07/12/23 18:17:54 VLnudLB9O
【一律救済をしてしまうと…
『今後出てくるかもしれない未知のウイルス感染症に関しても、測定法が見つかった時点で過去の患者全てを救済せよ』となり、日本だけ医療行政が前進しなくなる】
■C型肝炎ウイルスは、1989年に同定される以前は未知のウイルスだった。
■一律救済の「患者全員」というのは、どこまでの人を指すのだろう?
『防ぐ手だてがなかった時代に運悪く感染してしまった方々も、国の責任なのだろうか?それって、おかしくはないだろうか?』
■最近は医療訴訟の増加に伴い、輸血や血液製剤を使用する場合には、必ず同意書をとり、細心の注意を払って必要最低限だけで行っている。
輸血や血液製剤の同意書には、必ずこういう一文がついている。
「未知のウイルスや病原体による感染のリスクはゼロではない」と。
これから先これが効果を失ってしまう。
『今現在の医学ではわからない未知の病原体に関しては、防ぎようがない。
それでも、どうしても輸血や血液製剤を使わなくてはならない時がある。
それを使用しなければ、助からないときもある。
それしか治療方法がない場合もあるのだ。』
■今回の一律救済をしてしまうと…
『次には輸血による感染者も全員過去にさかのぼって保障せよ』、
『予防接種による感染も全員過去にさかのぼって保障せよ』、
『ひいては、今後出てくるかもしれない未知のウイルス感染症に関しても、測定法が見つかった時点ですべての患者を救済せよ』、
という事になってしまう。
『これでは、とても医療は出来ない。救済はエンドレスだ。』
病気など見つけない方がマシということにもなりかねない。
『防ぐ方法や治療法が後から発見されたものに対して、「それがなかった時代にまでさかのぼって救済せよ」というのは、結構無茶苦茶な事。』