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新春恒例の行事も多く、「新年祝賀の儀」(一日)、賢所で行われる「原始祭の儀」(三
日)、「読書始の儀」(十日)、「歌会始の儀」(十六日)など相次ぎます。二日の「新年一
般参賀」では大勢の国民の前に出られ、長和殿のベランダからお応えになります。午前
と午後で計七回行われましたが、紀子さまは全てに参加。「昭和天皇祭皇霊殿の儀」(七
日)、「孝明天皇例祭の儀」(三十日)にも参加されました。
その合間をぬってインドネシア公式訪問(十八~二十五日)です。国交樹立五十周年の
記念行事へのご出席、晩餐会、福祉施設や学校訪問など、現地での予定はぎっしり組ま
れています。各地で歓迎を受け、特に福祉施設を訪問された際、紀子さまはお得意の手
話、それもインドネシア語の手話で聴覚障害を持つ子どもとやりとりをされ、地元メディアが
大きく報道しました。秋篠宮殿下も手話で挨拶を交わされたのです。日本人として誇らしく
、皇室外交の理想的な姿を見たように思います。
海外に行かれる前後には、東京・八王子市にある昭和天皇・香淳皇后の御陵をご参拝
になります。さらに、インドネシアの専門家らからご進講を受けて、膨大な資料をお読みに
なり、式典のお言葉を考え、行事の式次第に目を通す……考えただけでも、目の回るよう
な忙しさです。
実は、紀子さまは、その一カ月前の昨年十二月中旬に、左腕にしびれと痛みを感じ「左
手根管症候群」「頚椎椎間板症による神経根症」と診断されたばかりでした。にもかかわ
らず、ここまで多忙なスケジュールをこなす姿からは、責任感が強く、公務を最優先で考え
ていらっしゃる紀子さまのお気持ちが伝わってきます。