いと放送へは行けないと思う
残りは別に無くてもいいんじゃないかな?
たぶんこんな感じだと思うのでこの中から優先的に選んでみてくれ>>584
586:579
07/05/20 15:47:42 MM4A8wAu
>>578
一通り川島の登場場面読んできた
それで俺が受けた印象の川島ではやっぱり微妙にキャラ違うかな
どっちかって言うと川島は静かな炎を燃やすような奴だったから
「ほほーう、そんな所に隠れてたんかぁ……じゃかあしい」とか「お前等まとめて……ぶちのめしたるわあああ!!!」
なんて登場の仕方にまず違和感ある
急に有無を言わさず攻撃する方が本来のキャラに近いような
それと最後のところで猿野に心を許したようになってるけどここもコミックス読んだ後では疑問が残る
原作では最終的に改心したっぽくなってたけど元々は仲間を捨て駒としか考えてない冷血漢だから猿野に付いて行くのは少し無理がある
傷を癒すのが目的だとしても一匹狼で行動取ると思うぞ
587:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 20:04:36 T2a6bSBz
流川泉、御柳、新庄塔子、中島は一回の描写と言えど書かれずに放送に行っても問題ないかも知れんよ
588: ◆7NffU3G94s
07/05/20 23:30:26 9JyC8V55
了解です、では>>586をベースにもう一度コミックス読み込んで改案を投下させていただきたいと思います。
(口調に関してはそれでも心配が残りまして、それ含め投下後にまた指摘いただけるととても助かります)
期限の方は規約にある通り十日程いただければと思います。
投下は避難版にて行わせてください、投下時にはこちらのスレにも予告を出します。
また何か問題などあるようでしたらどうぞご連絡ください、よろしくお願いします。
589:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 23:34:42 DkkwGWS9
>>588
お疲れ様です。
今後もがんばってください。期待しています。
590: ◆AAxoi1ysvg
07/05/21 01:30:04 2mN3QeO+
予約無しですが、
蛭魔、手塚、塔矢、平塚
投下です。
591:悪魔の復活
07/05/21 01:31:29 2mN3QeO+
「さあ、油断せずに行こう」
手塚国光はテニスラケットではなく、コルト・アナコンダを片手に呟く。
手塚の最終目的は、自分を含む青学テニス部員全員がこの島を生きて抜け出すことである。
そのためになすべきことは複数だ。
1.危険人物の排除
2.部員全員の安全確保
3.殺し合いルールの破壊
一つ一つ確認してみよう。
まず、『危険人物の排除』。
これに関しては、既に力を手に入れたので特に問題はない。
心配事と言えば、素人の腕で拳銃を操っても抵抗する相手には心許ない、という点だが、
そんな事は実際の場面に立ちあってから考えればよい。
では、次の『部員全員の安全確保』。
最も重要な問題と言えるが、今やれることは、当人たちの捜索であり、他にはない。
詰まる所、手塚に出来ることは島中を歩き回ることだけである。
最後に『殺し合いルールの破壊』。
これも、知識のない自分がいくら考えた所で無駄だろう。このルールの根幹はつまるところ、首輪である。
首輪を外せる手段が見つからない事にはいくら考えても無駄だ。
結局手塚に出来る事は、周囲を散策するだけ。
そんな彼が平瀬村に来たとき、一軒の家から少年の叫び声が聞こえてきた。
「だから、こんな手は有り得ないんだ! 実際、ノビからノゾキのコンビネーション君は打つ手に困っただろう」
「いや……そんな事言われても、俺素人だし……」
「そんな事はもう分かってる。だから、僕が教えてるんだ。まじめに聞け」
一体、何をやっているんだろう。
殺し合いが行われている島で、二人の男たちが言い争っている。
内容は決して命のやり取りに関するものではない。場違い、という言葉がピタリとはまる。
「全く、こんな腕でよくタイトルを取るなどと……」
「だからその事はもう謝ったじゃねーか」
「いやしかし、素人とは言え、中には進藤のような奴もいる。だから侮れない」
「お前俺の話聞いてる?」
「今日は徹夜で特訓だな」
「聞いてねぇーー!!」
592:悪魔の復活
07/05/21 01:32:32 2mN3QeO+
二人の声は外に丸聞こえである。こいつらは『首輪外し』に使えない。素人の手塚にもハッキリと分かる。
彼らと一緒にいても、自分の目的は成すことができない。それどころか、彼らはある意味で危険人物と言える。
周囲を見ずに、大声を上げて自分たちの位置を知らせる。こんな事をしていたら、間違いなく危険人物を呼び寄せる。
二人仲良く(?)家の中で遊んでいるのだから、殺し合いには乗っていないだろう。が、視点を変えれば下手な殺人鬼より一層危ない存在だ。
目的を達成するためには無視するに限る。だから、手塚は彼らの声を聞かなかったことにして立ち去る。
しかし
「そこの糞眼鏡(ファッキンメガネ)、銃を置いてこっちに来な」
手塚の考えを遮る声が背後から聞こえてくる。家の中に意識が集中したために気づかなかったのだ。
593:悪魔の復活
07/05/21 01:33:48 2mN3QeO+
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「俺たちは敵を倒しに来たんじゃねぇ。殺しに来たんだ」
この言葉は、泥門デビルバッツが試合直前にかける気合の言葉だ。
だが、その司令塔蛭魔妖一が殺したのは、皮肉にも敵ではなく味方のエース小早川瀬那。
「悪魔らしいっちゃ、らしいわな……」
後輩の骸を土に埋め終え、蛭魔妖一は道を歩いていく。
特に目的はない。否、目的を考える思考力がない。
自分が人の死ぐらいで凹んでいる。落ち込んでいる。そんな馬鹿な……
等と思ったりもするが、やはり人間の命は何よりも重たかったと言うことか。
「いや、違う。クリスマスボウルへの夢が終わったからだ」
敢えて、思考と逆の言葉を口にして見る。
アメフトの試合に勝つため。蛭魔はいつも自分を偽り続けてきた。演技を繰り返し、最強の策士を演出し続けてきた。
一人の後輩が死んだからと言って、その事に変化はない。
しかし……
「でも、アイツは死ななきゃならねーガキじゃなかった……」
僅かながら、蛭魔という男に変化が起こっている。
瀬那の死を悲しむという当たり前の行動を、この男が取り始めている。
