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今月の新刊
「高学歴ワーキングプア-「フリーター生産工場」としての大学院」
(光文社新書)
大学院重点化というのは、文科省と東大法学部が知恵を出し合って練りに
練った、成長後退期においてなおパイを失わんと執念を燃やす“既得権維
持”のための秘策だったのである。
折しも、九〇年代半ばからの若年労働市場の縮小と重なるという運もあっ
た。就職難で行き場を失った若者を、大学院に釣り上げることなどたやすいこ
とであった。若者への逆風も、ここでは追い風として吹くこととなった。
成長後退期に入った社会が、我が身を守るために斬り捨てた若者たちを、こ
れ幸いとすくい上げ、今度はその背中に「よっこらしょ」とおぶさったのが、大学
市場を支配する者たちだった。
(本文より)
はじめに
第1章 高学歴ワーキングプアの生産工程
第2章 なぜか帳尻が合った学生数
第3章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか
第4章 大学とそこで働くセンセの実態
第5章 どうする? ノラ博士
第6章 行くべきか、行かざるべきか、大学院
第7章 学校法人に期待すること
おわりに
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