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日付が変わり、トヨタの工場が止まった深夜の街では、
下請け工場の明かりがともり続ける。
日系ブラジル人のダ・シルバ(41)は6年間、町工場で働いた。
重労働で社会保険もなく、派遣のままで時給も同じだった。
日本人が現場にいない夜、母国の同僚がプレス機械に挟まれ、死亡した。
事故を機に昨夏、仲間と労組を立ち上げると、会社から
「政治・思想活動は行いません」などと書かれた誓約書へのサインを
迫られ、拒むと解雇された。
「同じ人間なのに、ぼくたち外国人は使い捨てなのか」と問い掛ける。
ある派遣会社の社長(59)は「社会保険を負担すれば、下請け企業
のもうけはゼロ。使う者のことを考える余裕なんてない」と打ち明けた。