07/11/09 23:30:57 NBiyNh0U
虐めに関するよくある勘違いと正しい見方
其の零「虐められる側にも原因がある」
虐めの原因は唯一、虐める側の慈愛心(包容力、想像力、表現力、忍耐、思いやり)の欠如である。数ある選択肢の中から自由意志でそれを選んでいるのは行為者である。被行為者に原因を求めるのは行為者の甘えである。虐めの原因は100%、行為者側にある
其の一「学校を何度変わっても虐められる。これは虐められる側に原因がある証拠だ」
この場合、本当の原因は「どの学校にも多様な個性を受け入れられない未熟者がいる」である。「多数派は正しい」という錯誤を盲信してはならない
其の二「虐められる側が変わったら虐めが止んだ。これは虐められる側に原因があった証拠だ」
この場合、本当の原因は「虐める側に虐める理由・口実がなくなったこと」である。行為者(の考え)が変わらなければ行為は止まない。これに似た錯誤として「祈ったら病気が治った→祈ったことが治った原因」がある
其の三「弱いから虐められる。強くなればいい」
同上で、論点のすり替えである。対処法の一つとして必ずしも間違いではないが、これによって虐めの原因が無くなる訳ではない
其の四「虐めは人格に問題がある者を矯正する手段」
人格矯正に必要なのは広く豊かな経験や知識であって、虐めでなければならない必然性はないどころか却って人間不信を増しかねない。この場合、矯正すべきは寧ろ「虐め以外の手段を知らない」者の浅はかさである
(続く)