それは、周囲に人がいないことも理由の一つだろう。周りに誰か居たら、彼は冷酷な司令塔を演じなければならない。
だから誰も居ない現状だと、本来の自分を取り戻せるのだ。
「小早川……お前のために、俺は何をしたらいいんだ」
糞チビではなく小早川。
死人に糞チビなどと言うのは、やはり躊躇われる。
「お前が、アメフトで遣り残した事って何だっけか……」
蛭魔は記憶の糸を手繰り寄せる。小早川瀬那という少年が、アメフトに寄せた思いは何だったか。
パシリな小市民が光速の足一つで英雄になれたから、アメフトにのめり込んだのか。いや違う。
小早川瀬那という少年は、一人の超人に立ち向かうため、アメフトの世界に入り込んできたのだ。
もちろん、最初にアメフトをやったのは自分の命令だったから。
半ば強制的に試合に参加させたことは覚えている。しかし、人間の域を超えた男進清十郎と出会い、
瀬那は変わった。自主的にアメフトに取り組むようになった。
「アイツに勝ちてーんだよな」
勝ちたいと思った男、瀬那は既に死んだ。
しかし、瀬那の意思はまだ生き続けている。
「なら、俺が勝たせてやるよ」
自然に口からこぼれた言葉が、蛭魔妖一の行動指針になった。
それは殺し合いで勝ち残るでもなく、この島を脱出するでもない。単純に後輩の遺志を継ぐというもの。
594:悪魔の復活
07/05/21 01:35:04 2mN3QeO+
呟きながら歩いて、蛭魔妖一は平瀬村に着いた。
他所事を考えながら歩いていたことに、少し不安を覚える。
目的を持って村に来たのならいいが、実のところ単に歩いたら村についてしまっただけ。
こんな状況だと、殺人鬼のいい的だろう。それほどに、今の蛭魔は思考力が低下していた。
「っち、いつまでセンチになってやがる」
既に埋葬は済ませた。遺志を継ぐとも決めた。これ以上、引き摺っていて得るものがあるか。
冷酷な気持ちの切り替えは得意分野だろう。
「落ち着け……落ち着いて、目的のために必要なことを考えろ」
冷酷になるのは慣れているはずだ。目的のためなら、どんな手段も取れるはず。
だから、考えろ。
しかし、そんな蛭魔の心とは裏腹に、彼の頭脳は何の回答も返さないままだ。
「よし、この家なら碁盤があるだろうな」
思考の麻痺に陥っている蛭魔に少年の声が聞こえてくる。
「逃げるなよ、今から打とう」
少年は、蛭魔など目にも入らないと言ったふうに無視して民家の中へと入っていく。
厳つい顔をした角刈りの男も、少年に続いていった。
「っち、なんだ今のは……」
訳が分からない。碁盤? 打つ? 何のことだ。
ただでさえ進まない思考が寸断されてしまったではないか。
っち、と再び舌打ちしながら蛭魔はその場にしゃがみ込む。
「落ち着け、落ち着くんだ……」
何度も自分に言い聞かせる。少しずつ、気づいてきた。
今の自分は瀬那の死で動揺している。普段の冷静な思考力や頭脳は存在していない。
だからまず、座って落ち着け。
自分のスタートラインはそこにある。
そして蛭魔は考えるのをやめ、しばし気を落ち着かせることにした。
595:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 01:35:20 16tQYitb
作者さんに言いたいんだけど、モスバーグって散弾銃だよ。あと魚住の死体埋めたりしないの?
そういった所を書き直したり書き加えないといけないんじゃない?
596:悪魔の復活
07/05/21 01:35:59 2mN3QeO+
~・~・~・~・~ 数分後 ~・~・~・~・~
「なんだ、その指は! 石の持ち方も知らないのか!!」
激昂した少年の声が聞こえてくる。
深夜。人気のない過疎の村の中と言うのに、非常識なほど甲高い声。
「大体、初手天元とは何のつもりだ! 僕を馬鹿にしているのか!!」
馬鹿にしているのはお前だろうが。
と、蛭魔は思った。ガラにもなくセンチな気分に浸っているときに、真夜中の雑音とは。
よっぽど日頃の行いが悪いのか。確かに……そうかもな。と、一瞬思って納得してしまう。
「だがな、悪魔は神に祈らねぇ」
けれど、日頃の行いが悪いと言って、どうなんだ。
それで反省するのは、信心深い聖人たちだけで十分だろう。自分は違う。
悪魔、という言葉を口にして蛭魔は少しずつ『らしさ』を取り戻していく。
「本当に素人なのか?」
雑音を聞きながら、クルクルと44マグナムを回す。
そうだ、自分は気を落ち着かせるとき、いつもこの動作をしていた。
「素人の人間が、プロの高みを侮辱したと言うのか!!」
雑音はより激しさを増していく。それに反して、蛭魔の心は少しずつ落ち着きを取り戻していく。
素人の集団がプロを侮辱する? 上等だ。それでこそ奇策の弄し甲斐があると言うもの。
「辛酸、苦痛、果ては絶望までその身に刻み、なおプロの高みに届かなかったものもいると言うのに……」
だから、どうした?
努力ました。苦痛を味わいました。
そんなもの、結果が伴わなければ何の意味もない。
努力自慢がアメフトの結果に影響するとでもいうつもりか。結果が、実力が全ての世界だ。
「君は、プロの全員を侮辱した!」
負け犬の遠吠えにしか聞こえない、と蛭魔は思うと同時に、
少しずつ自分の思考力が戻ってきていることを実感した。
「小早川……お前の出来なかった事、俺がやってやる。打倒進、その夢を継いでやろうじゃねぇか」
思考力は、まだ完全によみがえっていない。
けれど、少しの切欠で僅かながら自分を取り戻せた。
今はこれで十分だ。
597:悪魔の復活
07/05/21 01:37:09 2mN3QeO+
蛭魔は手始めに、自分の様子を確認する。
目的を達成するための基本。まずは、自分を知ることだ。
服装、支給品、島での位置等々。知らなければならない事は山ほどある。
支給品のひとつは44マグナム。それはもう確認した。
他にはサバイバルのための地図、コンパスなど。他愛もない道具。
食料は概ね二日分と言ったところか。瀬那の物とあわせ、節約すればもっと食い繋ぐことが出来るだろう。
瀬那の支給品は……なるほどアレだ。
支給品の確認が終わったら、次にすべきことは服装の確認。
殺し合いの舞台とはいえ、ここは人々が交わる交流の場。交流の形が、雑談やアメフト、殺し合いと姿を変えても、
容姿が重要であることに違いはない。
と、ここで蛭魔は初めて重要な問題に気づく。
「返り血が付いてやがる」
この島は今、殺し合いの舞台になっている。
返り血を浴びた服を着ていれば、どんな言い訳をしていても必ず疑われる。
何をするにせよ、不利な服装であることは間違いない。
瀬那の服を借りるか?
