07/05/25 11:31:10 OXYN4kS70
以前読んだ、死刑囚の手記に、韓国人による
日本人の子供の人身売買の生々しい記述があった。
戦災孤児が、上野で韓国人ヤクザに拾われて、
スリと男色を仕込まれて、韓国ヤクザのもとで生きる場所を得るのだけど、
容貌の良かった少年(戦災孤児)は、ある日、
同じように韓国人ヤクザに囲われてた少女の売春婦と、船に乗せられる。
少年の目の前で、少女は焼いた針で目を潰されて、ペンチで歯を抜かれる。
少年も同じ目にあうはずだったが、人買いの気が変って、
船員の奴隷として、人身売買に関わっていくことになる。
少年は、ある日、船ごと日本の警察に捕まって、練馬鑑別所に収監。
そこで男色漬の生活を送り、更生しないまま、男娼として社会の底辺に沈み、
やがて死刑となる。
本の主題や帯は、男色経験だけど、社会の底辺を生きた人だからこそ経験できた、
朝鮮ヤクザの人身売買や、孤児からの搾取のリアルな記録としての価値もある。
本は河出文庫。今、手元にないから詳細は調べられないけど、
まだ絶版になってないと思う。
私は昭和50年代生まれで、太平洋側の海沿いの田舎で育った。
よく「帰りが遅いと朝鮮人にさらわれる」って、大人に脅かされてた。
たまに不審船や麻薬がらみで、港や浜に警察が聞き取りに来るし、
大人の脅かしは、デタラメじゃなかったのかもしれないと、
ペッパーランチの事件を耳にして、とても怖くなる。