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★【断 神田茜】女性惑わす母性偏重
・女性の出産年齢は幅が広くなり、40代で初産ということも珍しくはなくなった。
私と同世代(40代前半)の知人には、不妊治療をしている、もしくは治療経験がある
人が多い。
不妊治療に通っている友人が「卵子も古くなるなんて誰も教えてくれなかったよね」
と言う。通っている医者に言われたのだそうだ。どういうことかというと、女性は生まれた
ときから既に一生分の卵子を体内に持っていて、20代のころよりも40代のほうが
卵子の待機している期間が長く、老化のため不妊、流産などのリスクが高くなるという
ことらしい。しかし、よく調べてみるとそれもひとつの考え方であって、証明されたものでは
ない。男性だって高齢はリスクになるはずだ。
不妊は女性の年齢だけではなく、ほかにもたくさんの要因があるのに、不安を
煽(あお)られているのは30代後半からの女性だ。子供のころから男女の区別なく
頑張って勉強し、やっと就職して、十数年は夢中で仕事をするのは当然だろう。
男性であれば、働き盛りと言われる時期に、女性は出産のタイムリミットを突き
つけられるのだ。
悩んで出産する道を選んだとしても、不妊治療に行くと「卵子が古い…」などと、
責めるような言い方をされる。その上、高額な治療費がかかり、仕事もやめるわけには
いかない。
世間では母性を偏重する風潮が年々高まり、産めよ殖やせよ、しっかり育てよと女性に
ばかり荷を背負わせているような気がする。その上、不確かな情報に振り回されて
疲れ果てる。そんな姿を見て、若い女性たちが子供を産み育てようという気持ちに
なれるだろうか。(講談師)
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