06/11/02 01:52:10 L8lMi2Md
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弁護士にはなったけど…働き口ない「2007年問題 」
弁護士にはなったけれど働き口が見つからない。来年はこんな事態が起きるかもしれない。
従来の司法試験(旧試験)合格者と、法科大学院修了者が対象の新試験合格者の司法修習
終了が重なり、弁護士志望者が今年の倍近くになるとみられるからだ。日弁連はプロジェクト
チーム(PT)を立ち上げ、就職先確保に躍起となっている。
司法サービス向上を目的にした弁護士の大量増員は「2007年問題」と呼ばれる。現在修習
中の旧試験合格者約1500人と今秋に初の合否発表がある新試験合格者900-1100人は、
いずれも来年秋に修習が終わり、裁判官、検事への任官者を除く約2300人の弁護士の卵が
誕生、今年より1000人程度増える見込み。
「大量の就職浪人が出かねない」と危機感を抱いた日弁連は「弁護士業務総合推進センター」
を今年6月に発足させ、就職問題のPTも編成。全国約1万1000の弁護士事務所に採用計画
などを聞くアンケートを送付し3割弱から回答を得た。結果を集計、分析し求人需要の喚起に
取り組む。
ほかにも(1)地方での採用倍増(2)企業や官公庁に採用を尋ねるアンケート実施(3)求人、
求職情報の全国ネット構築-を検討。勤務形態や年俸など、どのような条件ならば勤務弁護士
の採用が可能かも探っていく。
今月1日現在の全国の弁護士は計約2万2000人。来年以降も志望者の増加傾向は続くとみら
れ、「分かっていたことだが、目の前に突き付けられるとインパクトは大きい。アンケートも厳しい
数字が出るだろうが、悲観的にならず、若い人が活躍できる舞台づくりを進める」と日弁連幹部。
都内の大手事務所に勤務する若手弁護士は「職にあぶれる人も出るだろう。
登録しても弁護士としてではなく、普通の会社員として働くケースも増えるのではないか」と
予測している。