07/09/27 10:01:06 sBniL8R80
◆【弁当箱に射精】
学校がいくら気付かなかったふりで隠そうが、周囲は、畑山君がイジメを受けていたことを
とっくの昔から知っていた。
別の同級生の証言。
「畑山の机の中や鞄に紙粘土が詰め込まれていたのは1年くらい前です。それに、頭のサイドの
髪だけをハサミで短く切り取られ、モヒカンのような髪形になっていたこともあったくらいです
から、誰でも気付きますよ。ただ、Xはスポーツマンの癖にヤクザみたいな男ですからね。注意
したりすると、こっちがXにボコられるから・・・・」
畑山君が窮地に立たされていたことは、学校の部外者すら気付いていた。例えば、畑山君が頻繁
に訪れていた学校近くのお好み焼き屋の店長は、こう話す。
「ほぼ毎日、放課後に100円のお好み焼きを何枚か買いに来ていました。多いときは4つ。ときどき
話すと、最初は”お使い”って言っていたけど、そのうち、”パシられてる(パシリにさせられて
いる)”とか愚痴を言うようになって・・・・・。滝川高校の別の生徒から、”彼がイジメられて
お金を取られてる”って聞いた事もあって、心配して、”イジメられてんのか”って尋ねたことも
あったんだけどね。明るい子でお店に来たときも”あざーすっ”って挨拶もしてくれたけど・・・。
今年の6月頃から来なくなったね。お金を作るためにバイトして、来れなくなったんかなぁ」
無理やり髪をカットされたり、パシリをやらされたり・・・・。細心の注意を払わなくても、イジメ
の要素は容易に周辺から発見されたはずだった。
だが畑山君のケースには、典型的なイジメの範疇に納まらない点が一つあった。拷問、あるいは
虐待と言ったほうが近いほど、内容が凄惨だったのだ。
【続く】