08/03/15 16:03:04 xuvezyJk0
3月15日付朝日新聞「声」欄 「雅子さま病状論議する前に」 精神保健福祉士50歳の女性
皇太子妃雅子さまをめぐる論議について、憶測に基づく擁護や批判は無意味だと思う。そもそも長期療養の
理由とされる適応障害について病状の詳細や今後の見通しが発表されない状況では、治療の一環としての
行動を評価しようがない。
「適応障害では説明しきれない複雑な疾患では」と感じる人は、あえて軽度の病名を公表したのはなぜかと
懸念を抱きつつ雅子さまを擁護するだろう。一方、「皇室という職場になじめない出社拒否のような病状では」
と思う人は、雅子さまを批判するだろう。
世界メディアも巻き込んだこの騒動は、やはりご自身に語っていただかない限り続くのではないか。
病状は究極のプライバシーだ。が、説明不足によって生じている精神疾患への誤解は、同様の疾患に罹る
者全員をも苦しめる。このまま病状をあいまいにしておくことが得策とは思えない。
菊のベールで覆わないで、正確な説明をして国民に理解を得た上で最適な環境で治療に専念して頂く。
これが回復の近道であり混乱収拾の道と考える。