馬鹿な。既に埋葬した体から服を剥いでも同じことだ。土と血に汚れた服が掘り起こされるだけで結果は改善しない。
それ以前に、仲間の服を着て生き延びようなどと考えるのはいくらなんでも悪魔過ぎる。
さりとて。他の服を探してくるのも難しい。
恐らくあの教師たちは、自分たち参加者が返り血を浴びた服を着る事態を想定しているはずだ。
とすれば、この島に代わりの服は用意されていない。
なぜならば、この服は殺し合いの火種に十分な効果を持っているからだ。
「厄介だな……」
まずは、服を着替えよう。蛭魔はそう考えた。
そのための妙案は……
「君が素人なのは良く分かった。だが、今日は特別に僕が教えてやろう」
近くの家から聞こえてくる雑音が蛭魔にヒントを与える。
「あるじゃねぇーか、すぐ近くによ」
側から聞こえてくる雑音。
これを利用しない手はない。
大声で叫んでいる少年が部屋の中にいる。この奇怪な事実は、誰の目にも止まるだろう。
恐らく、殆どの人間がこの側を通りかかったとき、意識をこの家に奪われるに違いない。
それがチャンス。
意識を奪われた人間から、衣服を奪い取る。
スタートはそこからだ。
598:悪魔の復活
07/05/21 01:38:24 2mN3QeO+
~・~・~・~・~
そして、一時間ほど経ち。
一人の男が現れる。長身痩躯の肉体に、鋼のような筋肉を纏った眼鏡の男。
ぱっと見た限り自分との身長差などは分からないが、体型は類似している。
決めた。この男だ。コイツの服をいただく。
蛭魔は足音を消して、彼に近づく。
彼は家の雑音に意識を取られて蛭魔に気づかない。
そして、蛭魔は背後から男に声をかけた。
「そこの糞眼鏡(ファッキンメガネ)、銃を置いてこっちに来な」
599:悪魔の復活
07/05/21 01:39:10 2mN3QeO+
【F-1 平瀬村民家側 午前5時ごろ】
【男子30番 蛭魔妖一@アイシールド21】
状態:瀬那の死を若干、引き摺っている。
装備:44マグナム(残段1)@こち亀
道具:支給品一式/弾丸5発、瀬那の支給品一式、不明支給品一つ(本人は確認済み)
思考:1.少し立ち直ったが、まだ複雑な思考は出来ない。
2.目の前の男から服をいただく。それ以外は考えきれていない。
【男子22番 手塚国光@テニスの王子様】
状態:健康
装備:コルトアナコンダ(弾数6/予備弾24)@CITY HUNTER
道具:支給品一式
思考:1.越前、菊丸、竜崎を捜し出し脱出する
2.1の目的達成のためには殺人も厭わない
3.後ろから聞こえてくる声に対処する。
【F-1 平瀬村民家 午前5時ごろ】
【男子24番 塔矢アキラ@ヒカルの碁】
状態:健康、激しい怒り
装備:日本刀
道具:支給品一式、支給アイテム(未確認)
思考:1.素人の平塚に囲碁を教える。
【男子29番 平塚平@ルーキーズ】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式
思考:1.いや、もう囲碁はいい。
600: ◆AAxoi1ysvg
07/05/21 01:41:36 2mN3QeO+
投下終了です。
>◆7NffU3G94s氏
ろくでなしブルースを書けるという時点で尊敬。
色々とありそうですが、SS投下を待っています。
がんばってください。長作乙でした。
601:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 02:00:41 wYixnsse
塔矢の使い方がうめ~w
完全にスルーされてるのにワロタ
602:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 11:47:42 +5ZAhbyD
スルーされているが、管理人の問題はどうなるんだろう。
新規SSがいくつか投下されているが、現在地マップは更新なし。
809が更新できないと言ってるんだから、誰かがやるしかないだろうが、
誰かできる奴いないのか? それとも、漫画ロワ形式にして誰でも編集できるようにするか?
これなら、809がファイルをアップできるようにするだけで問題解決するし……
っていうか、今気づいたが、現在地マップを誰でもアップロードできるようにすれば問題解決じゃん。
それで、終わりでいいかな?
603:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 12:06:11 idnkjKjC
塔矢くんは天然だなw
手塚vs蛭魔 来たよ!
604:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 12:26:43 fgknRCdy
塔谷のインパクトは凄いなww
だけど、ちと疑問に思ったんだが埋葬ってどうやったんだ?
長文の方にも修正希望で出てるけど、満足な道具もないのに土掘ったりとかって難しくないか?
605:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 12:56:04 kI8hS50v
>>602
よろしく
606:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 15:17:33 zMkFtfJ+
>>600
いよいよ塔矢はクレイジー化しそうだなw
手塚対ヒル魔は結構楽しみ
どっちも完全なのではないけど、初のマーダー対決になるんだな
>>602
809氏が近々更新するようなことを前に言ってた気もするが
つっても一月かもっと前だったと思ったけど
607:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 19:22:19 9MXSY9yx
>>602
>>34で明確な意思表示があるから管理人の件は様子見ようぜ
もう一ヶ月以上音沙汰無しだが、それでも今までの功績がある人がやると言ってるんだから待って損は無い筈
焦らずマターリが基本だぜ、このロワはよ
608:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 20:07:16 erDkpEeQ
蛭魔キターーー
頭が働かないってのが強調されてるけど、それでも元が元だからなぁ……
戦闘シーンに期待。
609:809 ◆Ug/3J6XnyA
07/05/21 20:20:46 erDkpEeQ
>>602,他の方々
スイマセン。すっかり忘れていました。
つい先ほど、漫画ロワの現在地マップを見てきたんですが、あれ凄いですよね……
何が凄いって、画像なのにみんなで出来ちゃうところに感動しました……いずれアレに変えたいところなんですが
やり方は分かっても、漫画ロワ管理人に確認を取らないと、不味い気がするので、あちらさんか交流所か何かで聞いてきます。
んで、それはそれとして、今の形式の現在地マップを、
今日中に変更しておきたいと思うのですが
SS自体は最新2作について修正が入りそうだということなので、この二つは除いて
他のSSだけで、変更しておきます。
つまり、『BLUE SKY COMPLEX』まで変更と言うことで。
ではでは。また今度
610:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 20:32:05 MSgOCkKv
>>609
神乙!
けど忘れんなよw
ついでに聞くけど、伊織晴子御子柴SSはどうなったん?
通し?破棄?修正待ち?
611:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 21:31:21 kI8hS50v
>>608
> それでも元が元だからなぁ……
そうそうw
漫画内なら悪魔扱いでも、他と比べりゃバカだからなw
というか、現実でも普通にバカだよなw
相手が超加速する前に超加速しろてwwww
そもそも超加速てwwww
612:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 21:40:51 erDkpEeQ
現在地マップ変えた……
ついでに、漫画ロワにも聞いてこよう。
613:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 21:45:26 MSgOCkKv
>>612
乙
しかしざっと見て間違い発見してしまった
冴羽と春香の位置が変わってない
SS破棄されたから前のに直しとかなきゃ
614:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 21:58:24 vCwT4eKl
蛭魔は記憶力だけだからなぁ……
他の漫画の頭脳系と比べてたら、
独播のQB状態だよなぁ……orz
ところで、誰も触れてないけど
蛭魔は小早川なんて呼ぶっけ?
糞チビじゃない場合は、
セナだったような……俺の勘違いか?
>>612
乙
615:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 21:58:39 erDkpEeQ
>>613
直したはず……
やっぱ、漫画ロワ形式にしたい……そんなけふこのごろ。
616:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 22:03:45 9TfB1ycD
>>615
>>612は断られちゃった??
617:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 23:37:05 erDkpEeQ
>>616
OKな返事が来ました。今から作ろう。
しかし、塔矢、蛭魔、手塚の三人の行動目的って基本は同じなんですね……
三人とも、殺し合いのルールとは違う次元で物を考えていて、優先事項は自分が普段やってることって。
やっぱ、三人とも意志が強いと言うことか。
塔矢はなんか、違う気もするけど。
618:809 ◆Ug/3J6XnyA
07/05/22 00:26:30 fzcVxX/D
OK。
出来たぜ。
URLリンク(www25.atwiki.jp)
使用方法は漫画ロワと同じです。[ページ編集] → [HTML手書きエディタ]を選んで、キャラの位置を変更して下さい。
<!--セナ-->
<div style=
"LEFT: 250px; POSITION: absolute; TOP: 700px; border-style:none;">
<a title="セナ" href="/jbr2ndwiki/pages/"><img alt="セナ" src=
"/jbr2ndwiki/pub/img/sena_d.gif"></a></div>
TOPとLEFTの値を弄ると、キャラが移動します。
hrefなんか、弄ったりすると、セナをクリックしたときのリンク先が変わったりします。
それと、見れば分かると思いますが、殆ど作りかけです。
全キャラクター、位置あわせが出来てません。
誰かかわりにお願いします。 今日はもう疲れたので寝ます。
ではでは。
619:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 01:14:55 WEdTTzJP
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620:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 20:26:34 vXrSehHm
なんだあれだな、皆乙!
621:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 21:25:11 QapCzFdz
固定書き手は四人
まとめサイトは充実
住民の存在多数
新作も約月二のペースで投下
交流所での注目度は高い
なんだ、こう考えるとうちってまだまだ捨てたもんじゃないんだな
622: ◆AAxoi1ysvg
07/05/22 21:57:10 zozB0cfm
修正版の投下。
あと、御子柴・伊織・春子のSSは破棄にしてください。
623:悪魔の復活
07/05/22 21:58:24 zozB0cfm
「さあ、油断せずに行こう」
手塚国光はテニスラケットではなく、コルト・アナコンダを片手に呟いた。
手塚の最終目的は、自分を含む青学テニス部員全員がこの島を生きて抜け出すことである。
そのためになすべきことは以下に挙げる三つだ。一つ一つ確認しよう。
1.危険人物の排除
2.部員全員の安全確保
3.殺し合いルールの破壊
まず、『危険人物の排除』。
これに関しては、既に力を手に入れたので特に問題はない。
心配事と言えば、素人の腕で拳銃を操っても抵抗する相手には心許ない、という点だが、
そんな事は実際の場面に立ちあってから考えればよい。
次の『部員全員の安全確保』。
最も重要な問題と言えるが、今やれることは当人たちの捜索以外にない。
詰まる所、手塚に出来ることは島中を歩き回るだけである。
最後に『殺し合いルールの破壊』。
これは知識のない自分がいくら考えた所で無駄だろう。
このルールの根幹は首輪であり、首輪を外す手段を見つけない事にはいくら考えても無駄だ。
以上をまとめると、手塚に出来ることは周囲の散策のみとなる。
そんな彼が平瀬村に来たとき、一軒の家から少年の叫び声が聞こえてきた。
624:悪魔の復活
07/05/22 21:59:10 zozB0cfm
「だから、こんな手は有り得ないんだ! 実際、ノビからノゾキのコンビネーション君は打つ手に困っただろう」
「いや……そんな事言われても、俺素人だし……」
「そんな事はもう分かってる。だから、僕が教えてるんだ。まじめに聞け」
一体、何をやっているんだろう。
殺し合いが行われている島で、二人の男たちが言い争っている。
内容は決して命のやり取りに関するものではない。場違い、という言葉がピタリとはまる。
「全く、こんな腕でよくタイトルを取るなどと……」
「だからその事はもう謝ったじゃねーか」
「いやしかし、素人とは言え、中には進藤のような奴もいる。だから侮れない」
「お前、俺の話聞いてる?」
「今日は徹夜で特訓だな」
「聞いてねぇーー!!」
二人の声は外に丸聞こえである。こいつらは『首輪外し』に使えない。素人の手塚にもハッキリと分かった。
彼らと一緒にいても、自分の目的は成すことができない。それどころか、彼らはある意味で危険人物と言える。
周囲を見ずに、大声を上げて自分たちの位置を知らせる。こんな事をしていたら、間違いなく危険人物を呼び寄せる。
二人仲良く(?)家の中で遊んでいるのだから、殺し合いには乗っていないだろう。
が、視点を変えれば下手な殺人鬼より一層危ない存在だ。
目的のためには無視に限る。だから、手塚は彼らの声を聞かなかったことにして立ち去る。
しかし─
「そこの糞眼鏡(ファッキンメガネ)、銃を置いてこっちに来な」
それを遮る背後からの声。家の中に意識が集中したために気づかなかったのだ。
625:悪魔の復活
07/05/22 22:00:14 zozB0cfm
~・~・~
「俺たちは敵を倒しに来たんじゃねぇ。殺しに来たんだ」
この言葉は泥門デビルバッツが試合直前にかける気合の言葉だ。
だが、その司令塔蛭魔妖一が殺したのは、皮肉にも敵ではなく味方のエース小早川瀬那。
「悪魔らしいっちゃ、らしいわな……」
後輩の骸を人目につかない木陰に隠し、蛭魔妖一は道を歩いていく。
特に目的はない。否、目的を考える思考力がない。
自分が人の死ぐらいで落ち込んでいる。そんな馬鹿な……
と思ったりもするが、やはり人間の命は何よりも重たかったと言うことか。
「いや、違う。クリスマスボウルへの夢が終わったからだ」
敢えて思考と逆の言葉を口にして見る。
アメフトの試合に勝つため、蛭魔はいつも自分を偽り続けてきた。
演技を繰り返し、最強の策士を演出し続けてきた。
一人の後輩が死んだからと言って、その事に変化はない。
しかし……
「でも、アイツは死ななきゃならねーガキじゃなかった……」
僅かながら蛭魔という男に変化が起こっている。
