07/10/23 15:36:22 D7EDLeki
2chにこんなにまじめなスレってあったんですね~。
私は今中学に通う長女が10年前に「自閉症」の診断を受けたことがきっかで、
自分が実はアスペなのだと自覚しました。わかった後の方が気持ちが楽になって
人生前向きに考えられるようになりましたけどね。
小さい時から協調性のない自分を心配して、親がいろいろな運動サークルや
部活に小学校3年生くらいから入れられたので、「調教されたアスペルガー」で
あったため、逆にリーダー的な役割につくことが多く社交性も普通の人以上に
あります。偏差値60レベルの大学を卒業して、大手証券会社に勤務しました。
そこでも知らず知らずのうちに、アスペの長所である部分を活用して生きていき
ましたので、29歳でトップ選抜で課長代理にも抜擢され、当時花形だった、
デリバティブのセクションでチーフトレーダーとしても活躍できました。しかし、
その後、33歳で営業部門課長に昇格した時に、私のアスペルガーとしての負の面が
持ち上がってきます。「協調性がない」専門職的な仕事であれば、自分でやってしまえば
良いわけでトラブルも起きないわけですが、13人の部下を持ちチームプレーの
司令塔的立場になった時に、「自分自身にとても多く違和感やストレス」を感じる
用になりました。学生時代にもなぜかリーダー的な役割を担わせられていましたが、
その時も自分自身に違和感を感じていて、いつも「ちゃぶ台返し」したくなる欲求
を抑えて生活をしていました。結局35歳の時に退職。今では、従業員5人の零細会社
の社長をしています。自分の人生に前向きになれたもう一つの理由があります。
それは、知り合いの社長に勧められて入会したロータリークラブに入ったことです。
企業経営者や医師・弁護士・公認会計士・税理士・大学教授など地元の名士といわれる
方たちの親睦団体なんです。入ってみてびっくり、一代で従業員1,000人店頭公開
はした社長にしても、地域の中央病院の院長、公認会計士などなど。皆、どこか
アスペチックな方ばかりなんです。(中には55人中15人はアスペの診断してもおかしく
ないって人がいるほど)あれほど、社会生活の中で違和感をもって生き、そしてそれをさとられまい
として必死に演技をして生きてきた自分にとっては目から鱗でしたね。
アスペの「障害」である部分の受容は必要だと私は思います。しかし、
負の部分に悩むのではなく長所の部分をどううまく使って生きていくかってことが、
大事ではないかと思っています。何かを成し遂げる人、医者・弁護士など最難関試験
を突破する人って、逆にアスペの長所を最大限に生かしているんだろと思います。
もちろんよき理解者が必要です。私の場合ビジネスパートナーである専務には自分の
障害特性をすべて話してあります。視覚化・構造化もされていますし、コミュニケーション
ボードなども事務所の中にはあります。