07/08/17 07:49:53 x6Afeq3h0
募金も計画通り集まり渡米から手術まで滞りなく済んだ。
因みに動脈管開存症の結束手術は4~5時間で、入院は4~5日が普通である。(カテーテル使用の手術もあるが説明を省略します)
術後は経過観察のため暫くおとなしくしていなければならないが、異常無しと判断されればすぐにでも普通の子と同じ様に暮らせるのである。
しかしここで大きな問題が発生した。
既に次の救う会による募金が決まり、自分達のことは風化していると思って、
国内の様子を確認するため先に帰国した父親が見たものは、未だに燻り続ける自分達の問題、そして自称救う会広報の独断問題発言である。
「話が違う」父親は脚本家に詰め寄る、「自分達が蒔いた種だろ、自分達で何とかしろ」シナリオから
逸脱したストーリーを修復できず責任転嫁する脚本家。
事実上救う会は空中分解してしまった。
ドラマの起・承・『転』の部分で取り残されてしまった主役たち、結をむかえるのは何時になることか・・・
一部私の主観による創作を加えさせていただきましたが、如何なものでしょう。
時間的な流れで多少前後する部分もありますが、私の文才のなさと笑っていただけたら幸いです。
もちろん私はこれが全て空想で、尊い犠牲の下新たな命を授かったさくらちゃんが、
生きる意味について考え、たとえ移植後の生存年数が短くとも、1日1日を有意義に過ごし、
出来れば後に続く者達の道標となられんことを願い、彼女達が問題提起した国内においても未成年者間の臓器移植が実現できるように願っています。