08/04/17 20:29:16 X7TwHwl80
URLリンク(www.nikkeibp.co.jp)
戦後あいまいになった皇室の位置づけ
だが、雅子さまも皇室に入った以上、本当はそういう自分の能力やそれゆえの願望を捨てるべきなのである。
その点、皇室や皇太子さまも甘かったし、雅子さまのほうも甘かった。その甘さ故に起きているのが、今の混乱である。
もう一度、国民が皇室というものを捉えなおさないといけないだろう。
戦後、皇室はずいぶんあいまいな形で存在してきた。連合軍は日本を統治するために、天皇を利用しようとした。
天皇は「現人神」ではなく、「国民の総意によって選ばれた象徴」と位置づけられたが、象徴というものは非情に難しくあいまいな存在だ。
戦後、このように皇室があいまいな存在になってしまったために、今の皇太子さまを含めて、より皇室は人間的であろうとした。
夫と妻の愛や絆、人間性など、従来の皇室とはほとんど関係ないことを大事にしようとしてきた。
「雅子さまの人格を傷つけられている」という皇太子さまの表明もあった。
だが、もともと皇室には人間性などなく、人間性が傷つけられているということ自体が間違いである、という意見もある。
もう一度皇室を御簾の奥、あるいは雲の上の存在にしようという考え方が、じわじわと“正当”とされつつある。しかし、やはりそれは無理だと思う。
現に皇太子さまにしても、幼稚園から大学まで学習院で過ごされ、外国に留学もされている。
そこでは人間とはなにか、生きるとはなにかということを徹底的に教えられるわけだ。当然試験もあり、能力も試される。
愛子さまも小学校に入られて、そこで人間的な教育を受けられる。
その人間的な教育を受けられた人が、急に人間性は関係ないんだといわれても納得できないだろう。