07/06/08 21:43:03 0
>>790
気分転換に。変な方を。
僕はメニューを開いたとたん、めまいを感じた。何だよ、横文字ばっかりじゃん。
ヤバイ、彼女が不安と期待の入り混じった目で僕を見ている。
ふ、こんなこともあろうかと、ちゃんと調べてきたんだ。ポケットからコソコソとメモ用紙を取り出す。
Menu Degustation
え……と、なんて読むんだ?まあいいや。ウェイター。
「セルヴールとお呼びください」
うわ、いけすかないやつ。見ろよ、彼女が笑いをこらえてるじゃないか。
しかし、ここで切れるのは大人気ないからな。メニューの中から、メモと同じ見出しを見つけて指差す。これをちょーだい。
「かしこまりました」
ウェイターはそれを確認すると、店の奥に引っ込んだ。
*******
……なんだこれ、テレビで見たことあるぞ。確かスズキのパイ包みとかいうやつだろ。
あのー、ウェイターさん?
「セルヴールとお呼びください」
ごめんなさい、せるぶーるさん。
「セル”ヴ”ゥール、です」
僕が頼んだのは、小皿料理がいろいろ出てくるコースのはずなんだけど。
「…………」
ん?なに顔を真っ赤にしてるんだ?
「フランス語なんか読めねぇんだから、仕方ねぇだろっ!」
ぎゃ、逆切れかよ……
長くてゴメンよ。しょーもなくてゴメンよ。