07/11/21 15:47:44 g2Ki5hMW0
>>589
そうですね、仏壇の中には一体何があるの?という疑問は
当然出て来ますよね。
読んで字の如し、「仏」を安置する「壇」が「仏壇」です。
一般的に亡くなった先祖の位牌を置くための物だと思われていますが、
仏教(宗派を超えて)の解釈ではちょっと違ってきます。
亡くなった人は、仏様の助けの力によって「仏様の国」に行き、
自らも仏様になるという考え方をします。
仏様になった先祖は、今度は子孫を助け「仏様の国」へ導くために働くのです。
つまり、生きている人達が「先祖が迷わぬように供養せねばならない」のではなく
「私たちを導いてくれてありがとう、いつか私も同じ場所で仏様になれるのですね」と
感謝の気持ちで手を合わせるための対象物が仏壇です。
つまり、本尊として真ん中に安置してある仏像は、
「仏様の国」を作った仏様=先祖=未来の私 というわけです。
必ずみんなが一ところで同じ境地に至る事ができる喜び、これを仏教では
「倶会一処」と表現しています。