瀬那の死を悲しむという当たり前の行動を、この男が取り始めている。
それは、周囲に人がいないことも理由の一つだろう。周りに誰か居たら、彼は冷酷な司令塔を演じなければならない。
だから誰も居ない現状だと、本来の自分を取り戻せるのだ。
「瀬那……お前のために、俺は何をしたらいいんだ」
糞チビではなく瀬那。
死人に糞チビなどと言うのは、やはり躊躇われる。
「お前が、アメフトで遣り残した事って何だっけか……」
626:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 22:01:15 KvtGs9fr
627:悪魔の復活
07/05/22 22:01:58 zozB0cfm
蛭魔は記憶の糸を手繰り寄せる。小早川瀬那という少年が、アメフトに寄せた思いは何だったか。
パシリな小市民が光速の足一つで英雄になれたから、アメフトにのめり込んだのか。いや違う。
小早川瀬那という少年は、一人の超人に立ち向かうため、アメフトの世界に入り込んできたのだ。
もちろん、最初にアメフトをやったのは自分の命令だったから。
半ば強制的に試合に参加させたことは覚えている。しかし、人間の域を超えた男進清十郎と出会い、
瀬那は変わった。自主的にアメフトに取り組むようになった。
「アイツに勝ちてーんだよな」
勝ちたいと思った男、瀬那は既に死んだ。
しかし、瀬那の意思はまだ生き続けている。
「なら、俺が勝たせてやるよ」
自然に口からこぼれた言葉が、蛭魔妖一の行動指針になった。
それは殺し合いで勝ち残るでもなく、この島を脱出するでもない。単純に後輩の遺志を継ぐというもの。
628:悪魔の復活
07/05/22 22:03:06 zozB0cfm
~・~・~
呟きながら歩いて、蛭魔妖一は平瀬村に着いた。
他所事を考えながら歩いていたことに、少し不安を覚える。
目的を持って村に来たのならいいが、実のところ単に歩いたら村についてしまっただけ。
こんな状況だと、殺人鬼のいい的だろう。それほどに、今の蛭魔は思考力が低下していた。
「っち、いつまでセンチになってやがる」
既に弔いは済ませた。遺志を継ぐとも決めた。これ以上、引き摺っていて得るものがあるか。
冷酷な気持ちの切り替えは得意分野だろう。
「落ち着け……落ち着いて、目的のために必要なことを考えろ」
冷酷になるのは慣れているはずだ。目的のためなら、どんな手段も取れるはず。
だから、考えろ。
しかし、そんな蛭魔の心とは裏腹に、彼の頭脳は何の回答も返さないままだ。
「よし、この家なら碁盤があるだろうな」
思考の麻痺に陥っている蛭魔に少年の声が聞こえてくる。
「逃げるなよ、今から打とう」
少年は、蛭魔など目にも入らないと言ったふうに無視して民家の中へと入っていく。
厳つい顔をした角刈りの男も、少年に続いていった。
「っち、なんだ今のは……」
訳が分からない。碁盤? 打つ? 何のことだ。
ただでさえ進まない思考が寸断されてしまったではないか。
っち、と再び舌打ちしながら蛭魔はその場にしゃがみ込む。
629:悪魔の復活
07/05/22 22:03:49 zozB0cfm
「落ち着け、落ち着くんだ……」
何度も自分に言い聞かせる。少しずつ、気づいてきた。
今の自分は瀬那の死で動揺している。普段の冷静な思考力や頭脳は存在していない。
だからまず、座って落ち着け。
自分のスタートラインはそこにある。
そして蛭魔は考えるのをやめ、しばし気を落ち着かせることにした。
630:悪魔の復活
07/05/22 22:04:51 zozB0cfm
~・~・~・~・~ 数分後 ~・~・~・~・~
「なんだ、その指は! 石の持ち方も知らないのか!!」
激昂した少年の声が聞こえてくる。
深夜。人気のない過疎の村の中と言うのに、非常識なほど甲高い声。
「大体、初手天元とは何のつもりだ! 僕を馬鹿にしているのか!!」
この声を聞いて、蛭魔は自嘲気味に笑う。
ガラにもなくセンチな気分に浸っているときに、真夜中の雑音とは、よっぽど日頃の行いが悪いのか。
確かに……そうかもな。と、一瞬納得してしまう。
「だがな、悪魔は神に祈らねぇ」
けれど、日頃の行いが悪いと言って、どうなんだ。
それで反省するのは、信心深い聖人たちであって、蛭魔ではない。
悪魔、という言葉を口にして蛭魔は少しずつ『らしさ』を取り戻していく。
「本当に素人なのか?」
雑音を聞きながら、クルクルと44マグナムを回す。
そうだ、自分は気を落ち着かせるとき、いつもこの動作をしていた。
「素人の人間が、プロの高みを侮辱したと言うのか!!」
雑音はより激しさを増していく。それに反して、蛭魔の心は少しずつ落ち着きを取り戻していく。
(素人の集団がプロを侮辱する? 上等だ)
奇策を弄する醍醐味は、そこにこそある。
631:悪魔の復活
07/05/22 22:05:43 zozB0cfm
「辛酸、苦痛、果ては絶望までその身に刻み、なおプロの高みに届かなかったものもいると言うのに……」
聞こえてくる雑音に、蛭魔は自分の考えを照らし合わせていく。
「だから、どうした?」
努力ました。苦痛を味わいました。
そんなもの、結果が伴わなければ何の意味もない。
努力自慢がアメフトの結果に影響するとでもいうつもりか。結果が、実力が全ての世界だ。
「君は、プロの全員を侮辱した!」
負け犬の遠吠えにしか聞こえない、と蛭魔は思うと同時に、少しずつ自分の思考力が戻ってきていることを実感した。
「瀬那、お前の出来なかった事、俺がやってやる。打倒進、その夢を継いでやろうじゃねぇか」
思考力は、まだ完全によみがえっていない。
けれど、少しの切欠で僅かながら自分を取り戻せた。
今はこれで十分だ。
632:悪魔の復活
07/05/22 22:06:33 zozB0cfm
蛭魔は手始めに、自分の様子を確認する。
彼を知り己を知れば百戦して危うからずという、まずは、自分を知ることだ。
服装、支給品、島での位置等々。知らなければならない事は山ほどある。
支給品のひとつは44マグナム。それはもう確認した。
他にはサバイバルのための地図、コンパスなど。他愛もない道具と、食料四日分。そして、瀬那の支給品。
全ての道具を確認し終え、次にすべきことは服装の確認。
殺し合いの舞台とはいえ、ここは人々が交わる交流の場。
交流の形が、雑談やアメフト、殺し合いと姿を変えても、容姿が重要であることに違いはない。
と、ここで蛭魔は初めて重要な問題に気づく。
「返り血が付いてやがる」
この島は今、殺し合いの舞台になっている。
返り血を浴びた服を着ていれば、どんな言い訳をしていても必ず疑われる。
何をするにせよ、不利な服装であることは間違いない。
瀬那の服を借りるか?
