07/10/16 17:16:39
眞子様「なぜです!おまえはわたくしを一生護ってくれると言ったではないですか!」
俺「もったいない…お洋服が汚れますよ…」
眞子様「かまいません!ああ、血が止まらない…どうしよう…」
俺「最後に…眞子様の笑顔が見とうございます…」
眞子様「そんな物いくらでも見せてあげます、あげますから…死なないで…」
眞子様「誰ぞある!」
侍従長「は。ここに」
眞子様「この者を助けられる医者を!」
侍従長「しかし陛下…」
眞子様「なんでもよい!早う!」
侍従長「は」
俺は、必死で、泣きそうで、でも凛々しい眞子様のお顔を、もったいなくも眞子様の膝の上で眺めながら意識の底に落ちていった…
…暗い。
俺は暗い所にいる。
体が浮いているように感じる。
水の中か?
どっちが上か下かもわからず漂っている。
苦しい。
息ができてない。
もがく。
もがくしかできることがない。
冷たい。寒い。
もう方向もわからず沈んでいくだけだ…