06/12/31 10:32:22 hzBrDqwc
まず障害者が就職を決めた段階で、健常者と『区別』されてるという現実を認識
したほうがいい。どういう事かと言えば、今まで何度も書いているんだが、
採用した企業が、障害が理由でその障害者には出来ない仕事がある部署に、
障害者を配置するわけがないからだ。
つまり障害者が就職を決め、配置が決まった段階で、「障害を理由とした
ふるいわけ」、すなわち区別が行われているんだよ。
障害があっても出来る仕事の部署に配置されるって事は、裏を返せばその部署
以外での仕事は難しい、あるいは無理だってことだ。
これを考えれば、
「健常者と対等の成果を挙げた障害者は健常者と対等であるべきだ。」
(=雇用時、あるいは雇用前の段階で障害者を区別するのはおかしい)
「健常者以上に成果を挙げないと、障害者が健常者と対等と認められないという
のはおかしい」
とする論調が、いかにピント外れかというのがわかるだろう。
障害者が健常者と対等の結果を残せたと言うのは、障害に関りなく働ける部署に
配置してもらえた結果でしかない。つまり上に書いたような区別のおかげで、
健常者と変わりなく働けて、同等の成果を出せましたって事に過ぎない。よって、
「健常者と対等の成果を挙げた障害者は健常者と対等である。」
という事にはならない。どうしてもそう主張するなら、上に書いたような、
障害があっても働ける部署に配置するという「配慮」を、完全に無用だと否定したうえで
なければならない。