07/12/16 16:01:33 ONb80UJ/0
あと、
>「今の状況」
は、「代理出産という方法によって子宮がない人でも
自分の遺伝子を継ぐ子供を得られる方法が知れ渡った」今の状況って
意味もあるんじゃないかな。
積極的肯定派にありがちな言い分風でいえば
「個人の幸福追求権を法が抑制する権利はない」ってかんじで。
でも、
その個人の幸福追求権だって
あくまでそれが他者の同様の権利や人権を踏みにじらない、
他者の肉体的精神的拘束下においたうえに成り立つものではない、という
前提条件を満たしていることは欠かせない。
他者の自らの生殖の道具と化す、
そのために(いくら他者の善意に基づいている行為だとはいえ)
他者の肉体を長期間において拘束し
行動にも精神的にもかなりの重圧を加え抑圧する代理出産は
上に述べた前提条件に著しく反している。
代理母になる条件として
実子をもつ経産婦であることが必須であるという流れでの議論であるのに、
>>545にあるような「実母が代理母となることが
代理母の実子の精神に悪影響を与える可能性」や
根津がすでに報告している
「実母が代理母となることでその実子の生活に制限が加えられる(マイナートラブル)」といった
代理母の実子の「子供の福祉」は軽んじられてる。
親がやっちゃたもん勝ちの「子の福祉」ばかり問題視しないで
そこらへんの声ばかりが大きい大人の影で我慢させられることになる子供のことこそ法制化の際は考えてほしいもんだわ。