07/06/10 19:32:03 0
小学校のとあるクラスが、担任の提案で百物語をやることになった。
暗闇でろうそくを100本ともし、一人が怖い話をするごとに1本ずつ火を消していって、100本目を消し終えたら幽霊が現れるっていう、あれね。
先生も生徒もお遊びのつもりで、夜教室に集まって百物語を始めた。
先生は生徒に「百物語の最中は、何があっても話し手以外しゃべってはいけない」と言い聞かせてた。
先生を筆頭にみんなが怖い話をして、着々とろうそくの火は減っていった。
長い時間だったから、途中で何人かの生徒がトイレに立ったんだけど、その生徒は全員真っ青な顔をして戻ってきた。
でも話し手以外は私語できないから、何があったか言う生徒はいない。
そんなこんなで100本目のろうそくが消えて真っ暗になった。
すぐに電気をつけたけど、幽霊が現れる気配なんかなかったから先生も生徒も笑ってた。
でも、途中でトイレに立った生徒数人が真っ青な顔で言い出した。
「トイレの入り口の横の暗がりに、何か白いものがうずくまってた」って・・・。
トイレに行った生徒はみんながみんな口を揃えて言う。
トイレの横の暗がりに、人間なんかとは違う、白くてつるつるの、いんげんまめみたいな「何か」が、こちらに背を向けてうずくまっていたんだ、と。
「何ですぐ言わなかったんだ」と慌てる先生。
「だって先生が、百物語の最中は何があってもしゃべっちゃいけないって言うから」と生徒たち。
結局それが百物語の幽霊だったかは謎のまま。
昔、怖い話の本で読んだ話の一つ。
子ども向けの本なのに、今思い出してもめちゃくちゃ怖い。
形や正体がはっきりわからない幽霊のほうが、実は貞子とかよりずっと怖いのかもしれない、と思う。
夏ホラーでも、こういう感じの恐怖を味わいたいです。