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しかしその後、歴代天皇が紫香楽宮を訪れることはなく、宮町遺跡で両陛下を迎えた甲賀市教委の宮木道雄教育長は「ようこそ紫香楽宮へおいでくださいました。
聖武天皇、光明皇后以来、1265年ぶりの行幸であり、お待ちしておりました」と迎え、両陛下はにっこり笑われたという。
両陛下は宮町会館で出土物の展示をじっくりと見学されたあと、発掘現場へ。作業員1人ひとりに声をかけられ、珍しく予定の時間を10分もオーバーすることに。
宮町区長の黄瀬三郎さんは「宮町にとって両陛下の行幸は聖武天皇が去って以来の里帰り。
発掘作業には第1次の調査から宮町の住民が多く携わってきており、みんなに声をかけていただき、大変にうれしかった」と感慨深げに語る。
現在、宮町会館では両陛下がごらんになった「聖武天皇と近江、そして甲賀」展が25日まで開催中で、紫香楽宮跡から出土した柱根や墨書土器、井戸枠など約65点が展示されている。
紫香楽宮については、いまも多くの謎があり、聖武天皇がなぜ宮町を選んだのかも分かっていない。
ただ、紫香楽宮造営時とあまり変わらないであろう、のどかな紅葉の景色を眺めていると、この場所が気に入った聖武天皇の気持ちが分かるような気分になる。
最終更新:11月25日7時50分
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