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「アメリカにおける代理出産と母子関係」 織田 有基子氏 から 引用
代理出産契約が認められるか否か、
また代理母から生まれた子の母親は誰かにつき制定法を置いている州は決して多いわけではなく、
またその州法の内容もさまざまである。
代理出産契約を有効とする制定法を有する州として、
例えば、アーカンソー、フロリダ、イリノイ、ネヴァダ、ニューハンプシャー、
テキサス、ヴァージニア、ワシントン、ウェスト・ヴァージニアが挙げられる*8。
このうち、ネヴァダ、ニューハンプシャー、ワシントン、ウェスト・ヴァージニアの各州は、
報酬や対価を求める代理出産契約の締結を禁じている。
また、アーカンソー、ネヴァダ、ニューハンプシャー、テキサス、ヴァージニア、ワシントンの各州は、
明文規定を以て、親となる意思を有する者を親としているが、
ヴァージニア州は場合によっては遺伝上のつながりを有する者を親とする。
反対に、代理出産契約を無効とする制定法を有する州は、
アリゾナ、コロンビア特別区、インディアナ、ケンタッキー、ルイジアナ、
ミシガン、ネブラスカ、ニューヨーク、ノース・ダコタ、ユタなどである。
そして、コロンビア特別区、ミシガン州、ニューヨーク州のように
刑罰を以てこれを禁ずる州もあれば、刑罰を科さない州も存する。