07/10/28 11:38:33 qMH8O4jf
最近「難しいことはわかる」のに、「簡単なことはわからない」人をよく見かける。
今までは、周囲の人がどんな思考をしてるかとか関心なかったのですが、
自分見つめを始めてから、他人との比較をする必要が生じ、そのために観察する機会が増えたのですね。
直感論理の知識があるのであれば、当然、その基礎として古典論理の知識も習得済のはず。
しかし彼にはその知識はないようだ。
つまり「難しいことはわかる」のに「簡単なことはわからない」人。
なぜこのような状況になるのかを前に分析したことがあります。
一歩ずつコツコツと基礎から理解するのではなく、いきなり結論だけ理解してる。
こういう人の特徴は、難しいことへの理由付けが「詭弁のオンパレード」な点。
いままでわかってない部分を詭弁で穴埋めしてわかったつもりになってきたのでしょう。
もともと先天的に与えられた能力以上に学習して、
深く理解しないまま無理に詰め込んじゃった人なのかな?とも思います。
オーバーアチーバーと呼ばれる人なのかも。
いきなり答えみて答えを覚えるという学習スタイルが生んだ現代の怪物なのかもしれません。
覚えた答えと、問題文の間を埋める知識がない。
だからときには語呂合わせなんかで埋め合わせしたり。
そして埋め合わせできればなんでもありという癖が付いてしまったと。
いざ自分で何かを論証する段階になって、自分が用意した答え(多くの場合その人に都合のいい結論を用意する)への理由付けをするときに、
この癖がでてしまうのでしょう。
俺的にはそういう思考をしてるとかなりやばいと思うよ。
詭弁を使えば自分の都合のいい結論に簡単にたどり着けるのだが、
その自分に都合のいい結論が正しいのかどうかの評価ができない人間になってしまう。
都合がいいかどうかでしか物事を図ることができない。
ま、あなたは多数派なもんで、俺よりは楽な人生なんだろうけどね。