馬鹿な。既に埋葬した体から服を剥いでも同じことだ。土と血に汚れた服が掘り起こされるだけで結果は改善しない。
それ以前に、仲間の服を着て生き延びようなどと考えるのはいくらなんでも悪魔過ぎる。
さりとて。他の服を探してくるのも難しい。
恐らくあの教師たちは、自分たち参加者が返り血を浴びた服を着る事態を想定しているはずだ。
とすれば、この島に代わりの服は用意されていない。
なぜならば、この服は殺し合いの火種に十分な効果を持っているからだ。
「厄介だな……」
服を脱いだところで、疑いを完全に払拭することは出来ないだろう。とすれば、取れる手段はいくらもない。
まずは、他の参加者から服を戴こう。蛭魔はそう考えた。
そのための妙案は……
633:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 22:06:33 KvtGs9fr
634:悪魔の復活
07/05/22 22:07:28 zozB0cfm
「君が素人なのは良く分かった。だが、今日は特別に僕が教えてやろう」
近くの家から聞こえてくる雑音が蛭魔にヒントを与える。
「あるじゃねぇーか、すぐ近くによ」
側から聞こえてくる雑音。
これを利用しない手はない。
大声で叫んでいる少年が部屋の中にいる。この奇怪な事実は、誰の耳にも止まるだろう。
恐らく、殆どの人間がこの側を通りかかったとき、意識を奪われるに違いない。
それがチャンス。
意識を奪われた人間から、衣服を奪い取る。
スタートはそこからだ。
635:悪魔の復活
07/05/22 22:08:18 zozB0cfm
~・~・~・~・~
そして、一時間ほど経ち。
一人の男が現れる。長身痩躯の肉体に、鋼のような筋肉を纏った眼鏡の男。
ぱっと見た限り自分との身長差などは分からないが、体型は似ている。
決めた。この男だ。コイツの服をいただく。
蛭魔は足音を消して、彼に近づく。
彼は家の雑音に意識を取られて蛭魔に気づかない。
そして、蛭魔は背後から男に声をかけた。
「そこの糞眼鏡、銃を置いてこっちに来な」
636:悪魔の復活
07/05/22 22:09:13 zozB0cfm
【F-1 平瀬村民家側 午前5時ごろ】
【男子30番 蛭魔妖一@アイシールド21】
状態:瀬那の死を若干、引き摺っている。
装備:44マグナム(残段1)@こち亀
道具:支給品一式/弾丸5発、瀬那の支給品一式、不明支給品一つ(本人は確認済み)
思考:1.少し立ち直ったが、まだ複雑な思考は出来ない。
2.目の前の男から服をいただく。それ以外は考えきれていない。
注意:この島に衣服がないと推測していますが、正しい保証はありません。
島に主催者が服を置いている可能性はあります。
【男子22番 手塚国光@テニスの王子様】
状態:健康
装備:コルトアナコンダ(弾数6/予備弾24)@CITY HUNTER
道具:支給品一式
思考:1.越前、菊丸、竜崎を捜し出し脱出する
2.1の目的達成のためには殺人も厭わない
3.後ろから聞こえてくる声に対処する。
【F-1 平瀬村民家 午前5時ごろ】
【男子24番 塔矢アキラ@ヒカルの碁】
状態:健康、激しい怒り
装備:日本刀
道具:支給品一式、支給アイテム(未確認)
思考:1.素人の平塚に囲碁を教える。
【男子29番 平塚平@ルーキーズ】
状態:健康
装備:なし
道具:支給品一式
思考:1.いや、もう囲碁はいい。
637: ◆AAxoi1ysvg
07/05/22 22:09:53 zozB0cfm
投下終わりです。
支援ありがとうございました。
638:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 22:17:16 KvtGs9fr
修正乙です
639:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/22 23:02:36 WEdTTzJP
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640: ◆7NffU3G94s
07/05/23 10:58:03 MeIJDXnD
どうもです。
新しくいただいた訂正の件でのお返事と、自分の中で沸いた疑問点について書かせてください。
・モスバーグはショットガン
ショットガンは\(^o^)/ポケットに入らない。
ポンプアクションについてのアクション含め訂正します、詰めが甘くすみませんでした。
・魚住の死体を埋めるというシーンについて
手を組ませて終わりのつもりだったのですが、埋めた方がいいのでしたら直します。
つかさの支給品が不明だったのでそれをスコップなどにすれば対応は出来ますけど・・・タイミング的な面も含めご都合主義っぽく見えてしまうのが難でしょうか。
それでもよろしければ追記します、ご意見いただければと思います。
・川島の口調について
>>579にて「○○じゃ」ってのは広島っつーか竹原語だから違うとの指摘を頂いたのですが、
コミックスで確認しましたら「誰に物頼んどんじゃボケェッ!!」「お前ら皆殺しじゃ!!」「信頼なんかクソなんじゃ」など語尾に「じゃ」をつけているシーンも見つけられました。
これは、怒った時だけ「じゃ」はつけるものってことなんでしょうか?
方言にうといもので申し訳ない。
641:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 11:53:51 y5nE6NF+
方言は難しいよな
大きく関西弁とくくっても細かく見ればそれこそ何十と分かれるわけで
それっぽく喋らせとけばあんま気にしなくていいと思うが
埋葬は無理にさせなくていいでしょ
どうしても外せないことなら描写しないと辻妻が合わないが、そうでないのなら放置しとけばそれで良い
限られた支給品を埋葬の為にスコップにするのはもったいないし
642:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 16:31:38 zjN8/Lqt
ζ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒\
/ ・ ・ |
|(6 つ |
| 三 | 三 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \_|_/ | < そこで方言コンバータの出番ですよ
\ \__ノ / \__________
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/∵∴/∴∵\\
_。_ 旦~ /∵∴< >∴∴.< >|
c(_ア |∵∵∵/ ●\∵|
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|∵∵ | | |
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643:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 16:50:33 y5nE6NF+
AAは容量食うからやめとけ
今は投下スレと分けてないから、場合によっちゃSSが投下される時に次スレまで跨ぐことになる
無駄なことはするな
644:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 18:32:07 zjN8/Lqt
__ィィ{{トト、(((iiヽ
{{(((レレ≧=ト、彡'ト、
/ゞ((((ソ}}i))))小彡'jト、
〃三{{≧トリノ'三三ミミ、三ハ
{{(((ii{彡アj三三ミト、ミミトトハ
{レソソi}彡ノ!三ミミト、ii川ミミミ{{i
,小辷彡ソ三三ミ、ji川川川ミ{{i
/三{彡リi}三三iノ ヽ
{三 {彡'ノ}三三j i
. {三{{彡'{三三ノ |
アj}小彡トレ' _ __j
∨{{八{{))) ´ `ヽ r ´ |
. ∨{iハjiレ (テフ‐、:.i rテフkl
ヾト、 .:: | l
ヾト、 .:. 〉. ′
}}ii ー ´ .′ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
jij l ‐-_-‐ / < 容量が足りないなら、新スレを立てれば良いじゃない
{彡}i . / \____________________
,r==}/ \ /
///ji/ _`_ ィiハ
{{Y// 、 八ii
ノノ/ ヽ /}}}}
(((彡'トト、 |}}ハリ
645:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 19:50:59 Csx8gbD3
だとしても無駄に使うことは無い罠
AA自重しろ
646:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 19:53:42 bh3jPJhp
ジャガーの行動を見てたら、なぜか跡部様が救出しに島に来るシーンが浮かんだ。
「俺様のヘリに酔いな!」
647:生存表一覧
07/05/23 19:55:19 Csx8gbD3
2/3【アイシールド21】●小早川瀬那 /◎蛭魔妖一 /◎滝鈴音
3/4【I''s (アイズ)】○瀬戸一貴 /○葦月伊織 /○磯崎泉 /●寺谷靖雅
3/4【いちご100%】○真中淳平 /○西野つかさ /●外村美鈴 /○南戸唯
3/3【こちら葛飾区亀有公園前派出所】○両津勘吉 /○本田速人 /○ボルボ西郷
4/4【CITY HUNTER】○冴羽リョウ /○槇村香 /○伊集院隼人 /○野上冴子
7/7【SLAM DUNK】○桜木花道 /○流川楓 /○三井寿 /○宮城リョータ /○赤木晴子 /○田岡茂一 /◎魚住純
3/3【DEATH NOTE】○夜神月 /○L /○魅上照
4/4【テニスの王子様】○越前リョーマ /○竜崎桜乃 /○手塚国光 /○菊丸英二
2/3【ヒカルの碁】●進藤ヒカル /○塔矢アキラ /○藤崎あかり
4/4【ピューと吹く!ジャガー】○ジャガージュン市 /○酒留清彦 /○浜渡浩満 /○白川高菜
5/5【BOY】○日々野晴矢 /○一条誠 /○伊部麗子 /○神崎狂 /○山ノ上春香
3/4【Mr.FULLSWING】○猿野天国 /○虎鉄大河 /●清熊もみじ /○御柳芭唐
4/5【ルーキーズ】●安仁屋恵壹 /○御子柴徹 /○新庄慶 /○平塚平 /○八木塔子
5/6【ろくでなしBLUES】○前田太尊 /○七瀬千秋 /○中田小平次 /○中島淳一 /●大場浩人 /○川島清志郎
52/59 (○生存/●死亡)
死亡7
648:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 20:21:15 bh3jPJhp
ところで、話は全く変わるんだが
主催がどうして、こんなゲームを開催したのかっていう理由を考えてる奴いる?
