07/03/15 01:18:37 phok46oX
寝る前に覗いてみたら駄目フリーターの私にこんな励ましが!?
調子こきまくって続き書かせて頂きます
そうこうしている間にも留まるところを知らない尿意に限界を感じ
再度渾身の力を込めて戸を引くと、以外にも扉はすんなり開いた
バランスを崩した私は黒髪に倒れこむ形となってしまう
細身の体躯からは想像も出来なかった筋肉の感触が伝わってくる
恥ずかしい程真っ赤になる顔を楽しそうに見下ろす黒髪は
その体制のまま、再度荷物置き場に私を連れ込んだ
後ろ手に引き戸を閉めると、形の良い長い人差し指を自らの口元に押し当てる
「生意気な猫にはしつけが必要ですね、静かにして下さい
露出狂が起きると面倒ですから」
白檀の様な仄かな香りがする どうしてこんなに良い香りがするのだろう
頭がボウッとしてきたが、強い尿意で我を取り戻し下腹部に力を入れる
すでに膀胱は限界だ
モジモジ動く私を見て笑いを堪えきれないらしい黒髪がクスリと笑う
「本当、わかりやすくて可愛いですね、タマは」
黒髪の腕から逃れようとしたが、逆に痛い程抱きすくめられ
顔をしかめた私の唇の間に、黒髪が静かに指を滑り入れた
指は生き物のように口内を蠢くと、舌のピアスに辿り着いた
金髪にもらったピアス
「…何度見ても本当に悪趣味ですね」
ピアスが舌から器用に外され、唾液の糸と共に口から取り出されると
黒髪がそれを口に含む
呆気に取られる私から体を離すと、いつもの微笑みを浮かべていた
「今回だけ許してあげます」
トイレから出てくると、ソファーで寝こけていた金髪が目を覚ましたらしく
つり上がり気味の目を一層細くして不機嫌そうに立っていた
次第に意識が覚醒してきたのか、いつもの馬鹿面になる
「ん~…あ、ポチ公!」
この役に立たない間の悪い男め
やや理不尽な怒りを向けた私の頭を、乱暴にがしがし撫でさする
「んだよ?その顔…訳わかんねぇ奴だな!」
ぐしゃぐしゃにされた頭をどつかれ前につんのめった私は
そのまま床に衝突した
「バ~カ!ポチ公、マジだっせぇ」
金髪は起こしてくれる気もないらしく笑い転げている
…ピアスのこと、いつ気付かれるかな