ろくブルは知らんから、一人の人間は分からんとして、他の二人安西と川藤がこんなゲームを開催する理由が
どうしても思い浮かばんのだが、誰かいい案あるかな?
649:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 20:23:04 Csx8gbD3
逆に聞いてしまうけど、それ決めなきゃ駄目なとこ?
650:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 20:38:51 bh3jPJhp
できれば。
主催に合理的な理由がないと、主催側の描写を入れることが難しくなる。
キャラが壊れたまま描写したくはないし、かといって対主催展開に持っていくことを考えると、
主催者側の描写は欠かせない。
今、川藤がどうして自分の主義に反する行動を取ったのか説明するSSを考えているのだが、
理由が全く浮かばない。ヒントでもあれば、それを元にSSを書くんだけど、取っ掛かりすら掴めない状態。
651:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 20:47:28 Csx8gbD3
ううむ、そういうことか・・・
しかし主催者側のことは有耶無耶にしようって最初に決めたんだよなあ
どうやったって3人ともロワなんて開くわけ無いんだからどうしても矛盾が出て来るんだし
矛盾が出るなら触れないようにしようって結論になってるんがが
652:乙、だがちょい修正
07/05/23 20:58:49 bh3jPJhp
2/3【アイシールド21】●小早川瀬那 /○蛭魔妖一 /○滝鈴音
3/4【I''s (アイズ)】○瀬戸一貴 /○葦月伊織 /○磯崎泉 /●寺谷靖雅
3/4【いちご100%】○真中淳平 /○西野つかさ /●外村美鈴 /○南戸唯
3/3【こちら葛飾区亀有公園前派出所】○両津勘吉 /○本田速人 /○ボルボ西郷
4/4【CITY HUNTER】○冴羽リョウ /○槇村香 /○伊集院隼人 /○野上冴子
6/7【SLAM DUNK】○桜木花道 /○流川楓 /○三井寿 /○宮城リョータ /○赤木晴子 /○田岡茂一 /●魚住純
3/3【DEATH NOTE】○夜神月 /○L /○魅上照
4/4【テニスの王子様】○越前リョーマ /○竜崎桜乃 /○手塚国光 /○菊丸英二
2/3【ヒカルの碁】●進藤ヒカル /○塔矢アキラ /○藤崎あかり
4/4【ピューと吹く!ジャガー】○ジャガージュン市 /○酒留清彦 /○浜渡浩満 /○白川高菜
5/5【BOY】○日々野晴矢 /○一条誠 /○伊部麗子 /○神崎狂 /○山ノ上春香
3/4【Mr.FULLSWING】○猿野天国 /○虎鉄大河 /●清熊もみじ /○御柳芭唐
4/5【ルーキーズ】●安仁屋恵壹 /○御子柴徹 /○新庄慶 /○平塚平 /○八木塔子
5/6【ろくでなしBLUES】○前田太尊 /○七瀬千秋 /○中田小平次 /○中島淳一 /●大場浩人 /○川島清志郎
52/59 (○生存/●死亡)
死亡7
653:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:00:16 y5nE6NF+
>>650
書き手さんか
誰?もしかして新規さんとかかい?
654:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:01:15 bh3jPJhp
>>651
なんか、そういうの多いよな……でも、それがこのロワの一番悪い所だと思うんだが。
デスノ問題は7N兄貴が片付けてくれたし、そっちも何とかできないかって思う。
なんか、書く範囲を狭められてるような気がして自由にかけない気がするんだよね。
とてつもない思いつきだけど、なんかの薬物使って人格崩壊してた見たいなのは駄目なのかな……
いや、駄目だな……
655:おっとスマネ、だがちょい修正
07/05/23 21:02:48 Csx8gbD3
2/3【アイシールド21】●小早川瀬那 /○蛭魔妖一 /○滝鈴音
3/4【I''s (アイズ)】○瀬戸一貴 /○葦月伊織 /○磯崎泉 /●寺谷靖雅
3/4【いちご100%】○真中淳平 /○西野つかさ /●外村美鈴 /○南戸唯
3/3【こちら葛飾区亀有公園前派出所】○両津勘吉 /○本田速人 /○ボルボ西郷
4/4【CITY HUNTER】○冴羽リョウ /○槇村香 /○伊集院隼人 /○野上冴子
6/7【SLAM DUNK】○桜木花道 /○流川楓 /○三井寿 /○宮城リョータ /○赤木晴子 /○田岡茂一 /●魚住純
3/3【DEATH NOTE】○夜神月 /○L /○魅上照
4/4【テニスの王子様】○越前リョーマ /○竜崎桜乃 /○手塚国光 /○菊丸英二
2/3【ヒカルの碁】●進藤ヒカル /○塔矢アキラ /○藤崎あかり
4/4【ピューと吹く!ジャガー】○ジャガージュン市 /○酒留清彦 /○浜渡浩満 /○白川高菜
5/5【BOY】○日々野晴矢 /○一条誠 /○伊部麗子 /○神崎狂 /○山ノ上春香
3/4【Mr.FULLSWING】○猿野天国 /○虎鉄大河 /●清熊もみじ /○御柳芭唐
4/5【ルーキーズ】●安仁屋恵壹 /○御子柴徹 /○新庄慶 /○平塚平 /○八木塔子
5/6【ろくでなしBLUES】○前田太尊 /○七瀬千秋 /○中田小平次 /○中島淳一 /●大場浩人 /○川島清志郎
51/59 (○生存/●死亡)
死亡8
656:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:04:50 Csx8gbD3
>>654
そうかもしれん
もし上手い解決法があれば好きなようにやってもいいと思うけど
まあその解決法があったら最初から有耶無耶にしようって話にはならなかったんだけどさ・・・
657:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:07:56 y5nE6NF+
更なる黒幕を出すしか解決策はないかと
658:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:08:08 zjN8/Lqt
>>654
是非とも「つよしスペシャル」を使いたいということか……
659:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:08:47 bh3jPJhp
>>653
スマンが、一度こういうしゃべりをした後には聞かないで欲しい……
書き手口調で丁寧な喋りをしていた後なら、聞かれても答えたんだけど、悪いね。
>>656
なんかヒントになることでも無いかねぇ……
660:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:10:08 bh3jPJhp
更なる黒幕を出すとしたら、相応しいのはCHからユニオン・テオーペとかそこら辺か……
661:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:11:36 Csx8gbD3
>>659
>>657の黒幕案を採って、洗脳されたか主義を変えたかにする
それくらいしか思いつかん
662:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:12:23 zjN8/Lqt
デスノの死神:暇つぶし
ジャガーさん:先生達が顔をバリっと剥がすとジャガーその他
663:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:17:06 bh3jPJhp
あぁ、そう言えばデスノって死の前の20日間は自由に操れるんだっけか……
664:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:20:20 zjN8/Lqt
縛りが色々あるから、微妙っぽいけどな
665:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:21:20 bh3jPJhp
だが、まぁともかく
>>640 乙だ。
とりあえず、個人的意見として。
死体埋める云々は、別に描写無しでも構わないと思う。埋めようが埋めまいが、どっちでもいい。
どうしても気になるなら状態欄にでも「次の書き手さんに任せます」って書いておけ。
方言に関しては、ろくブル知らんのでなんとも言えん。
ただ、一匹狼の部分が要修正って言われてなかったっけ? いや、これも同じ理由でよく知らんのだけど。
666:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:23:19 y5nE6NF+
問題点として、せっかくこれまで一般人のスタンスを崩さないで来たのに、死神を主催の中心に置くことで一般人というコンセプトを根底から覆されるってのがある
667:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 21:34:28 bh3jPJhp
>>664
参加者がデスノ持ってると縛りが必要だけど、主催者が持ってる分には縛りいらんだろ。
>>666
まぁ、そうなんだが……
668:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/23 22:12:22 zjN8/Lqt
>>667
違う違う、デスノートもルールで縛りがあるから
「自由に操れる」といっても微妙っぽいってこと
669: ◆z.M0DbQt/Q
07/05/24 02:25:00 3N2VfGIw
手塚、蛭魔、平塚、塔矢を予約します。
後、一条・菊丸・唯SSの時間については特に意図はなかったので、都合のいいように変えて頂いて構いません。
670:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 08:28:03 /m27gYYx
予約来たよ。
頑張ってね
671:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 10:54:36 YLJ3Zjfn
テニヌの人久しぶりだな
楽しみにしてるよ
672:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 19:14:15 BNchB1en
>>669
非常に期待してるんだが、でもそれって即リレーってことなんじゃ?
せめて間に2,3作挟んでからでも遅くないと思うけど
673:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 19:19:07 8ChEF6N5
ネタが思いついたうちに繋げられた方が、勢いも出るだろうしいいんじゃない?
スローペースな状態だし、そんなとこつっこまなくとも・・・と思うが。
674:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 19:25:01 BNchB1en
ん~まあそれもそうか
675:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 20:03:20 eer/fxxv
>>669
乙。期待してるよ。焦らず頑張ってくれや
>>672
2,3作挟めってのは、このロワにとって2,3ヶ月挟めって事と同義だぞ。
でも最近気づいたんだが、ここが過疎ロワだったのは昔の話だな。
固定書き手が5人もいて、レベルも高い。おまけに、勢い値は板内でトップ5に入るほど。
これほどの隆盛を誇るロワは他にあるまい。
676:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 20:15:18 BNchB1en
それは言い過ぎだろw
過疎板で勢い値がトップ5でも隆盛と呼ぶにはおこがましい
677:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/24 20:26:20 hIza+X4n
盾「2,3作挟めってのは、このロワにとって2,3ヶ月挟めって事と同義だぞ。 」
でも最近気づいたんだが、ここが過疎ロワだったのは昔の話だな。
固定書き手が5人もいて、レベルも高い。おまけに、勢い値は板内でトップ5に入るほど。
これほどの隆盛を誇るロワは他にあるまい。
矛
678:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 13:58:19 Wgq1N3hI
>>677
「 うちゅうの ほうそくが みだれる!! 」
679:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 20:01:30 8EK71+vp
今書き手紹介見てきたら、トリップ変えて6作も投下してた……
意外に結構頑張ってたんだな俺……没入れれば9作か。
680:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 20:02:03 5ecBUfrM
どなたでしょ?
681:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 20:20:18 DwrZoace
. r'ニ;v'ニ;、
_,!_(9i (9i:、
/ `ヽ,. ┘ヽ
. i ′′ }
l、 、 ,!
ヽ.____,ノ` ,∠!
`ーァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
l⌒Y ⌒ \
|( ─)( ●)ヽ
/:⌒`´⌒::::::: \ でっていう
|-)___,(-、 |
| l ー l |
\ /
ァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
682:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 20:26:18 5ecBUfrM
>>681みたいなのはスルーしてこう
683:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 20:53:29 DwrZoace
. r'ニ;v'ニ;、
_,!_(9i (9i:、
/ `ヽ,. ┘ヽ
. i ′′ }
l、 、 ,!
ヽ.____,ノ` ,∠!
`ーァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
l⌒Y ⌒ \
|( ─)( ●)ヽ
/:⌒`´⌒::::::: \ でっていう
|-)___,(-、 |
| l ー l |
\ /
ァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
684:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 21:30:03 DwrZoace
. r'ニ;v'ニ;、
_,!_(9i (9i:、
/ `ヽ,. ┘ヽ
. i ′′ }
l、 、 ,!
ヽ.____,ノ` ,∠!
`ーァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
l⌒Y ⌒ \
|( ─)( ●)ヽ
/:⌒`´⌒::::::: \ でっていう
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| l ー l |
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ァ ヘ>
i′ ヾZ___/`i
| , ヾ;.、ヾ;、 !
l、 | |,.、ヾ二_)|
l ヽ.ヽ、`,! _,ノ
`ーヘ,.二i、 〈
685:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 22:20:18 Gn3OPNP5
しかし動かされないキャラはとことん動かされないな
やっぱリレーしやすいしにくいってのがあるのかね?
なるべくならまんべんなく使っていって欲しいけど
冴羽とか神崎とかの活躍をもっと見たいと願う俺無責任な奴
686:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 22:21:37 8tdhPScO
自分で書くという手段がある。
687:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 22:38:48 lokSePMO
>>685
動かされないキャラって例えば?
688:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/25 23:42:16 5bRMCrjb
ボルボや真中周辺とか。
殺し合いに乗ってない、けど対主催という訳でもないキャラが集まっちゃってると安易に合流させてもつまらないしどう料理すればいいか悩むな
689:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/26 00:08:01 ppYSgMvU
名古屋市の無職の男 高校に忍び込み、女子更衣室で数人分の下着を盗む
24日午前1時10分ごろ、名古屋市内の高校に男が侵入、パトロール中の警察官に、建造物侵入の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、名古屋市の無職 竹石圭佑(20)容疑者。
発見当時、竹石容疑者は女子更衣室で盗んだとみられる下着数人分を所持していて、
調べに対し、窃盗目的で侵入したことをほのめかしているという。
警察は、窃盗容疑でも調べを進め、余罪についても追求している。
690:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/26 00:30:37 gmx4RMcU
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫冨樫
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691:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/26 02:41:38 gmx4RMcU
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